2021年 10月 の投稿一覧

静岡県まで桐たんすのお届けでした。

昨日は、静岡県まで桐たんすのお届けに行って来ました。実は、今回、ご購入いただきましたのは男性。それもかなりお若いお客様でした。8月のお盆休みに桐の蔵のショールームにお出かけいただき、着物がたくさん収納できる和たんすをお求めいただきました。

着物が趣味で、本物の着物を大切に収納するには桐たんすしかない!とお探しになっていたそうです。

納品時にも素敵な着物でお迎えいただきました。

別注の和たんすは、幅を少し広げ衣装盆は10枚、そこに受板盆を付けたこだわりの一棹です。M様、ありがとうございました。

その後は、静岡から東名を走り東京まで。古い桐たんすを再生させていただきました2本を、お届けさせていただきました。本当にきれいになってと。

O様、ありがとうございました。

先週から今週にかけては長距離運転のお届けが続き、ちょっとバタバタ。今週末はゆっくりと休みたいです。

新潟日報の取材でした。

先日、地元の新聞、新潟日報様からお電話を頂き、取材させてほしいとの事でした。時節柄、選挙戦も始まり、

自社の事、業界の事などをお聞きしたいとの事でした。

昨日、その内容が紙面に掲載れました。コロナ禍での自社の事や、業界のことなど、現状をお話させていただきました。伝統工芸というニッチな業界ですが、日本全国にいるファンの皆さんのためにも、頑張っていきたいと思います。ありがとうございました。

東京まで桐たんすのお届けでした。

長崎県佐世保市から帰って、ゆっくりする間もなく、土曜日は東京まで桐たんすのお届けに行って来ました。

お届けさせていただきましたのは、引出が一段付いた「洋服たんす」です。

今回は、お客様のご依頼で、金具を「ため色漆金具」をお付けさせていただきました。

N様、ありがとうございました。

長崎県・佐世保市まで桐たんすのお届けでした。

一昨日は長崎県佐世保市まで桐たんすのお届けに行って来ました。出発は、20日(水)、起床は午前3時。雨と雷が鳴る深夜に、工場で弟と待ち合わせ、いざ出発です。片道、1200kmの今までで一番遠い、桐たんすのお届けです。

佐世保に到着したのは、当日の午後6時前。12時半半程のドライブでした。その日は、佐世保に前泊し、21日のお届けさせて頂いました。別注の和たんすは、幅4尺の胴丸。普通のご自宅では二階にはまず、上がらないだろなと思っており、事前に色々とご相談させていただいておりましたが、全く問題なく、納めさせていただきました。

初めてお会いさせていただく、Y様とお嬢様、そして嫁ぎ先のご主人様も本当に素敵な方で、素晴らしいおもてなしをして下さいました。本当に、ありがとうございました。

しかし佐世保市は、ホント、、素敵な街でした。到着した日に、少しだけ夕食を取りに駅前に行ったのですが、駅の裏がすぐ港。それも最高のロケーションで、思わず写真を撮ってしまいました。是非、機会があればまた、伺いたいと思う街です。

片道1200kmの長旅でしたが、それを感じさせないほどの、素敵なお客様と、素晴らしい街でした。ありがとうございました。

長崎県Y様の整理たんすを制作する4

長崎県Y様からご注文頂きました桐たんすの制作ですが、桐たんす本体の立側に、棚板が入る溝を掘り込み

ました。

棚板にツカを立てるため、棚板の上からツカに木釘を打って止めてきます。

立側に棚板が入る溝を掘り、ノミできれいに取っていきます。

整理たんす本体を固めていきます。

立側から棚板に向かって木釘を打って止めていきます。

長崎県Y様の整理たんすを制作する3

長崎県Y様からご注文頂きました整理たんすの制作ですが、上板の前の部分にケヒキで線を引いていきます。

棚板の立側に入る部分をノミで取って作っていきます。

上板にツカの入る溝を、溝堀カッターで掘っていきます。

定規に当てながら、溝堀カッターで掘っていきます。

ツカを棚板に立てていきます。

今日は晴れ!来週からは雨が続き、気温もぐっと下がって来るらしいです。

長崎県Y様の整理たんすを制作する2

長崎県Y様からご注文頂きました整理たんすの制作ですが、上板のホゾの部分を、玄翁で叩いて、木殺しをしていきます。(ホゾとホゾが組合やすく、かつ、組んだ時に抜けにくくするために木殺しを行います)

地板の全面を、面取りカンナで面を取っていきます。

小箱を付けるため、胴付きノコで、切っていきます。

立側の内側に、棚板の溝を掘るため、シラガキで溝の位置を印を付けて行きます。

昨日からの雨も上がり、少しの間、晴れ間も覗きました。明日も晴れそうです。

長崎県Y様の整理たんすを制作する。

今日からは長崎県Y様からご注文頂きました整理たんすの制作をお伝えさせていただきます。Y様からは、お嬢様のご結婚に際しまして、小袖の整理たんすと胴丸の和たんすのご注文を頂きました。Y様、ありがとうございます。

まずは図面を渡して、この図面1枚で整理たんすを制作していきます。

木取り(部材)を出し、長さ切りでそれぞれの部材を、各々の長さ、幅に切り分けていきます。

部材(棚板)をカンナで仕上げていくと同時に、平らになっているかを定規を当てて確認していきます。

棚板をカンナで仕上げていきます。

ホゾを取った地板。

昨晩からの雨が午前中に止みました。今週末は再び雨で、一気に寒くなるとか・・・。

新潟市F様の桐チェストを作る7

新潟市F様から御注文いただきました桐チェストの制作ですが、引出しをカンナで削り、調整しながら本体に入れていきます。

カンナで削っては入れて確認し、また少し削って入れて確認する。を何度も繰り返して、引出しを入れると他の引出がすーーっと出てくるような気密性の高い、引出しになります。

引出しをひっくり返して中に台を入れ、引出しの底板をカンナで仕上げていきます。

生地が完成し、塗装と金具付けを行って完成しました。今回のF様のこだわりが詰まった桐チェストになりました。今週末、お届けとなります。F様、ありがとうございます。

新潟市F様の桐チェストを作る6

新潟市F様から御注文いただきました桐チェストの制作ですが、本体を横に寝かせ、立側をカンナで一気に仕上げていきます。

本体の四隅の角を、カンナで丸く仕上げていきます。

引き出し周りに入って行きます。引出しのカガミ板(前板)を仕込んでいます。仕込むとは、引出が入る場所にカガミ板を当て、隙間なくぴっちりと入るようにすることを「仕込む」と言います。

引出しの底板を木釘で打って止めていきます。底板の木目が美しいです。

大引き出しの先板をカンナで仕上げていきます。

昨日のバタバタがやっと落ち着いた感じです。明日は週末です。