雨のち、曇り。 肌寒い一日でした。
本格的に春休みが始った頃。
今週からは、桑原家の4人の子供たちは、全て、春休み。
だから、嫁さんは工房に来ない。
そのお陰もあり、仕事が増えてしまう。
こんな時、嫁さんのありがたさを実感してしまう。
ここのところ、日記の更新が出来なかった。
「うーーーーん、少し考えてしまうことが・・・」
でも、地球は回っているし、太陽の昇らない日はないし・・。
ラジオの番組の話ではないが、「一つ一つ、やっていくしかない」
後ろなんて振り向かないで・・・。
「夢は見るものではない。かなえるものだ。」
誰の言葉だったのか、忘れてしまったが、
ずーーーと、頭に残っている。
そうだ。
少年のように、純粋な気持で。
頑張る。という言葉は、少し辛いが、
それを意識せずに、やっていこうと思う。
また一つ、ジャンプの時かもしれません。
雨。 三寒四温です。
先週末に届いたビジネス誌の表紙の裏面の特集は
宮大工・小川三夫さんだった。
この方、あの法隆寺の大修理や、薬師寺金堂復興などを手がけた
宮大工・棟梁の「西岡常一」氏の一番弟子の方。
私も、「木のいのち 木のこころ」など、宮大工というか、職人としての
心構えから、その生き様までを書いた本を読み、その名前を
知った。
そんな方が、ビジネス雑誌で語っていた。
「刃物を研ぐ事が全てだと」
会社経営でも、「砥ぐ」ことですと・・・。
全ては砥ぐことが基本だという。
砥ぐことで、仕事にウソをつかない心構えになるし、
その心こそが大事だという。(多分そんな話だっと思う)
宮大工小川さんの会社は、見習の職人さんも多い。という。
昔、小川さんは、10年間の見習い期間の間は、新聞、本、テレビは
禁止だったと言う。
でも、今の時代の見習いの人には、そんな規制はないという。
でも、新聞や、テレビを見る雰囲気ではないという。
夕食を終えると、誰ともなく、刃物を砥ぎに行くと言う。
それが、見習であり、修行なのだと・・・。
我々、木を扱い、それを生業にするものは、
基本中の基本が、道具を使いこなすことであり、
道具を使いこなすこととは、すなわち、刃物を砥ぐことだ。
刃物を砥げるようになると、それを使って仕事をしたいと思う
ものであり、どんなに切れるのか、試したいものだ。
最初は、そんなところから始るのだと思う。
いかに時代が変われど、インターネットが発達すれど、
職人の仕事は、まずは、道具を使いこなすことであり、
それは、刃物を砥ぐ事である。
その記事を読んで、私も修行時代を思わず、思い出した。
誰も使わなくなった、身の短いカンナの刃を、
仕事が終わった後、ずーーーーと研いでいたあの日。
どうやったら、刃先が丸くならないのだろうか?
どうやったら、切れるカンナが砥げるのだろうか?
それは、いつも、いつも自身に自問自答していた。
それがあったから、今があるといっても過言ではない。
小川三夫さんのような、経験まではいかないが、
その記事を読んで、久々に、修行時代を思い出した。
宮大工は、修行10年。
私、今年で、22年目だが、まだ、まだ追いつけない。
職人は、死ぬまで修行かもしれません。
晴れ。 明日は雨みたいです。
金曜日からの新潟県上越市での展示会が終わった。
今帰ってきて、冷たいビールを飲み、ホッとして書いている。
今年に入って、今回で4回目の展示会。
そのどれもが、厳しい展示会だった。
今回も、初日、二日目と惨敗。
そして、今日、やっと日の目を見た・・・。
経営上で言えば、本当に厳しい展示会だった。
でも、それだけではない。
展示会に来ていただいているお客様の数は、多い。
そして、ご縁をいただいているお客様も多い。
来場してくださるお客様、そして買っていただけるお客様。
それは、誰にも分からないし、予測なんてつくわけもない。
それは、世間では、ついていた。ついていなかった。で、
片付けられることは多い。
年間、何十回と行う展示会も、ホント、こんな感じだ。
でも、その裏では、確かに、見えないところでの努力もある。
でも、そんなことを言っても、何にもならない・・・。
ビジネスで言えば、結果が一番だからだ。
今回の展示会場は、新潟県といえども、かなり離れている場所。
高速道路を使っても、往復200kmを三日間走った。
結構疲れた。
一昨日、昨日と、帰りには目の前に満月かと思うほどの、
まん丸のお月様が癒してくれた。
でも、今日は曇っていて、まん丸のお月様は見れなかった。
月って、何だか神秘ですね。
明日からは、気持も切り替えて、また、頑張ります。
厳しい展示会って、商売の神様がいたとすれば、
「おまえは、まだ、まだ、努力しろ!!」と、
言っているようなものなのでしょう。
「そんな年で、まだ、付け上がるな!!」と。
時代が、次々と、厳しくなってくる、日々。
気を抜くな!!!と、言っているのです。
何事も、経験。
そして、この厳しい展示会の経験を踏まえて、
この経験を、どう生かしていくか?
商売の神様がいたら、そこを見ているのかもしれません。
晴れ。 気持の良い天気でした。
今日は、祝日で工場はお休み。
ただ、今朝、早い時間に静岡からお電話を頂いたS様。
本当に、申し訳ありませんでした。
今日、午後から、どうしても行かなければいけないところがあり、
ご希望に応えることが出来ませんでした。
お彼岸は、やはりお墓参りと、仏様をお参りしなくては・・・。
と思い、午前中、隣りの親方の自宅に仏様をお参りに行く。
春と秋のお彼岸は、親戚のお参りもあり、私たち家族が行った時も
親戚のおばさん達が来ていた。
そのお参りを終え、お出かけする。
久しぶりの週の真中の祝日。
仕事をしている人たちも多く、私も早く工場に行って
明日からの展示会の準備に備えなければと思ったりする・・・。
何とか、所用を済ませ、工場に着いたの午後4時過ぎ。
明日から三日間の展示会のため、その間の段取りを済ませ、
明日からの新潟県上越市でにお展示会の最後の準備を済ませ、
午後6時前に帰宅した。
今朝は、母が作った「おはぎ」が自宅に届けられ、
子供たちが喜んで食べていたし、お墓参りにこそ行けなかったが
仏様にもお参りを済ませた。
いいお彼岸だった。
明日からは新潟県上越市での展示会です。
どうぞ、お時間を作ってお出かけ下さい。
弟と二人で、心からお待ちしています。
晴れ。 暖かい。
そんな事ばかり思っているわけではないが、用もないのに
付いている電気や、暖かいのに、付いているストーブが
いやに気になる。
そんな細かなこと・・・。
なのかも知れないが、そう言う事が気になる性格です。
新人の石山君には、余計な電気は消そうよ。と、
常に言う。
そういうところに、気が付くようになって欲しいと、私は思う。
何も、これは、仕事中の事だけのことではないだろう。
自宅に帰ったら、使っていない部屋の電気は消すだろう。
誰もいない部屋のテレビも消すだろう。
工場の、電気もそれと一緒ではないだろうか?
暑いのに、いつまでもストーブ、付けているだろうか?
この季節、難しいが、暑かったら消して、寒くなったら
また、付ければ良いではないか?
そんな、人間らしいと言うか、常に、気が利く人に
なって欲しいと思う。
そんな積み重ねが、無駄を無くす努力だと思う。
私、経営者的に見ると、そういうところに、常に目が行くが、
出来る限り、言わないようにしている。
余りにも、ひどいな。とか、
おい、気づいてくれよ!という時に、
心を鬼にして言う。
でも、こんな事って普通の生活から気づくことだと思うのだが・・・。
ちょっと、苦言めいたが、無駄な資源が使われるよりも、早く、
それを、無駄だと気づく人になって欲しいと、心から思う。
この事だけでなく、全てにおいて、そうなって欲しい。
私自身も含めて・・・。
晴れ。 もう春ですね。
先週から、いきなり快晴で、暖かい日が続いている。
今日も、暖房も切って、腕まくりまでする暖かな一日だった。
ここに来て、急に春めいてきた。
もう、春なのだろう。
今日は、余りの暖かさに、仕事を終えて、何気に
車のタイヤを交換した。
でも、この天気が幸いするのか、嫁さんと次女は、
ずーーーとマスク。
そう、花粉症らしい。
いつも言うが、昔は、花粉症なんてなかった。
私なんて、杉の木の下で、毎日、遊んでいたし・・・。
でも、当事者はそうは行かないらしい・・・。
でも、嫁さんは、杉や稲など、その季節に応じて、
何だ、かんだといって花粉のせいにして鼻をかんでいる。
春が来ても、喜んでばかりはいられないものです。
晴れ。 暖かかったみたい・・・。
今日は、富山市、そして、福井市と、北陸への桐たんすのお届け。
今朝は、結構遅めの朝6時起き。
弟が、風邪での病み上がりのため、急遽、職人・横山さんに
無理を言って、何とか、手伝ってもらった。
横山さん、何てったって朝が早い。
普段は、何でも午前4時頃には起きるらしい。
今日も、朝6時30分に行ったら、玄関前で、待っていた。
その後、高速道路を走り、富山市へ。
今回で、4本目の桐たんすをお届けに、M様宅へ。
もう、すっかりお馴染みになったご自宅です。
何事もなく、和室に収められ、お茶を頂く。
そこで・・・・。
桑原さん、桐で鏡台(三面鏡)作って欲しいんですけど・・・。と。
昨年、座布団たんすをお届けさせていただいた時にも、
そんな事を言われていたので、今回は、それなりに、資料を
用意していった。
だから、それなりに提案できたが、無事に作る事が出来るか・
すでに、ご注文はいただいたので、これから、必死に作り方を
考えます。
もう、桐たんすだけというのは、桐の蔵のミッションに合わない。
全てのお客様に、桐という素材を通して、喜んでいただける
ものを作っていかなければならない。
M様。
ありがとうございました。
その後、福井市まで走り、桐たんすをお届けする。
昼食は、私、お勧めの高速のパーキングの天丼セット。
ここの天丼は、高速道路のパーキングなのに、美味い。
それも、かなりいい味。
かき揚げの天ぷらを卵でとじて、そこに、かけ蕎麦が付いて
¥600は安くて、美味い。
横山さんもそれを食べて、美味いと。
で、帰りは、順調に走り、横山さんの家に着いたのは、
午後4時だった。
それを受けて彼は言う。
「おまえの運転では、どこでも日帰りできるな・・」と。
そんな訳はないが、私の基本は、どこでも日帰りである。
配達は、日帰りが基本。
出張も、基本は日帰りである。
今では、大阪、兵庫も日帰りです。
さすがに島根県は泊まりでしたが・・。
でも、運転は、年々、疲れます。
若いときは、何ともなかったのに・・・。
とりあえず、事故もなく、無事に帰れました。
M様。
ありがとうございました。
晴れ。 今日も晴れて暖かい。
昨日、今日と、桐を焼いて仕上げる「焼桐」の作業が相次いだ。
昨日は、週末に富山にお届けする「掛け軸」を入れるたんす。
このお客様は、桐の蔵の桐たんすは、今回で4本目の
本当にありがたいお客様だ。
掛け軸を入れる桐たんすなのですが、仕上がりは、以外とモダン。
全体は、焼き色のこげ茶色ですが、金具は、銀色の角型。
本体も、四隅は、角なので、尚のこと、モダンに見える。
こんな感じもいいものです。
お客様には、焼桐仕上げでとは、お伝えしてあるが、
「金具は、どうしますか?」と聞いたら、「お任せで・・・。」ご返事だった。
このお任せって、以外と難しい。
今回のように、以前から4本も買っていただき、使っていただいている
お客様は、我々を信用して、言ってくださっているのだが、
さすがに、お任せとなると、趣味に合わなかったらどうしよう?と、考えてしまう。
今回も、高価な作品だし・・・。
でも、出来上がりは、多分、満足していただけると思う・・・・。どうだろう?
そして、今、さっきまで、倉庫の片隅で、「桐・米びつ」を焼いていた。
昨日、今日と、弟が風邪で休んでいるので、私がやる羽目に・・・。
自分の仕事も当然こなしながら、段取りを付けて、無理やり、米びつを焼く。
久しぶりにやった作業は、結構・・・。
でも、この作業は、私が弟に教えたので、私のほうが上手いのだが。
焼き桐って、桐をバーナーで焼き、その後、ススを落としていくので、
この作業をやると、鼻の穴まで、真っ黒になる。
今日も、この状態で帰宅です。
晴れ。 暖かい。 いい天気です。
今日は朝から暖かい。
朝礼では、ストーブの周りに集まるのだが、今日はいつものように
ストーブの近くで・・・、とはいかず、あまりの暖かさに、職人・横山さんは、
「ストーブ消す?」と言う。
もう、新潟は春かもしれない。
そんな陽気に誘われて、この冬に持って来ていただいた、
「新潟県・十日町産」の新しい桐材を干そう!!と横山さんが言い出した。
この人。結構、そういう仕事が好き。
せっかく仕入れた材料が、干されもせず(冬で干せなかっただけなのだが)
にいるのを見ていると、せわしないらしい。
だから、久しぶりのこの天気に、思わずそういったのだろう。
で、言えばすぐに行うのは、桐の蔵の小回りの利くところだ。
今回の桐材は、「ホテ板」と呼ぶ、桐たんすの引き出しの両側に使う部分の板。
あらかじめ、それに近いサイズに切ってきてもらっているので、それを屋根まで持って
上がって、屋根に干す。
昔は、こうして屋根に板を干している光景を、そこかしこで見た。
今は、屋根に板を干す光景は少なくなったが、やはり、雨が当たり、日も当たる
屋根に板を干すのは、理にかなっている。
でも、そこまで持っていくのが辛い・・・。
でも、小池さんと、横山さんと私の三人で干したが、
今回の桐材は、いい!!。
さすがに、新潟県・十日町の桐だ。
柾目のものが多くて、いい材料だった。
これが使えるのは、まだまだ、先になるが、でも、楽しみ。
でも、久しぶりに重い板を持って屋根までいくと、虚弱体質の私にとっては、
結構、辛い。
でも、この陽気、完全にストーブを消して、気持ちがいい。
もう、これからは、こんな日が続くのかもしれない。
曇り時々、晴れ。 もう、春の匂いがしています。
昨日の、長男いさみのサッカーの試合の余韻を残しつつも、
今日は月曜日。
新たな一週間の始まりである。
この週末に、お取引先や、お見積もり中だったお客様の
返事を聞き、その後の、段取りをしなければならない。
月曜日は、朝から忙殺される。
本当に、日曜日の晩から、もうその戦争モードに入っていると、
言っても過言ではないくらい。
だから、日曜日の夕方の「サザエさん」を見つつも、頭は、
月曜日の朝の段取りを考えていたりする。
で、週明けの今日は、いつもよりも電話が多い。
そして、なぜか、せわしない。
そう、少しばかり、空気が動いている感じがする。
目先の動きは、相変わらず湿っているが、長い目で見ると、
何となく、空気が読めたりする。
でも、安心はしてられない。
常に、自分自身を、がけっぷちに置かなければ、私は、
すぐに甘えてしまうから・・・。
人間だから、すぐに楽な方に行きたがる。
それは、ホント、誰もがそうだと思う・・・。
でも、そこで踏ん張ってこそ、次代への経営者なのかもしれない。
きのうの名古屋交際マラソンのQちゃんも同じ思いだったのではないか?
「走るのを止めるのは簡単です」
でも・・・・・。
これは、マラソン選手だけではない、経営者、そして、すべての
方々に当てはまると思う。
走るのを止めた時。
それは、もう、終わりなのかもしれない。
大げさなことを言うつもりは、決してないが、
私に例えるなら、常に、走りつづけていたい・・・。
と言うか、走り続けなけらば、どうしようもないのだと思う。
自分の人生は一回きり。
だから、悔いのないように・・・。
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