最後の最後の仕事。

      晴れ。   いい天気でした。

桐たんすを作っていくのは、何十、何百という工程を得て
高価な桐たんすが完成する。

親方の担当する、原木の仕入れから始まり、
製材、そして職人全員で行う、板干し、そして数年を得て
乾燥、渋抜きした板の板入れ。

その後の、木取り、板組み、組み立て、色付け、金具付け
仕上げと、大まかに言えばこんな感じだ。

そして、最後の最後は、私が自らの目で、確認し、微調整する
出荷前の最終点検が待っている。

これはもう、梱包、出荷前の最終的な調整なので、神経を
尖らせて、いろいろなところに気を付けながら、最終的な
点検を行う。

ここに来る段階で、大まかには完成しているが、
まれに、ちょっと気になる所などがあったりする。

だから、この最終点検は私が行ってきたし、
何かあれば、それは全て私の責任である。

毎回の事ながら、緊張するし、責任が重いながら、
これをしなかったらと思うと、安心して眠れない。

どんな業界でも、このような工程はあると思うのだが、
ものがものだけに、本当に気を使う。

今日の最終点検の桐たんすも、本当に緊張した。
何度も、何度も見直して、自身が納得して、やっと梱包した。

毎回、この連続で、品質が保たれているのだと思う。
今後も、がんばりますよ。
最高の品質を目指して・・・。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る