2018年 12月 の投稿一覧

今年一年、ありがとうございました。

天気予報通り、新潟は午前中から雪が降り始め、あっという間に、積もりました。
早いもので、桐の蔵は今日が仕事納め。毎年のことながら、掃除を終え、誰もいなくなった事務所で一人、この一年を振り返っています。


午前中から雪が降り始めました。

今年は、大雪、酷暑、台風、水害、地震と日本全国で災害が相次ぎました。
また、被害に遭われました皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

今年を振り返りますと、大雪の2月に新潟県の朝日新聞さんから取材いただき、桐の蔵の再生たんすの仕事を新聞に紹介いただきました。また、今月は、雑誌「美しいキモノ」で取材いただき、紙面にて桐の蔵の桐たんすをご紹介いただきました。

そして今年の大きな出来事は、4月に大阪の大切なお客様へ桐たんすをお届けした帰り、朝から具合が悪かったのですが、我慢の限界を越え、道中の滋賀医大病院に緊急入院、
急性虫垂炎で、緊急手術を体験しました。

人生初の手術は、今となっては私の生活を少し変えました。そして翌月は、長男の入院と、心配をおかけした2ヶ月間でした。

また今年も桐たんすのお届けに、鳥取、岡山、広島、山形、富山、石川など日本各地にお届けさせていただき、お客様とのご縁を深めさせていただきました。

今年も各地で行いました桐の蔵の展示会を初め、ホームページでご縁をいただきました、多くのお客様、まだ顔を合わせたことのないご注文を頂いたお客様など、桐の蔵をご支持いただいた多くのお客様のお陰もあり、この一年、無事に過ごすことができました。この場をお借りし、お礼を言わせていただきます。「ありがとうございました」

2019年桐の蔵は、「感謝と喜んでいただけるものづくり」を目指して、進んで参ります。来る年、2019年が皆様にとって良き年でありますよう、心からお祈り致します。

桐の蔵   桑原 隆

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る その7

昨日は、小袖たんすの引き出し6個と小引き出し3個の枠を固めていきましたが、今日は、引き出しの底板を木釘で打っていきます。

引き出しを固めています。

まずは、引き出しの底板を打つ方の枠を、木殺し(底板を打つ方の面の先板、ホテ板を玄能で押しながら、のりが着きやすいようにします)し、底板を乗せ、ドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。底板を打つ木釘は2寸(約6mm)


底板を木釘で打っていきます。


木釘の間隔は均一に、深さは、どれも同じ深さで打っていきます。

引き出しの底板を打ったら、次は底板をカンナで仕上げていきます。引き出しをひっくり返して、カンナを掛けていくのですが、引き出しは中が空間で空いていまので、そのままではカンナは掛かりません。そこで、引き出しの中に台などの支えになるものを入れて、カンナを掛けていきます。


底板の仕上げは、引き出しをひっくり返して、仕上げていきます。

その後は、先板、ホテ板の順にカンナで仕上げていきます。ホテ板を仕上げていく時は、仕上げながら引き出しの入り具合も一緒に見ていきます。カンナを掛けつつ、引き出しを入れてあたっている場所を確認しながら、また、抜いて削る、それを何度も繰り返して、引き出しを入れていきます。


ホテ板を仕上げながら、引き出しを入れていきます。


削っては入れ、削っては入れして、どこが当たっているのか確認しながら引き出しを入れていきます。


引き出しを出す時は、金具が付いていないので、大きな吸盤で引っ張って出します。

そうすることで、引き出しを入れると、他の引き出しがすーーっと出てくる密閉度の高い引き出しの仕込みになります。

引き出しが全て入ったら、引き出しの奥に「こま」を入れます。「こま」とは、引き出しを入れた時に、直接、裏板に当たらないように、クッションとしての役割の「こま」と呼ぶ、当たりを裏板に付けておくのです。そうする事で、引き出しを入れた時に、引き出しが裏板に当たらず、裏板のダメージも少なくなるのです。


引き出しの奥、裏板に「こま」と呼ぶ、当てを付けます。

そこまで行くと、完成間近。その後は、引き出しの前面を最後にカンナで仕上げて完成です。今回は、引き出しばかりの小袖整理たんすですので、普通のたんすよりも早いですが、それでもお伝えした以外にも多くの手数と、時間がかかっています。


これで木地が完成です。この後は、との粉を塗ってロウを引き、金具を付けて完成です。

今日の私は、衣装盆の底板(ヘギ底)を組んでいました。年末に来て、木取りが少なくなってきましたので、組む板や貼る板が多いですが、桐の蔵は、明日が仕事納め。


ヘギ底を組んでいます。


組み終えて、貼る待ちの板が増えてきました。

まだ、出荷前のたんすや衣装箱もあり、今日も、バタバタとした一日でした。明日は今年最後のお仕事。全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る その6

先週は、小袖たんすの立側が完成し、これから引き出し周りに入る所までをお伝えしました。今日からは、引き出し周りに入っていきます。

長さ切りで、引き出し周りの材料を各々の長さに切り、その後、手カンナにてカンナ掛けをしていきます。カンナ掛けが終わったら、まずは引き出しを仕込んでいきます。「仕込む」とは、引き出しのかがみ板を、引き出しが入るところに当てながら、ピッタリと入るように削っていきながら、かがみ板を合わせていきます。


寸法に切った後は、カンナを掛けて仕上げていきます。


かがみ板を引き出しが入る場所に当てながら、仕込んでいきます。

これも削っては見て、削っては見てを繰り返し、かがみ板を合わせていくのです。


当てては削り、当てては削りしながら、合わせていきます。

その後は、引き出しのかがみ板とホテ板のあり組を機械で取って、引き出しを組んでいきます。蟻組みとホテ板はのりを入れて、組み手でしっかりと組んでいき、先板とホテ板は、ほぞ組と木釘で組んでいきます。


かがみ板とホテ板は蟻組で、のりで接着し、打ち当てで叩きながら入れ込んでいきます。


かがみ板と先板は、ほぞ組と木釘で固めます。

その後は、組んだ引き出しがきちんと直角になっているかを、直角定規で一つ一つ見て、いきます。


引き出しの枠を固めた後は、定規を当て、直角になっているか確かめます。

こうして、引き出し6個と小引き出し3個の引き出しの枠を固めていきます。その後は、引き出しの底板を打っていきます。

今日の私は、別注の桐たんすの底板を組んで、その後は、新潟市まで再生小たんすのお届けに行ってきました。今日の新潟は時折、日差しは差すものの、風は冷たく、いつもの冬の新潟でした。


今日は、別注の桐たんすの底板を組みました。


新潟市までお届けした、再生小たんすです。

明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る その5

昨日は、上台、下台の立側を立て、裏板を打って、上下の重なる部分の重なりを完成させる所までをお伝えしました。

重なりを合わせるために削っています。

今日は、その続きで、まずは裏板を仕上げます。その後は、上板、立側と仕上げていきます。まずは、立側を重ねた状態で、長いハタガネで固定し、それを寝かせて立側の側板を仕上げます。重ねた時に、重なりの部分がずれないように、上下ぴったりとしていることが当たり前なので、このようにして仕上げます。

裏板を仕上げました。


上台と下台を重ねてハタガネで固定し、寝せて仕上げます。


こうして仕上げることで、少しのズレもなく、ピタッと合う立側になります。

その後は、この状態で寝せて、前面も同じように、ピッタリずれないように仕上げていきます。

今回のたんすは、「四方丸」という作りで、上下の左右が丸くなっている作りです。外側は、手カンナで丸くしていきますが、内側は、内側の丸を作るために、外側の丸を切った材料を内側に貼ります。


内側に外側の丸を切った材料を貼ります。

その後、小刀で、外側の丸に合わせて、内側の丸を手で作っていきます。その後は、立側に関するところを全て仕上げて、初めて、立側が立ちました。(完成)


小刀で、少しずつ外側に合った丸を作っていきます。


外側と内側が同じ径の丸です。この丸、手作業で作っていきます。これが職人技です。


立側が完成しました。

立側が完成したら、次は、引き出し周りに入ります。引き出しの木取り(材料)を出して、長さ切で、各部材を、各々のサイズに切っていきます。


次は、引き出し周りです。木取りを出してもらいます。


長さ切りで、材料を各々の寸法に切っていきます。

今日の私は、昨日に引き続き、「柾組み」でした。今回は、大きなたんすや、観音開きの長いたんすがあり、奥様の柾直し待っての柾組でした。


今日も柾組です。

また、今日は、久しぶりの陽気で、思わずストーブを消したほど。この季節、新潟は鉛色の空ばかりですが、今日は儲けもの。また、明日からは雨の予報ですし、連休は雪になるとか。


今日は久しぶりに気持ちのいい、晴れ間でした。

皆様、メリークリスマス!

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る その4

昨日は、上台の立側を立てた所までをお伝えしました。今日は、その後の下台の立側を立てて、裏板を打っていきます。

下台の立側  棚板の入る溝が掘ってあります。

まずは、立側の裏側に棚板が入る溝を掘り、そこに棚板を入れ込んでいき、木釘で止めていきます。(木釘は3寸です)
その後、重ね板と地板を入れて、長ハタガネでしっかりと固定し、木釘を打って止めます。


立側に棚板を入れ、木釘を打って止めます。


立側に地板、棚板 重ね板を組んで、長ハタガネで止めます。

その後は、棚板に風穴と呼ぶ、空気の通る穴を開け(引出しの乗る棚板には、引出しの通りを良くするために、奥に空気の通る)穴を開けます。そして、棚板が棚板が真っ直ぐになるように「つっかえ棒」を入れてまっすぐにし、裏板を打つ準備にかかります。


側を組んだら、棚板の奥に「風穴」を開けます。

ここで上台、下台の立側が立ちました。この後は裏板を打っていきます。まずは上台から、裏板に棚板の位置の印をつけ、そこを線で結んで、棚板の木釘を打つ場所を確認します。


上台ののりを乾かすため、ストーブに近づけます。

それから木釘を打ち(木釘は1寸5分)裏板をしっかりと止めます。その後は、ノコで切り、切った後は叩いて締めて、刷毛で水を拭いて少しばかり時間をおきます。


裏板に木釘を打って止めます。

その後は、下台の下に足(台輪が乗る部分)を付けます。足は8分で四方が回してあります。それをのりで地板に付けて、シャコ万(クランプ)とハタガネで固定します。


足を取り付けます。


足はシャコ万とハタガネで取り付けます。

そして足も、裏板も、のりが乾いたら、重ね口(上台と下台)の重なる場所を仕上げながら、重なりを見て、ズレがないように少しずつ削っていき、重なりを完成させます。


重なる部分を削って、重なりを合わせます。

今日の私は、柾を切り、柾を組んでいました。年明け、2月頃お届け予定の桐たんすですが、お正月休みもあるので、出来れば、お休み前に木取りと、柾は出来しておきたいと、今、必死です。やはり、お正月は少しゆっくりしたいです。


柾組です。

明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る その3

昨日は、胴厚の小袖整理たんすの、立側のホゾを取り、留めを作り、棚板が入る溝を掘って、面取りカンナをかける所までをお伝えしました。

立側の面を取っています。

今日はここから、立側を立てて行きます。まずは、上台から。立側に掘った溝に、棚板、地板、上板、ツカを止めた棚板を順に入れ込んでいき、長ハタガネで止めてから、木釘を打っていきます。(今回の木釘は3寸、約9cm)


小袖たんすの上台をひっくり返して、立側に棚板、地板を入れ込んで、長いハタガネで止めています。

そして棚板を最初に木釘で止めて、上台の上下を逆さにして、次に地板を木釘で止めていきます。木釘を打ち、切ってから、再度、木釘を玄能で叩きます。こうすることで、より木釘が入り、効いてきます。


地板を木釘で打ち、ノコで切ります。


切った後、更に、玄能で叩いて、締めます。

その後、上台の上下を戻して、ホゾの部分にのりを塗り、上板を乗せていきます。弊社だけかも知れませんが、昔から、のりを塗る時に、「へらぼう」と呼ぶ、糊を塗るためだけの棒を自ら作って、のりを塗ります。(用途と場所によります)


ホゾの部分に、のりを付けて、この後、上板を乗せていきます。

そして、ホゾ組のところに木釘を打ち込んで、打ち当てを叩きながら、全体を押し込んでいきます。玄能だけで叩いていると、玄能の跡が付いたり、傷になったりするので、打ち当てと呼ぶ、板を当てながら、上板を叩いて、立側としっかりくっつくようにします。この後は、下台に入ります。


打ち当てを当てながら、叩いて、上板を入れていきます。


ホゾの部分は、木槌で叩いて、しっかり入れていきます。

今日の私は、昨日、切った7分板(約21mm)の板を組んでいきます。引出しの先板、丸盆、ヘギの先板、チェストの先板と4つの板に分けて組んでいきます。


私は、7分板を組んでいきます。


他にも、板を組み、その板を貼っていきます。

その後は、年明けに注文の入った桐たんすの上板を木取るために、ホットプレスの上に乗っている、1寸5分(約45m)の板を取って、切っていきました。さすがに、1寸5分厚となると、なかなかの重さですし、厚くて思うようには行きません。それでも、2本分の上板と地板を切りました。


1寸5分の厚い板。特別なので、ホットプレスの上に上げてあります。

明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る その2

昨日は、胴厚の小袖整理たんすの、木取りを出し、長さ切りで各々の寸法で部材を切り、立側のホゾを取り、組み合うところの留めを作る所までをお伝えしました。今日は、その後の、棚板を立側(本体)に入れ込むため、棚板の下半分を毛引きで欠いて取り、その部分が立側に入り込みます。


途中までは、昇降盤と毛引きでやりますが、その後は、ノミで取ります。

その後は、立側に引き出しが入る場所と棚板の場所を計算し、立側(本体両側)の内側に「シラガキ」で印を付けていきます。この「シラガキ」も、桐たんす職人、独特の道具ではないでしょうか。


立側の内側に引出しの入る寸法を計算してシラガキで印を付けます。


引出しの入る寸法を出しています。

そして、シラガキで印を付けた立側の方に、棚板が入るための溝をカッター(普通のカッターではなく昇降盤に付いている溝を掘る刃物をカッターと呼びます)で掘ります。


カッターで棚板が入る溝を掘ります。

これも、そのままカッターで最後までかけてしまうと、とんでもないことになってしまうので、立側の前まで行かないところで止めて、後はノミを使い、手で掘っていきます。

そうしたら、棚板と立側の前面同士の交わる部分を作ります。このたんすは、総面取りと呼ぶ、全てにおいて面が取ってある作りですので、立側の前面部分に、棚板と立側がピッタリと合わさるように、のみで作っていきます。これが細かな作業で、ちょっとでも壊れると台無しになるので、とても神経を使う作業です。(私、これが苦手でした)


立側に棚板が入る部分を作ります。

その後は、面取りカンナで、立側、棚板、全ての部材の面を取っていきます。この面取カンナも、桐たんす職人の道具では、中々、独特のものではないでしょうか。


面取りカンナで、立側の面を取っていきます。

そんな中、今日の私は7分板(約21m)を切っていました。引出しの先板が少なくなってきたので、板貼りを急いで終わらせ、7分板を切ることにしました。


7分板を切ります。

今日の新潟は、朝方は曇っていて気温もさほど寒くはなかったのですが、午後からは気温も下がってきて、夕方になると、あられが降り出しました。


外を見たら、あられが降ってきました。

今週は気温が高い予報ですが、今日だけでしょうか。明日も全力でがんばります。

桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る 

今日からは、東京からご注文をいただきましたT様の小袖胴厚の整理たんすを作っていきます。

まずは、図面と木取りを出して、それをもとに木取り(部材)を各々の寸法に切っていきます。木取りだけでも、上板、棚板
(5枚)、地板、ツカ、裏板、重ね板、足、台輪、など、結構な枚数になります。


図面と木取り。


各々の寸法に切っていきます。

その後は、全部の板をカンナ掛けします。内側になる部分は、組んでしまうとカンナが掛かりませんので、この時に全てカンナを掛けて仕上げます。


内側になる部分をカンナ掛けします。

そして上板、本体(両側)、地板のホゾを取ります。これは、機械で取りますので、時間としてはそんなに掛かりませんが、やはり慎重に行います。


ホゾを取った板。

その後は、ホゾを取り互いに組み合うところを留め(45度)にするため、胴突きでノコを入れ、ノミできれいに付くように留め型を当てながら、45度の角度を作っていきます。


留めの部分を作るため、胴突きで切り込みを入れます。


留め型を当て、きれいに45度の角度を作っていきます。

ホゾと留めの部分は、この他にも、まだまだやってるのですが写真を取れないので割愛して、次は棚板に行きます。棚板とは、引出しが乗る板のことです。本体に棚板を溝で入れ込むため、棚板の半分を毛引きで欠いています。本体に入る棚板の下側半分を取って、残った部分を立側(本体)の両側の溝に入れ込むのです。


棚板の下側半分を取るため、毛引きを入れています。

これ以上にやっていることは多いのですが、今日はここまで。明日も全力で頑張ります。

福井県まで、桐たんすのお届けでした。

12月半ば、クリスマス、一週間前の週末ですが、今日は、福井県まで桐たんすのお届けに行ってきました。
毎日のように、週間天気予報を確認し今日の天気をチェックしていましたが、今後末は、冬型の天気。昨日から雪が振り、今日は午後から天気が安定するという予報でした。

そんな中、今日の起床は午前4時半。心配なのか、深夜に何度か起きてしまう今日でしたが、起きてみれば加茂市は雪もなく至って普通の12月の天気。

弟と工場で合流し、いざ、北陸道を福井県まで向かいます。北陸道は、慣れた道。長岡市から上越市に向かい道中も、チラチラ雪が降って来ましたが、道路には雪もなく普通に走れます。

しかし、富山県との県境に入ると雪は激しく振り、富山県に入った途端、道路にも雪があり、途中、圧雪の道路もありました。その後、石川県との県境にも雪があり、福井県との県境も同様でした。そんな中、高速での事故も多く、まだ12月の半ばなのに、雪が降り、事故もある。暖冬予報ですが、降るときは降るんですよね。


富山県に入った途端、雪の量が増えました。

そして無事に、午前中に福井市のお客様のご自宅に到着でした。立派で大きなご自宅の、和室に胴丸の小袖和たんすをお届けさせていただきました。T様、本当にありがとうございました。


福井県のT様。ありがとうございます。

その後は、石川県能登町まで向かいます。金沢から、のと里山海道に入り、能登町まで向かいますが、中々、思うようにはいきません。昔は有料道路でしたが、今は、無料の高速道路と言った感じでしょうか。

金沢から約1時間かかって、能登町のT様のご自宅に到着でした。今回のお客様は、胴丸の再生たんすのご依頼でしたが、このたんす、私の修行先で作られた桐たんすで、作った伝統工芸士の職人さんも、私が知っているお世話になった職人さんでしたので、感慨深いものがありました。T様、本当にありがとうございました。


カビを取り、オイル塗装で仕上げた再生たんす。私の修行先で作られたたんすでした。

その後は、一路、新潟まで戻りますが、能登町からは氷見に出て、能越高速に乗り、北陸道という経路で帰ってきましたが、やはり能登半島は時間がかかりますね。

帰りは雪もなく、順調に帰ってくることが出来ました。来週も、全力で頑張ります。

週末です。

早いもので12月も半ば、今日あたりは、忘年会真っ盛りの週末のでしょうか。私は、今年の忘年会はまだ1回。毎年、こんな感じで年末を迎えています。

今週も、いろいろとありましたが、とにかく毎日を必死で駆け抜けてきた感じです。この頃になると、年内のお届けに向けて必死になると共に、まだやり残したことがあるんじゃないか?と言い聞かせる自分がいます。

来週はクリスマス。それが終われば年末と、ホント駆け足で一年の終わりがやってきます。今年一年の振り返りは、もう少し先にしますが、残り少ない平成30年も、全力で頑張ります。