2021年 4月 の投稿一覧

柾板を干しました。

今日は、先月仕入れてきた柾丸太の製材が終わったとの事で、連休前、そして明日から雨の予報との事で、柾を干してきました。柾板は、桐たんすの扉や引出しの前面に使用する貴重な柾目の板。この板を来年使用するために、今年いっぱい干すのです。丸太にして30本分の柾板。

この柾板を、一枚一枚、手で目皿に入れて干していきます。

一本の丸太のままビニールテープで巻かれた柾板。それを一枚一枚干していきます。

午前8時に開始し、午後3時までみっちりかかりました。その後は、草を取ったり、場所の管理です。

敷地内に雑木が生えているのですが、それも切ります。職人横山さんの腕の見せ所です。

明日からはゴールデンウィーク、全国的に天気が良くないようです。

焼桐のTVボードを作る

今日からは、新潟市H様からご注文いただきました、焼桐仕上げのテレビボードの制作をお伝えしていきます。

長さが1m95cmという長いテレビボードのご注文をいただきました。色々と打ち合わせをさせて頂き、この長さに。焼桐仕上げで引き戸が4枚扉。引出し迄ついて、充実の収納力です。

何せ長さが長いので、木取りから制作まで大変です。

側板をカンナで仕上げています。

側板の内側は定規を当てながら、平らに仕上げていきます。

裏板の長さも1m95cm以上あるので、特別に長いハタガネを使っています。

今朝は寒い朝でしたが、日中は少しずつ暖かくなってきました。明日も全力で頑張ります。

新潟市W様の桐チェストを作る7

新潟市W様からご注文いただきました桐チェストですが、今日が最後です。引出しの底板をカンナで仕上げていきます。

先板を仕上げるために、角が欠けないようにカンナで面を取ります。

引出しを入れていきます。引出しをそっと入れて見て、当たるところで止め、どこが当たっているのかを見極めます。

当たっているところを確認し、引出しのホテ板を削りながら調整し、また、引出しを入れていきます。

引出しを入れる、当てっているところを確認する、カンナで削って調整する。を何度も繰り返し、すーっと入る引き出しが完成します。

これで完成です。この後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包してお届けとなります。

新潟県W様の桐チェストを作る5

新潟県W様からご注文いただいております桐チェストですが進んでいます。二つ重ねの本体を重ねて横にし、長ハタガネで固定して立側を一気にカンナで仕上げていきます。裏板が美しいです。

上台と下台をばらして、各台の裏板をカンナで仕上げていきます。

桐チェストの本体が完成し、引出しに入っていきます。引出しの底板を長さ切りで切っていきます。

引出しの底板の内側になる方を、カンナで仕上げていきます。

引出のカガミ板(前板)を仕込んでいきます。仕込むとは引出しの前板を引出が入る場所に当てて、ピッタリと隙間なく入るようにすることを「仕込む」と言います。

今日は穏やかに晴れました。明日も全力で頑張ります。

新潟市W様の桐チェストを作る4

新潟市W様からご注文いただきました桐チェストですが進んでいます。本体2つ重ねを固め、下台の上板(重ね板)をカンナで仕上げながら定規を当て、平らに仕上がっているかを確認していきます。

平らになるまで、カンナで仕上げます。

桐チェスト本体を重ねてひっくり返し、重なり具合を見ています。

重なりを見て、重なりが合ったら、下台の上板に重ねのサンを木釘で打っていきます。

桐チェストの側(本体)が完成しました。

昨日は大荒れの天気。強風で屋根に干した板が飛び、板干しのサンが倒れてしまいました。

桐たんすのお届けでした。

今日は桐たんすのお届けに行って来ました。今日の天気が気になりずっと予報を見ていましたが、出かける前は雨。何とか大降りしない内に帰って来なくては、と出かけました。

一軒目はM様。4尺の和たんすと整理たんすの修理のご依頼をいただいたのですが、お部屋に置けないとの事で整理たんすのみを再生。金の襖の引き戸は残してほしいとのご要望で、引き戸は現状のまま再生させていただきました。天然オイル仕上げの茶色と金色の襖の引き戸も色合いが相まって素敵です。M様、ありがとうございました。

2軒目も修理のお客様。二つ重ねの桐たんすを上台、下台と分けてお使いになりたいとのご要望。そして上台にはストレートの4本足を付けてスタイリッシュに。かすかに左側に下台が見えますが、分けておつかいになるのも素敵です。T様、ありがとうございました。

3軒目は以前に和たんす、整理たんすをお求めいただいたS様から、今回は小袖の整理たんすのご注文をいただきました。その後、以前にお求めいただいたたんすにシミを付けてしまったとの事で、補修をさせて頂きました。S様、ありがとうございました。

そして今日は最後のO様。三つ重ねの上台を4本足を付けてテレビ台にしたいとのご要望、そしてカラーはグリーンのご指定。ホント、とっても素敵に仕上がりました。完成した時、工場に来ていたお客様が「これ、素敵!」とお褒めの言葉を頂いた作品。その他の中台と下台は2つに重ねて整理たんすとしてお使いになります。O様、本当にありがとうございました。

今日は一日で4軒。しかしほとんど渋滞もなかったのでスムーズにいきました。

新潟市W様の桐チェストを作る3

新潟市W様からご注文いただきました桐チェストの制作ですが、立側の引出が乗る棚板が入る溝を溝堀カッターで掘り、ノミできれいに取っていきます。

棚板にツカを立てていきます。

立側に掘った溝に、棚板を入れ込んでいきます。

そしてもう片方の立側をはめ込んで木釘で打って止めていきます。

立側に棚板と上板、地板を組み込んで木釘を打って固め、長ハタガネで締めて固めていきます。

地元新聞の新潟日報の企画「未来のチカラin県央」と題して、県央地域のものづくりに携わる提言者を集めて、来月フォーラムが開催されるのですが、その提言する方々を紹介する記事が本日、出ました。

10年後の加茂市は?などいろいろ聞かれましたが、聞かれれば聞かれるほど心配になる事ばかりですが、未来を見据えて前向きに行きたいものです。

新潟市W様の桐チェストを作る2

新潟市w様からご注文頂きました桐チェストですが、進んでいます。立側の内側のカンナ掛けをしています。定規を当てながら、平らに仕上がっているかを確認しながら仕上げていきます。

ホゾを取った上板。無垢板の木目が美しいです。

立側の内側に引出が入る部分(棚板)の場所を定規を当て、シラガキで線を引いていきます。

棚板とツカが入る溝が掘られた立側と上板。西日が当たった木目も美しいです

今日は、柾割を行います。この機械に通して柾を細く割り、一本一本木目を伸ばしていきます

今日は雨が降り、肌寒い一日でした!

新潟県W様の桐チェストを作る

今日からは新潟市W様からご注文いただきました桐チェストの制作です。

まずは図面を出して、これ1枚で桐チェストを制作していきます。

木取り(部材)を出して長さ切りで各々のサイズに切り分けていきます。無垢板の立側の木目が美しいです。

立側を上台と下台に切り分け、カンナを掛けて仕上げて行きます。上台と下台の木目が繋がっています。

上板の幅から棚板の幅を出していきます。物差しで入りの部分を測っています。

棚板の前部分を縦引きノコで切りこんでいきます。

今日は側板を組みます。5尺7寸の長さの板を1尺6寸幅に組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。