2021年 9月 の投稿一覧

新潟市F様の桐チェストを作る

新潟市F様から御注文頂きました桐チェストの制作ですが、今回のお客様はお母様とお祖母様が先に、ショールームにお出かけいただき、その後お嬢様とお父様のご家族でお越しいただき、桐チェストをお求めいただきました。お嬢様は10月にご結婚を控えて、お嫁入り道具として桐チェストをお選び頂いました。F様ありがとうございました。

まずは、図面をもとに木取り(部材)を出していきます。

長さ切りで木取りをそれぞれの長さ、幅に切り分けていきます。

それぞれの部材をカンナで仕上げていきます。

ツカも仕上げます。今回の桐チェストは小引き出しが多いのでツカもたくさんあります。

今日は何でも30度を超える予報。台風の影響でしょうか。昼前からかなり気温が上がって来ました。

桐たんすのお届けでした。

昨日は桐たんすのお届けに行って来ました。まず一軒目は、古い桐たんすを修理・再生したものをお届けでした。桐の蔵では全国から毎日のように桐たんす修理の依頼が全国からありますが、その中で最近人気急上昇中の「グリーン」の仕上げ。三つ重ねの上台を独立して使い、4本脚を取り付け、グリーンとクリアのオイル塗装でのツートンカラー。そして、三ツ割の小引き出しの金具は、鉄手打ち金具のツマミ。とってもかわいくし上がりました。上台をこのように使うお客様が大変多く、このデザインは鉄板です。

そして中台と下台は重ねて。下台も台を取って4本脚にし、グリーンは今度はツートンではなく全体に塗装しました。引出しの金具はクラッシック調。グリーン、4本脚、金具の調和がとれ、古かった三つ重ねの桐箪笥が現代的に蘇りました。I様、ありがとうございました。

そして2軒目は海の見える新築の素晴らしいご自宅に、大丸の和たんすと整理たんすの2本セットをお届けさせていただきました。まさに出来立て、お引越しの日のお届けでしたが、すべての部屋が海を見渡せるオーシャンビュー。こんなご自宅はなかなかありません。S様、ありがとうございました。

新しい桐たんすと古い桐たんすの再生。どちらもこだわりのお客様に支えられています。

茨城県S様の和たんすを制作する11

茨城県S様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、丸盆の前後ろをカンナで仕上げていきます。

引出しのホテ板の上口をカンナで削っています。本体に引出しを入れながら、入り具合を確認し、削りながら引出しを入れて行きます。

本体に引出しを入れ、どこが当たっているかを確認しながら当たっている場所を鉛筆で印をしています。

確認したら引出しを出して、当たっている場所をカンナで削っていきます。

その工程を何度も繰り返し、当たっている場所がなくなり、引出がスムーズに入るようになるまで何度も繰り返し行っていきます。

カンナを研ぎ、カンナの刃の出方、裏金の入る具合を見ています。

観音開きの扉の脇を、擦り台に乗せたカンナで削っていきます。この後、扉をカンナで仕上げて完成となります。その後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包してお届けとなります。

朝晩はめっきり涼しく(寒く)なりました。布団も夏布団から冬用に変えたいくらいです。

茨城県S様の和たんすを制作する10

茨城県S様から御注文いただきました和たんすの制作ですが、衣装盆(丸盆)の内側をノミできれいに取っていきます。

丸盆の内側を隅丸サンダーと言う機械で丸く削っていきます。

丸盆の底板を木釘で打って止めていきます。

引出しの先板をカンナで削って仕上げています。

丸盆をまとめてハタガネで締めて固定し、角の丸をまとめて丸く削っていきます。

引出しをひっくり返して底板をカンナで仕上げていきます。

今日は午前中は雨。今日、仕事してまた明日からお休みです。

桐たんすのお届けでした。

今日は県内のお客様へ桐たんすのお届けに行って来ました。お届けしたのは上開きと呼ぶ、三つ重ねの上台が小さな観音開きになっている和たんすです。中台と下台は引出しになっており、収納量は抜群に多い形です。

今回のS様は、以前にもこれと同じ形が1本。そして和たんすが2本、帯たんすが1本と、今回で合計5本のたんすをお作りさせていただきました。

S様、本当にありがとうございます。

茨城県S様の和たんすを制作する9

茨城県S様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、衣装盆(丸盆)の内側の丸くする部分を張り付け、交互に重ねていきます。

先板の幅をケヒキで取っています。

先板、ホテ板のホゾを取るため昇降盤で切り込みを入れ、ケヒキでホゾを取っていきます。

先留の部分を留め型を当てながら、ノミで取っていきます。

引出しの枠を固めていきます。ホゾを組み、打ち当てで叩きながらホゾに入れて行きます。

小引き出しの底板を木釘で打っていきます。

シルバーウィークと言う名の三連休をしっかり休み、英気を養って今週も頑張ります。

柾干場の草刈りでした。

数日前から天気予報とにらめっこしながら、柾干場の草刈りの日を伺っていました。桐の蔵の柾板を干し場所は、雑草がとっても生える場所にあるため、今回で4回目の草刈りです。

それも除草剤も撒いてもらうのですが、「つる」が強力でなかなか大変です。一か月前に刈ったばかりなのに、もうこの雑草です。

柾板があるため、周りは草刈り機で一気の刈れますが、柾板周辺は手鎌で刈っていきます。

ホント、お米を作る農家さん並に手をかけ、柾板を管理し、渋を抜き、天日で乾燥させてから板を倉庫に入れます。全員で行って約半日かかって草刈り完了。きれいになりました。

明日からは三連休。少しゆっくりしたいです。

茨城県S様の和たんすを制作する8

茨城県S様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、引出しの底板をカンナで仕上げていきます。

衣装盆(丸盆)の枠を、ゴムチューブで巻いて固定ていきます。

引出しのカガミ板を擦り台に合わせながらカンナで削っていきます。

引出しのカガミ板(前板)を仕込んでいきます。仕込むとは、引出が入る場所に、カガミ板を当て、きっちりと隙間なく引出が入るようにカガミ板を合わせていく事を「仕込む」と言います。

合わせては削り、また合わせては削る。を何度も繰り返して引出しを仕込んでいきます。

カガミ板の厚みを、引出しのホテ板にケヒキで線を引いていきます。

今日も秋晴れ。気持ちのいい一日でした。

茨城県S様の和たんすを制作する7

茨城県S様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、本体を長ハタガネで固定し、寝せながら立側をカンナで一気に仕上げていきます。

本体を仰向けにし、箪笥の前面をカンナで仕上げていくと同時に、平らに仕上げていきます

本体の四方の丸をカンナで削って丸く仕上げていくと同時に、ノミで角の丸を取りながら、丸く作っていきます。

和たんすの本体(立側)が完成しました。

本体が完成したら、引き出し周りに入って行きます。

日が短くなり、あっという間に日が暮れます。朝晩も寒くなってきました。

茨城県S様の和たんすを制作する6

茨城県S様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、下台の裏板を木釘を打って止めていきます。

上台の裏板も長ハタガネで締めながら木釘を打って止めていきます。

下台の地板と立側のホゾの部分をカンナで平らに仕上げていきます。

上台の上板をカンナで仕上げていきます。

和たんす本体を重ねてひっくり返し、上に乗った下台と上台の自他の重なり具を意を見ながら、重なる部分の前面をカンナで仕上げていきます。

下台と上台の重なり具合を何度も確認して調整していきます。

ここ数日、秋晴れの天気が続き、すがすがしく気持ちがいいです。