2025年 1月 の投稿一覧

京都府K様の和たんすを制作する2

京都府K様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、下台立側の内側をカンナで仕上げます。

タイコをカンナで仕上げます。

ホゾを取った上板。1寸3分(約4cm)木目が美しいです。

下台のホゾを取り、留め型を使ってノミで留めを作って行きます。

立側下台。木目が美しいです。

昨日の朝は、除雪車の音で眼ざめて飛び起き、ダッシュで自宅玄関前、自宅前車庫、工場と三か所を立て続けに除雪。その後、新幹線に飛び乗り東京へ。展示会最終日で店頭に立ち、搬出。そして夜に帰宅しました。除雪は新潟県に住む人の宿命ですね。

ニッポンの手仕事を残していきたい。

日本の職人の技術や文化を残していきたいと活動している「ニッポン手仕事図鑑」という会社があります。

そんな会社が、高い技術と熱い想いを持っているにもかかわらず、世間から注目されずに埋もれている職人が、日本にはまだまだたくさんいる。と言います。

「残された職人がたった1人」という産地もある中で、このままスポットライトを当てられなければ、衰退してしまう工芸品や特産品があるかもしれない…。

そんな最悪のシナリオを打ち壊すためにと、「ニッポンものづくりフィルムアワード」が開催されました。

桐の蔵のモノづくりの現場、日常を、五十嵐巽さんから撮って頂き、応募してくれました。結果は、入選しませんでしたが、一次審査通過作品として、ご覧になれます。

「加茂桐箪笥」の伝統、技術を後世まで伝えるために。

ご覧いただければ幸いです。

京都府K様の和たんすを制作する

今日からは京都府K様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、図面を渡して、これ一枚で」和たんすを制作していきます。

木取り(部材)を出して、長さ切りで、それぞれの長さ、幅を決めていきます。

和たんすの木取り(部材)

本体上台の裏板をカンナで仕上げます。

立側下台の内側をカンナで仕上げ、定規を当てながら平らになっているかを確認しています。

週末は東京で箪笥組合主催の展示会に行って来ました。鉛色の空と雨と雪の新潟と違って、東京は天気が良いですね。毎朝のランニングも気持ちよく出来ました。

兵庫県F様の和たんすを制作する21

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、引出しの底板をカンナで仕上げます。

小引き出しのホテ板をカンナで削りながら、本体に入れていきます。

引出しを削っては本体に入れる作業を、何度も繰り返し、密閉度の高い引出を仕込んでいきます。

大きな吸盤で仕込んだ引出しを擦って引き出します。

引出しの仕込みが終わったら観音扉に入ります。

最後の観音開きを仕上げたら完成となります。この後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包してお届けとなります。F様、ありがとうございます。

兵庫県F様の和たんすを制作する20

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、丸盆をまとめてハタガネで締め、カンナでホテ板を仕上げていきます。

同じく、丸盆のカガミ板と先板を仕上げます。

丸盆を仕上げたら、本体に入れてサイズが合っているかを確認します。

引出しをひっくり返して台に乗せ、引出しをカンナで仕上げます。

最終的な仕上げなので、カンナ屑をしっかり出して仕上げていきます。

雨。昨日からの雨で雪が消えてきました。冬ではないみたいです。

兵庫県F様の和たんすを制作する19

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、丸盆をひっくり返して台に乗せ、底板をカンナで仕上げていきます。

引出しの底板を木釘で打って止めていきます。底板の木目が幅広く、美しいです。

木釘を打っていきます。木釘の配列が美しいです。

引出しのホテ板に、持ちやすいように、手掛けを掘ってあります。

小引き出しの底板を打つために、接着剤を塗っています。

曇り。気温は高いです。今週はこんな感じなのでしょうか。

兵庫県F様の和たんすを制作する18

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、引出しの先板に木釘を打って止めていきます。

小引き出しの先板のホゾとホゾの間に、木釘を打っていきます。

引出しの枠を固めます。

小引き出しの枠を固め、ハタガネで締めて固定します。

小引き出しのホテ板とカガミ板を組んでいきます。

晴れ。気温が上がって来ました。雪が消えていきます。

兵庫県F様の和たんすを制作する17

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、ホテ板のホゾのカッターを入れ、シラガキでホゾをきれいに取っていきます。

引出しの先留めの部分を、留め型を当てながらノミで留めを作って行きます。

蟻組みとホゾ組を取った、引出しのホテ板。

ホテ板の先留めの部分。高度な技術です。

ホテ板の内側をカンナで仕上げます。

晴れ!晴れ間が覗き、雪が少しずつ消えていきます。

兵庫県F様の和たんすを制作する16

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、本体立側が完成しました。

丸盆の底板をピッタリ合うように、カンナで削って調整していきます。

丸盆の底板を木釘で打っていきます。

引出しのホテ板の厚みを、ケヒキで取っています。

ホテ板のホゾを取るため、昇降盤でカッターを入れていきます。

雪。 意外とたくさん降りました。

兵庫県F様の和たんすを制作する15

兵庫県F様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、丸盆の内側をシラガキできれいに取っていきます。

内側の丸を作るために、桐を内側に貼っていきます。

隅丸サンダーという機械で、丸盆の内側を丸く削っていきます。

丸盆の底板の長さ、幅を長さ切りで切っていきます。

丸盆の枠の本体。

雨。この雨で雪が消えてきました。だいぶ動きやすくなりました。