雨。 でも、暖かい。
今日をもって、桐の蔵の一年の仕事は、無事に終わりました。
最後の日も、桐チェストのお届けで終わってしまいましたが、
きちんと、大掃除もしました。
今年一年を振り返ると、どんな年だったのでしょうか?
前半は、去年に引き続き、「桐米びつ」が支持され、
その勢いで、後半戦も・・・、と、思いましたが、
なかなかそうは、いきません。
そして、年間の展示会では、本当に、多くのお客様との
出会いがあり、年末には、兵庫のT様にお届けした、
今年一番苦労した、桐たんすを無事に、お届けすることができました。
工場内では、新人の石山君が、入社。
毎日、怒られながらも、必死に耐える姿。
そして、少しずつではありますが、技術を習得し、
今では、少し、任せられる部分も出てきました。
毎年のことですが、本当に、「お陰様」と、「お客様」に
助けられています。
桐の蔵の工場は、明日から、来年6日まで、お休みをいただきます。
今年は、いつもよりもゆっくりと休めそうですが、
来年は、「リニューアル」するものが多く、その準備がすでに
始っており、お正月も、その準備に終われそうです。
とりあえず、元旦は、お酒を飲んで、ゆっくりしたいと思っています。
そして明日からは、本当に、年の瀬という言葉通りになりそうです。
今年も一年、本当にお世話になりました。
どうぞ、来年も、宜しくお願いいたします。
良い年をお迎えください。
晴れ。 今日もいい天気だった。
ずーーーーと心に引っかかっているニュースがある。
先日、関東で少年サッカークラブのマイクロバスから
少年が車から落ち、後続車に引かれ死亡するという、
何とも痛ましく、やり切れない事故があった。
我が家の長男いさみも、同じく、少年サッカークラブに入っており
とても他人事とは思えない、本当に悲しい出来事だ。
こんなところで言う、話題なのではないかもしれないが、
私の中で、どこが、ずっと引っかかっているので、思わず
書いてしまった。
ほとんどボランティアで、休日返上で、子供たちをマイクロバスに
乗せ、試合に出かけたコーチ。
バスの自動ドアを自動から手動に切り替えるのを忘れたといって
起きた、転落事故。
そして、後続で走ってきたトラックに・・・。
まずは、この少年のご冥福をお祈りすると、同時に、
マイクロバスを運転していたコーチの気持を察すると、
何ともいえない気持になる。
この手のサッカーチームの監督やコーチは、ほとんどが
無給のボランティアだと思う。
でも、その反面、多くの少年を引率し、車に載せ、高速を走るという、
「事故」のリスクも背負っている。
そんなことは、当然のことながら自覚していたと思うし、
それ以上に、子供たちのことを必死に、考えていたと思う。
でも、起きてしまった事故。
最愛のご子息を亡くされた、ご家族は、本当に悲しみに暮れている
と思う。
そして、「過失」と言う事で、逮捕されたコーチ。
何とも、言えない・・・。
私が言うのもおこがましいが、出来ることならば、
「情状酌量」があって欲しい。
そして、二度と、こんな事故が起きないで欲しいと、
同じ、サッカー少年を子供に持つ、親として、
心から願っている。
このブログのタイトルからは、全く関係のない内容になって
申し訳ありません。
そして、明日は、今年最後の、桐たんすのお届けに、
東京まで行って来ます。
まずは、安全運転。
肝に銘じて、行って来ます。
今朝は大荒れ。でも、兵庫県は快晴でした。
余りの緊張で、今日の兵庫県までの桐たんすのお届けは、
早朝、4時に目覚ましを掛けたにも関わらず、2時間おきに目が覚め、
ほとんど寝てない状態でした。
おまけに、新潟の天気は大荒れ。
雷が轟き、雨が激しく降る天気。
早朝4時は、どうなるのか心配でした。
その心配がなぜか的中。
高速道路をひたすら西に向かう中、雷が断続的に光る。
その中を、必死に走る愛車に、雷が光るものですから、
途中から、ナビに異変が・・・。
そして、光ったと思ったら、ナビが・・・。
精密機械は、雷に弱いですから・・・。
ナビがなくなった以上、頼るのはもう、地図しかない。
でも、地図はないし・・・。
結局、パーキングで購入することに。
その時でした、弟が、携帯ナビがあるなと・・・。
全く分からない分野でしたが、結果は、これが
助けてくれました。
しかし、いかに、ナビという文明の力に助けていただいているか。
特に、東京や、大阪などの大都市に行けば行くほど、
その威力に助けられる。
だから、パーキングで買った地図もそこそこに、携帯ナビで
行くことが出来た。
ホント、今日は、弟、さま様である。
そして、心配していたT様へのお届けも、無事に終えた。
これで、ホント、肩の荷が一挙に下りた。
T様。
本当に、ありがとうございました。
そして、その場で、また、洋服たんすのご注文まで
いただき、合わせまして、御礼申し上げます。
ありがとうございました。
その後も、大阪の北摂と呼ばれる閑静な住宅地、箕面市まで、
行くのだが、これも、ナビがないので携帯ナビに頼る。
でも、ここで電池という寿命があった。
そうなれば、もう、聞くしかない。
交番に飛び込み、行く人に聞く。
そもそも、ナビがなかった時代なんてこれが基本だったから。
やっと、帰ってきて、今、これを書いていますが、
今日、桑原家の玄関を「ただいまーーー」と開けたら、
壁一面がクリスマスデコレーションだった。
これで、疲れも、今日の苦労もなかった事に・・・。
「メリークリスマス」
「いい子には、きっと、サンタさんが来てくれるはずです。」
晴れ。 この季節の晴れ間はめずらしい・・・。
今年は三連休となった週末。
そして、明日は日本全国の子ども達が心待ちにする
「クリスマスイブ」だ。
そして、我々は、今年一番の山である、
あの、某家具店様との相見積もりを征し、相当の手間がかかった
別注の桐たんすをお届けに、兵庫県まで向かう。
午前中に伺えるように、出発は午前4時半。
起床は、当然、午前4時。
この桐たんすの注文をいただいてから、段取り、製作、
色付け、仕上げ、梱包と、ずーーーーーーーと、緊張してきた。
それが、明日は、最後のお届けである。
なんと言っても、これが一番緊張する。
当然ながら、失敗は許されないし、傷なんかもつけられない。
無事に、お客様のお部屋に納まるまでは、本心で、
生きた心地はしない。
我々がお届けする桐たんすは、内心、いつもそうだ。
無事に、何事もなくお部屋に納まって当然なのです。
で、帰りにはもう一軒、大阪のお客様のご自宅に寄り、
それから帰宅。
明日のお届けが終わってこそ、クリスマスイブと
お正月が来るって感じだ。
まずは、どうか無事にお客様のお部屋に納まることを
願い、無事に、事故もなく帰ってこれますように。
今日は、早く寝ます。
では、行って来ます。
晴れ。 いい天気でした。
桐たんすを作っていくのは、何十、何百という工程を得て
高価な桐たんすが完成する。
親方の担当する、原木の仕入れから始まり、
製材、そして職人全員で行う、板干し、そして数年を得て
乾燥、渋抜きした板の板入れ。
その後の、木取り、板組み、組み立て、色付け、金具付け
仕上げと、大まかに言えばこんな感じだ。
そして、最後の最後は、私が自らの目で、確認し、微調整する
出荷前の最終点検が待っている。
これはもう、梱包、出荷前の最終的な調整なので、神経を
尖らせて、いろいろなところに気を付けながら、最終的な
点検を行う。
ここに来る段階で、大まかには完成しているが、
まれに、ちょっと気になる所などがあったりする。
だから、この最終点検は私が行ってきたし、
何かあれば、それは全て私の責任である。
毎回の事ながら、緊張するし、責任が重いながら、
これをしなかったらと思うと、安心して眠れない。
どんな業界でも、このような工程はあると思うのだが、
ものがものだけに、本当に気を使う。
今日の最終点検の桐たんすも、本当に緊張した。
何度も、何度も見直して、自身が納得して、やっと梱包した。
毎回、この連続で、品質が保たれているのだと思う。
今後も、がんばりますよ。
最高の品質を目指して・・・。
晴れ。 めずらしくいい天気。こんな日はもったいない。
見習期間中の新人君が来て早、2ヶ月。
工場に来てからは、ずーーーっと仕上げ部門を
やってもらっているが、ここ数日は、古箪笥の仕上げが
続いた。
最近では、ある程度は出来るようになったが、
最終的な肝心な部分は、まだまだ。(無理もないが・・・)
でも、今日は私が手が離せない仕事があって、
古箪笥の仕上げを「やってみろ」と、言わずとも
一人でやっていた。
いつの間にか・・・。
出来るものです。
今日の、古箪笥の仕上げは全く、問題なく
仕上げていた。
「習うより、慣れろ」です。
まだまだ、言いたい事は山のようにあるが、
余り、怒ってばかりいても・・・。
こうして、少しづつ、出来るようになっていくのですね。
でも、いつも口癖のように言うのは・・・。
「正確に早く」
これが、本当に職人です。
「正確で普通」ならば、それは、ホント、普通なのです。
「正確に早く」がプロなのです。
これが出来ないと、一人前とは認められないのです。
これが、本当の職人の世界。
甘くはないが、頑張ってもらいたいものです。
雪のち、雨。 今朝は寒い!でもこれがホントかも・・・。
まずは、12月に入ってから毎年恒例になった、
年末、お客様に出すお礼状の準備に入る。
今年はこれがなかなか進まなかった。
原因は天気。
いつも、職人さん全員の写真を撮って、お礼状の写真に
するのだが、今年は、ずーーーーと雨が続き
外で写真が撮れなかった。
数日前、ちょっとした晴れ間が出て、その瞬間に
みんなを呼んで、大急ぎで写真を撮った。
今年は、この写真で行くことに決定!!
今日は、印刷会社の担当と、最終的な打ち合わせ。
写真の画像と、文章の手直しを指示して、
何とか、年末に間に合いそう。
現場の仕事と、同時進行で年末に出さなければと
言うプレッシャーもあり、何とかめどがついた。
で・・・、それと同時進行で、年明けに出す、お手紙の
準備も佳境に入った。
これは失敗が許されないから、準備段階から、
とっても緊張する。
昨日の日曜日は、自宅に居ながら、その準備を
ずーーーーとやっていた。
自宅にパソコンを持ち込み、朝から晩までの作業だった。
でも、家族のお陰もあり、集中でき、山場は越えた。
これは年明けに出すのだが、やっとめどがついた。
ここ数年、12月はいつもこんな調子。
いくつもの事を同時進行で行う。
でも、何とかなるものです。
今週が、同時進行のピーク。
それを過ぎると、来週は、何と!!
最後の駆け込みの桐たんすのお届けのピークが待っている。
今年は、最後の最後に重大な一仕事が待っている。
これが終わらないと、今年は終わらない。
今年一年を象徴するような、年末かもしれない。
今週末はクリスマスなのだが、気分は、そこにあらず。
何とか無事に桐たんすをお届けして、
いいお正月を迎えたい。
そんな気持でいっぱいです・・・。
曇り時々、雨。 山沿いは雪に変わる・・・。
工場がお休みの今日。
でも、午前中は普通に仕事をこなし、午後からは、
別注でお作りさせていただいた、「桐の棚」を
上越市までお届けに。
このお客様、以前に桐チェストをお求めいただき、
その後、上越市で行った展示会に再度、お出かけいただき、
「ちょっと困っているの・・・」とのお話で、その困りごとを
お聞きしたら、「棚が欲しい」との事。
結局、ご主人と奥様と私の三人で話し合い、
そこに合う、棚を桐で作ることになった。
たんすなどの箱物でなくても、私たちの技術で出来ることが
あれば、何でもさせていただきます。
それをお届けに、高速道路を走ること約、1時間。
高速道路の脇は、荒波の日本海。
そう、あの松竹映画の波のような、荒波が今日の日本海だった。
これからの日本海は毎日がこんな感じだろう。
まだ、雪がないだけ良いかもしれない・・・。
で、その桐の棚は、ぴったりとお客様のお部屋に
収まった。
サイズは事前に測っていったので、ぴったりと収まるのは
当然なのだが、あまりにぴったりと収まったので、奥様も
たいそう喜んでくれた。
この喜んでいただく瞬間のために、桐たんす屋をやっている
と言っても過言ではない時でした。
帰りは、雨が雪に変わる。
そう、山下達郎の「クリスマス・イブ」の歌詞ように・・・。
そんなメルヘンチックではなかったが、雨が雪に変わる瞬間は、
いつも、何だか神秘的な瞬間だった。
大荒れの日本海と、雪。
これが、新潟なんだな・・・。
明日からの予報には、雪マークがずらりと並んでいます・・・。
雨。 夜は雷が・・・。
先日の日記「今年一番の・・・」で書いた
今年一番の桐たんすが、ついに完成した。
本当に、仕上げに入る前の晩は寝れなかったし、
仕上げ塗りに入る前は、とっても緊張した。
偶然にも、仕上げ塗りに入る直前には、
そのお客様から「今はどんな感じですか?」と
電話が入った。
だから余計、失敗できない緊張感にかられ、
ホント、神経が擦り切れるくらい慎重に、慎重を
重ね、何とか今日、完成した。
ご注文を頂き、桐材を選び、段取をして、製作に入る。
そして、木地が完成し、塗りに入って、仕上げをし、完成した。
その間、約3ヶ月。
長いようで、短かったが、本当に緊張した月日だった。
まだ、お届けの日程は決まっていないが、
最後の緊張がまだ、待っている。
当然ながら、それはお届け。
私と、弟の2人で、大丈夫か?と真剣に思う。
だって、本当に重いのですから・・・。
この桐たんすがお部屋に納まるまでは、安心できません。
今年中に、お届けできるのでしょうか・・・。
晴れ。 久しぶりの天気です。
以前、この日記で書かせていただいた、展示会にお出かけいただき、
某家具店様との相見積りとなったお客様の桐たんすが、
完成間近となってきた。
このお客様のお届けは、年内、何とかクリスマス前にはお届け
したいと思ってはいるが、今日、木地が出来上がった。
明日からは、塗装に入る最終段階だ。
でも、この桐たんす、桐の蔵が今まで製作してきた中でも
数本に数えられる、そりゃ、すごいものだ。
特に、材料は、吟味に吟味を重ね、そのほとんどは、極上の
柾目を使い、それも、厚い。
サイズも、「ゆったりときものを収納したい」との希望で、
幅、奥行きともに、ゆったりサイズ。
そして、きものをしまう衣装盆には、桐と共に、ウォールナット
が貼られ、豪華さもひときわ。
そのせいか、軽さが売りの桐たんすだが、結構、重い。
当然ながら、お届けは、私と弟の二人。
また、それも、重なりがない、一本ものの桐たんすだから、
慎重にならざるを得ない。
明日は、下塗りと、上塗り。
その後、金具付けという段取り。
今から、お届けの際の心配もそうだが、明日からの
仕上げの工程も無事に行くように、祈るしかない。
こんな桐たんす、そうそうない。
お届けの後、いつか、ここでも報告しよと思っています。
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