昨日は、上台、下台の立側を立て、裏板を打って、上下の重なる部分の重なりを完成させる所までをお伝えしました。
重なりを合わせるために削っています。
今日は、その続きで、まずは裏板を仕上げます。その後は、上板、立側と仕上げていきます。まずは、立側を重ねた状態で、長いハタガネで固定し、それを寝かせて立側の側板を仕上げます。重ねた時に、重なりの部分がずれないように、上下ぴったりとしていることが当たり前なので、このようにして仕上げます。
裏板を仕上げました。
上台と下台を重ねてハタガネで固定し、寝せて仕上げます。
こうして仕上げることで、少しのズレもなく、ピタッと合う立側になります。
その後は、この状態で寝せて、前面も同じように、ピッタリずれないように仕上げていきます。
今回のたんすは、「四方丸」という作りで、上下の左右が丸くなっている作りです。外側は、手カンナで丸くしていきますが、内側は、内側の丸を作るために、外側の丸を切った材料を内側に貼ります。
内側に外側の丸を切った材料を貼ります。
その後、小刀で、外側の丸に合わせて、内側の丸を手で作っていきます。その後は、立側に関するところを全て仕上げて、初めて、立側が立ちました。(完成)
小刀で、少しずつ外側に合った丸を作っていきます。
外側と内側が同じ径の丸です。この丸、手作業で作っていきます。これが職人技です。
立側が完成しました。
立側が完成したら、次は、引き出し周りに入ります。引き出しの木取り(材料)を出して、長さ切で、各部材を、各々のサイズに切っていきます。
次は、引き出し周りです。木取りを出してもらいます。
長さ切りで、材料を各々の寸法に切っていきます。
今日の私は、昨日に引き続き、「柾組み」でした。今回は、大きなたんすや、観音開きの長いたんすがあり、奥様の柾直し待っての柾組でした。
今日も柾組です。
また、今日は、久しぶりの陽気で、思わずストーブを消したほど。この季節、新潟は鉛色の空ばかりですが、今日は儲けもの。また、明日からは雨の予報ですし、連休は雪になるとか。
今日は久しぶりに気持ちのいい、晴れ間でした。
皆様、メリークリスマス!