1.会社での出来事

「木はずみ」と板入れと。

明日からは今月2回めの三連休。しかし天気予報は生憎の雨の予報。


外仕事をするなら今日しかないな、との思いで、午前中は先日、仕入れた桐丸太の「木はずみ」(桐丸太をどこで切って、どの厚みに製材するかを決める)に製材所まで行ってきました。


今年の秋の仕入れは2回に分けて、今回は第一弾。今回仕入れた桐丸太は20本。細い丸太が多く、木はずみに苦労しましたが、親方の意見も聞き、無事に終えました。


そして午後からは、昨年の10月に干した板を倉庫に入れる作業「板入れ」を行いました。少し前に、7分板だけを入れたのですが、今日は、残っている3分板、4分板を全部入れます。


午前中に木はずみし、製材された板が数週間後に来るので、板干場を空けなくてはならないのです。職人さん達、全員で時間にして約2時間で終わりました。


倉庫に入れた板。山のように積み上げますが、来年にはだいぶ少なくなっています。


その後は、製材後にやってくる板のために草を刈ります。鎌しかなかったのですが、急遽、コメリで刈払機を買い横山さんが草を刈ります。


お陰様で、板干場はスッキリしました。明日、雨が降らなければ私が他の板干場の草刈りだな。

明日も全力で頑張ります。

桐チェストの組み立て 大阪府F様の桐チェストを作る3

昨日は、チェストの本体を固め地板に足を回したところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


立側(本体)が完成し、継ぎは引き出し周りに入ります。引き出しの材料を出してもらい、長さ切りで、カガミ板、ホテ板、先板、底板をそれぞれの幅、長さに切っていきます。


カガミ板(引き出しの前板)を仕込んでいます。仕込むとは、引き出しが入る場所に、カガミ板を当てながら、隙間がないようにピッタリとカガミ板を合わせていく事を「仕込む」といいます。


今回のお客様のチェストの引き出しは、「板目」をご希望いただきました。横に直線の「柾目」に対して、板の木目を引き出しの前に使います。


カガミを仕込んだら、その大きさを先板に写していきます。先板の上にカガミ板を乗せて、シラガキで写します。


ホテ板と先板のホゾ組みを昇降盤で取っていきます。


引き出しの枠を組んでいきます。ホゾ組みと木釘で枠を打っていきます。


カガミ板とホテ板を木釘で打っていきます。今回のご注文は引き出しは「木釘打ち」仕様です。


今日の私は、ご注文をいただきました桐たんすの板を切っていました。主に、裏板、タイコを中心に切りました。写真の板は直径が約2尺(60cm)もある太い板でした。少し曲がっていますが、短く切って裏板に使います。

明日も全力で頑張ります。

桐チェストの組み立て 大阪府F様の桐チェストを作る2

先週は、大阪府のF様からご注文いただきました桐チェストの制作に入りました。先回は、上板と立側のホゾを取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


棚板の立側に入る部分を昇降盤で欠いて、ノミできれいに取っていきます。


立側に棚板を入れ込み、上板のホゾを組み合わせ、本体を固めていきます。


立側と上板のホゾに接着剤を入れてホゾを合わせていきますが、手で叩いて入れた後に、木槌で叩いて少しずつ入れていきます。


本体を固めたら、裏板を長ハタガネで締めて木釘で打っていきます。


木釘は均等に打っていくので、木釘の並びが美しいです。


裏板を打ったら、地板に前足をシャコ万で付けます。チェストの下の部分です。


このチェストは、地板の下に四方、足を長ハタガネで付けていきます。


今日の私は、柾が少し足りない感じでしたので、倉庫から柾を選んで持ってきて切り、柾割機に通して、柾を割っていました。

明日も全力で頑張ります。

桐チェストの組み立て 大阪府F様の桐チェストを作る

今日からは、大阪からご注文をいただきましたF様の桐チェストの制作をお伝えしていきます。
F様のご両親が新潟県の方で、カタログのご請求を頂いており、大阪に住むお嬢様へ送っていただき、ご購入いただきました。


木取り(立側)を出して、長さ切りでそれぞれの長さに切り分けていきます。


お客様に一枚ずつの図面があります。これを元に桐チェストを制作していきます。


それぞれの長さに木取りを切り分けたら、材料をカンナ掛けしていきます。


チェストの上板に合わせて棚板の立側に入る寸法を決めていきます。


上板に入るツカの位置をシラガキで印を付けていきます。


上板と立側のホゾを機械で取ります。


地板が立側に入る部分を毛引きで墨をしています。


今日も親方が工場にやってきました。昨日からの柾割の仕事の続きです。いつもながら工場に来ると元気になるようです。出来る限り、仕事を作ってやりたいと思います。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る9

昨日の横浜→静岡への桐たんすのお届けの疲れを引きずりながらです。埼玉県S様からご注文いただいております和たんすの制作ですが、一昨日は、引き出しの底板をカンナ掛けするところまでをお伝えしましたが、今日で最後の工程です。


今日も親方が工場に来て、昨日までに用意していました「柾」を割る仕事です。


観音開きの中にある小引き出しの底板をカンナで仕上げていきます。


下台の大きな引き出しの先板を削りながら、引き出しを本体に入れていきます。


引き出しのホテ板(側板)を削りながら、引き出しを本体に入れていきます。


引き出しが本体に入るかどうかを確かめながら、入れては確かめ、出しては削るを繰り返して、密閉度の高い引き出しが完成します。


ヘギ(衣装盆)の底板をカンナ掛けして仕上げていきます。


ヘギ(衣装盆)の角を、まとめてカンナで丸くしていきます。


観音開きの扉をカンナで仕上げていきます。こうして、和たんすが完成しました。この後、塗装、金具付けを経て、点検、梱包してお届けとなります。


今日の私は、柾を組んでいました。親方が割った柾を、奥様が柾目を真っ直ぐに直し、私がご注文いただいた、たんすの柾を組んでいくという流れです。

明日も全力で頑張ります。

横浜→静岡まで桐たんすのお届けでした。

数週間前から今日のお届けのために、お客様と日程の調整を重ねてきました。何度もお電話をさせていただき、お客様の都合を聞き、私共の予定を合わせ、色々と無理も聞いていただき、今日のお届け日が決まりました。

今日の起床は午前3時40分。関東地方にしては異常に早い時間ですが、一軒目のお客様の時間が限られていたため、この時間に起床し、工場で職人・横山さんを待ち、午前4時30分に出発です。


いつものように関越高速の高坂SAで休憩し、鶴ヶ島から圏央道→東名へ。そして横浜町田ICで下車して、保土ヶ谷BPを走ります。以前も、このルートでお客様のところへ行った時に、大渋滞でしたのでかなり早く出発したの、この道路を走るから。案の定、大渋滞。


オイル仕上げの再生たんす。

大渋滞の中、何とか南区のお客様宅へ、再生たんす2本をお届けさせていただきました。U様、ありがとうございました。


その後、戸塚区の2軒目のお客様宅へ向かいます。南区からは約40分。
2軒目のお客様も再生たんす2本をお届けさせていただきました。S様、ありがとうございました。


その後は、横浜新道(?)を走り東名まで。横浜町田ICから静岡県を目指します。3軒目のお客様は、静岡県沼津市のO様。以前、静岡県で行いました展示会にお出かけいただき、小袖たんすをお求めいただきました。
素敵なマンションにお引越しされたとのことで、新しい畳の和室にピッタリと収まりました。O様、ありがとうございました。

その後は、東名→圏央道→関越と戻り、工場に到着でした。今日は私一人でずっと運転。さすがに、新潟→横浜2軒→静岡(沼津)は疲れました。

今日は早く寝ます。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る8

埼玉県S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、引き出しの底板を木釘で打つところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


ヘギ(衣装盆)をの枠を固めています。ヘギのカガミ板とホテ板を木釘で打っていきます。


ヘギの底板を枠に乗せて、大きさを見ています。


ヘギの底板を、ハタガネでで締めながら木釘で打って止めていきます。


底板を打ったヘギを重ねていきます。


底板を打った引き出しを、並べていきます。


引き出しの底板を、カンナをかけて仕上げていきます。


今日の私は、注文が入ったたんすの「柾」を切っていました。倉庫から、注文に合う「柾」を選んできて、注文に応じたサイズで柾を切っていきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の和たんすを作る7

週末は京都での展示会でした。2日間共に京都は猛暑。35度、36度と続き、さすが京都!本当の暑さを体験しました。
夕方展示会を終え、昨日の深夜に工場に到着しました。さすがに今日は疲れとの戦いでしたが、やはり歳をとってきたなと感じる日々です。

埼玉県S様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、引き出し周りに入り、衣装盆の底板をカンナで仕上げるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。


カガミ板(引き出しの前板)を仕込んで、(引き出しがピッタリと隙間なく入るように、本体に引き出しのカガミ板をあわせていくことを仕込むといいます)仕込んだカガミ板の大きさを先板に写し、先板の木口を、木口カンナで削っています。


カガミ板とホテ板の組みて(蟻組み)を取ります。


昇降盤で、先板のホゾ組みの切れ目を入れます。


毛引きでホゾ組みを取ります。


引き出しの枠を蟻組、ホゾ組と木釘で固めていきます。


引き出しの底板を木釘で打っていきます。


底板はドリルで穴を開けてから、木釘を打っていきます。このドリルの刃は、木釘の大きさと合うように作られています。


今日の私は、またまた丸盆の材料がなくなったので、7分板を切り、手押しカンナで均して、丸盆を組み貼るところまでを終えました。

明日も全力で頑張ります。

京都で展示会を行っています。

昨日の午前7時にトラックで弟と2人で工場を出発し、午後に京都に入りました。
午後からは準備をし、いつものように近くの平安神宮にお参りして、今日を迎えました。

伝統的な桐たんすから現代的なチェストまで展示しました。

京都の気温は34度。朝から暑いです。


小物類も制作しました。

どうぞ、京都を始め、関西地方にお住まいの方々、お時間を見つけてお出かけいただければ幸いです。

心よりお待ちしています。

新潟テレビ21の取材でした。


今日は、新潟テレビ21の取材班の方々が桐の蔵の工場にお越しいただき、撮影で行われました。


何でも、新潟に住むよしもと芸人という方々がいるそうで(すみません知りませんでした)、その中のお一人の、「チカコホンマ」さんがレポーターとして桐たんすの制作なども体験されました。

さすが芸人さん、とっても明るい方で、レポーターとしても引き出しも奥が深く、進行も素敵でした。


親方、ホンマさん、鈴木のスリーショット。
昨日に引き続き親方もちょうど工場に来ており、職人さんみんなで撮影に参加させていただきました。

久しぶりのテレビの撮影でしたが、スタッフの皆さんも本当に良い方々で、いい雰囲気で撮影が出来ました。


ホンマさんを囲んで、桐の蔵のみんなで。

スタッフの皆様、本当にありがとうございました。今日撮影された放送は、9月14日(土)新潟テレビ21の「まるどりっ」 10:25~10:40だそうです。

お時間ありましたら、ご覧いただければ幸いです。

明日も全力で頑張ります。

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