2019年 4月 の投稿一覧

お休みですが・・・。

今日から桐の蔵は9連休のお休みがスタート。先週は京都での展示会だったので、久しぶりのお休みに少しだけゆっくり出来た朝でした。

久しぶりに快晴の新潟。気持ちのいい朝でした。

で、午前中に工場に行き休日しか出来なき焼却炉の灰を出す作業。一年に3回(ゴールデン・ウィーク、お盆、お正月)の長いお休みの前に必ずやっている作業です。

そして昨日完成した胴丸の洋服たんすの調整と出荷の準備をし、ずっと気になっていた板干し場の板を干す櫛に掛かっていたブルーシートが風でチリチリになっていたので、新しいシートを掛けて養生してきました。

胴丸の洋服たんすの調整です。


広島県に出荷予定の洋服たんすです。

貧乏性なのでしょうか、お休みでも工場に行くと何だかホッとするんですよね。明日からは束の間のお休みをいただき、しばらくブログもお休みします。

桐たんすの組み立て 福岡県I様の和たんすを作る2

世間では今日から10連休の始まりです。確かに今朝、出勤する時は車が少なかったようですが、桐の蔵の工場のある団地は、ほとんどの会社が仕事でした。

桐の蔵は今日の土曜日は仕事で、明日から9連休という夢のようなお休みです。

昨日は、上板を木殺しして本体を固める前まで行ったのですが、今日はその続きです。タイコを立てて、組む部分にのりを付け、上台を固めて行きます。

タイコにのりを付けて組む準備に入ります。

タイコを上台の立側の中に入れ込み、上板をホゾで組んでいき、地板をはめ込んでいきます。

上台の立側にタイコを入れ込み、地板をはめ込んでいきます。

その後、上台の上下を逆にして地板を止めるために、長ハタガネでしっかりと締めていきます。

上台の立側を上下逆にして、長ハタガネで締めていきます。

その後は下台も同じようにして固めていき、固めたらホゾ組の出た部分に水を塗って、木口がカンナをかけたら、ボソボソにならないようにしていきます。

下台のホゾを組んで、出てきたホゾに水を塗ります。(出てきた部分は木口なので、水を塗ってかんなをかけるとバラバラにならないのです)

して、下台のホゾ組の部分をカンナで仕上げ、下台みんなを仕上げていきます。その後は、上台もカンナで仕上げていきます。

下台をカンナで仕上げていきます。

そして今回のたんすは四方丸ですので、下台、上台の四方をカンナで丸めていきます。その後は、上台と下台を重ねるために、重なる部分を平らに仕上げるために、定規で平らになっているか確認しながら仕上げていきます。

四方丸なので、下台の両端をカンナで丸く仕上げていきます。


上台と下台の重なる部分は、定規でしっかりと真っ直ぐかどうか確認します。

今日の私は、ホットプレスを終えた、「立側」、「裏板」、を自動で荒削りし、あいばを擦って、組んでいました。
今回の板は、広くて大きな板が多くとても良い板です。

立側の板を組んでいます。

さて、明日からは桐の蔵も9連休ですが、私はさすがにそんなには休めません。明日からもしばらくは工場に行ってやることが多いですね。

明日からも全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 福岡県I様の和たんすを作る

今日からは福岡県のI様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えしていきます。

I様は、3月に東京・日本橋で行いました桐の蔵の展示会に、わざわざ福岡県からお出かけいただき、お話をさせていただきまして和たんすをお求めいただきました。

まずは図面と木取りを出して、長さ切りでそれぞれの部材を各々の長さに切り分けます。その後は、各部材をカンナで仕上げていきます。

お客様一人一人にある図面。これをもとに制作します。


木取り(各部材一式)を出してもらいます。


各部材を長さ切りで切っていきます。

そしてホゾを機械で取り、地板の四方をシャコ万で巻いていきます。次に棚板を立側に入れる墨を毛引きで出していきます。

地板に四方シャコ万で巻いていきます。


棚板の立側に入る部分を毛引きで取っていきます。

ホゾを取ったら、立側と上板の交わる部分の留めを、留め型を当てながら、ノミできれいに取っていきます。

上板と立側の留めの部分を留型を使って、きれいにノミで取っていきます。

そして秘密の箱の部分のフタを作っていきます。

秘密の箱のフタを作ります。

次に、上板のホゾの部分を玄能で「木殺し」していきます。「木殺し」とは、ホゾとホゾを組んで行く時にくっつき易いように、ホゾを叩いておき、組んだ時に水分を含ませると、膨張してホゾがきつくなってしっかりと組めるようにするのです。そのために「木殺し」を行うのです。

上板のホゾの部分を木殺ししていきます。

かなり端折ってしまいましたが、今日はここまで。

今日の私は、午前中から昨日ホットプレスで狂いを取った「裏板」、「立側」、「タイコ」、「地板」の板を、自動に掛け荒削りし、あいばを擦って組んでいました。


今日も奥様はホットプレスです。


立側を組みます。

今日だけで、昨日ホットプレスした板をかなり組みました。
明日は土曜日ですが、桐の蔵は仕事。明後日から9連休に入ります。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県H様の洋服たんすを作る5

総桐の洋服たんすの制作をお伝えさせていただいておりますが、今日がこの制作の最終日です。昨日までは、立側(本体)が完成し、今日からは引出し周りに入っていきます。

立側が立ったら、引出し周りの材料を出してもらい、引出しの底板、先板、ホテ板、カガミ板をそれぞれの寸法に長さ切りで切っていきます。

そしてそれぞれの部材をカンナ掛けしていきます。

引出しの材料をカンナ掛けしていきます。

次にカガミ板(引出しの前板)を仕込んでいきます。引出しが入る場所に、カガミ板を当て、ぴったりと隙間がないように、引出しを合わせていく作業を、「カガミを仕込む」と言います。

引出しが入る場所にカガミ板をピッタリと合わせていきます。

今回のたんすは、引出しが2杯あるのでそれぞれの引出しを仕込んでいきます。その後は、引出しのホテ板と先板のホゾを取り、ホテ板とカガミ板の蟻組を取ります。

そして引出しの本体を組んでいきます。まずは、カガミ板とホテ板(側板)をのりを入れながら組んでいき、その後、先板のホゾを入れていきます。

引出しの本体を固めていきます。

引出し2杯とも先に、引出しの本体を固めていきます。その後に、引出しの底板を木釘で打っていきます。

引出しの底板を木釘で打っていきます。

底板を木釘で打ったら、釘切りノコで木釘を切り、切った場所をブラシで水を拭いて行きます。これは、水をつけると傷などが膨らむ効果と、木釘が水を吸って膨張し、より効く効果があります。

木釘を打ち、釘を切ったらブラシで水を塗っていきます。

そして引出しを削りながら仕込んでいきます。当たっているところがないかどうかを確認しながら、出したり引いたりして、引き出しを入れていきます。

引出しが終われば、今度は観音開きを仕込みます。扉を本体に当てながら、ピッタリと合うように当たっているところを削っていきます。

観音開の扉を本体に当てながら隙間がないように仕込んでいきます。

扉を仕込み終えれば、観音扉をカンナで仕上げて完成となります。いろいろと端折ってきましたが、洋服たんすが完成しました。この後は、塗装し金具を付けて荷造りしてお届けとなります。

最後に観音開きの扉を仕上げて完成となります。

今日の私は、丸盆のホテ板、ヘギのホテ板を切り、今日出荷の桐たんすの荷造りをしていました。また奥様は、昨日私が切った板を、熱で板の反りや狂いを取る「ホットプレス」を一日中でした。当然ながら今日では終わらないので明日もです。


ホットプレスをする前の板。


ホットプレスが終わり、真っすぐになった板。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県H様の洋服たんすを作る4

下ニと呼ぶ洋服たんすの制作をお伝えしていますが、一昨日は上台と下台の本体を固めたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

下台を上台の上に乗せて(上下が逆になります)、立側のズレをカンナで削っていき、上台と下台がぴったりと合うように仕上げていきます。その後は本体を横にして仕上げていきます。そして次に、本体を乗せる台輪の制作に入ります。

本体を上下逆にして重ね、ピッタリと合うように削っていきます。


本体が乗る台輪を作っていきます。

台輪に制作を終えると、下台の重ね板に、上台を乗せた時にずれないように、重ねのサンを打っていきます。

上台を乗せた時にズレないように、下台の重ね板にサンを打ちます。

重ねのサンを打ったら、下台の足の部分が平らかどうか定規で確認しながら、足を平らになるように削っていきます。
その後は、上台の上板の両端の丸(内側外側)を作り、前面を仕上げて、上台の立側を完成させます。
そして下台に台輪をはめて、下台に上台を乗せて下ニの洋服たんすの立側が立ちました。

下台に付けた「足」を定規で平らかどうか確認しながら削っていきます。


下台に台輪をはめて、立側が立ちました。

今日の私は、午前中からずっと板を切っていました。午前中は、地板、タイコ用の板をかなりの枚数切りました。

午前中は地板、タイコ用の板を切ります。

午後からは、新潟市内まで再生たんすのお届けに一人で行ってきました。昨日の柾板を干したせいもあり、腰が痛く(柾干しは前カガミになって干すので腰に来ます)、今朝、湿布を貼って仕事をしていたのですが、一人での再生たんすのお届けは、2階に設置して欲しい事と、階段が狭いと言われていましたので、最悪のことも考え、コルセットを巻いてお届けに行ってきました。

午後からは新潟市内に再生たんすのお届けに行ってきました。M様ありがとうございます。

素敵なご自宅の洋間に、再生した桐たんすをお届けさせていただきました。M様、ありがとうございました。

そしてお届けから帰って、また板を切り続け、今日だけで相当な枚数の板を切りました。明日は、今日切った板を熱で反りや狂いを取る「ホットプレス」です。

今日切った板です。


明日は板の反りや狂いを熱で治す「ホットプレス」です。

明日も全力で頑張ります。

上越市まで桐たんすのお届けでした。

昨日から快晴の天気が続く新潟は、今日も気温が上がり夏日の予想もあるなどいきなりの天気で体が付いていきません。

そんな中、午前中は上越市まで桐たんすのお届けに塗装職人・石山君と一緒に行ってきました。出発は始業時間の8時少し前。燕三条から高速に乗り約1時間で、上越市に到着です。

下ニの洋服たんすと上開きの和たんすの2本セットでした。

今回のお客様は、まだ雪が降る2月に、桐の蔵のショールムまでお越しいただき、洋服たんすと和たんすの2本セットをお求めいただいたのでした。

そして今日、2本セットの桐たんすをお届けに行ってきました。H様からは、桐たんすをお求めになったきっかけのお話や、お母様のお話など聞かせていただき、本当にお世話になりました。ありがとうございました。お届けの後、お茶とアイスクリームをいただき、ご集金をさせていただき、ご自宅を後にしました。

そして午後からは、またしても数日前から天気予報を見続け、本当は明日、柾干しの作業を行う予定だったのですが、予報が変わり明日は曇から雨の予報に。急遽、今日の午後から柾干しを行うことにしました。

小分けされた柾板を干す場所まで運びます。

工場から少し離れた場所にある柾を干す場所は、つるが生える場所でまずは、つるを鎌で取ることから始まります。
そして製材を終えた柾が、数枚ずつ紐で結ばれた柾の束を持って干す場所まで行き、柾を干す櫛に、手で一枚一枚入れて干していくのです。

一枚一枚、手で干していきます。

今回は、29本の丸太を柾に製材したので、製材した柾板は何枚になるのでしょうか。長い丸太を切ったり、長いまま柾引きしたりしたので、見当も付きませんが、柾引きにすると一枚の厚さは約5mm。数百枚から千数百枚っていう感じでしょうか。

今回は、長い柾が多かったです。

今日は全職人5人で半日でやっと終えることが出来ましたが、3時の休憩もゆっくり休まず、かなり一人ひとりが頑張ったおかげです。皆さん、ご苦労様でした。

これで連休前、そして梅雨前に並板も干して、柾板も干し終えました。後は梅雨の暖かい雨に当て渋を抜いて、天然乾燥をして来年の春までじっくりと待ちます。毎年、梅雨前に板干しを終えることが決まり事になっている私ですが、今年もお陰様でやり終えることが出来ました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県H様の洋服たんすを作る3

週末の土日は京都での展示会でした。2日間とも好天に恵まれ、気持ちの良い日々を過ごす事が出来ました。京都はいつ行っても観光客でごった返していますが、やはり魅力がいっぱいですね。お出かけいただきましたお客様には感謝いたします。ありがとうございました。

そして昨日の深夜に帰宅し、今日からは仕事です。先週まで、H様の洋服たんすの制作が途中でした。先回は、洋服たんすの上台を固め、下台の組み立てに入るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の立側を組み立てます。

上台の本体を固めたら次は下台の本体を固めていきます。今回は下ニと呼ぶ、下台の引出しが2杯ある洋服たんすです。ホゾ組にのりを付け、立側、重ね板、棚板、地板を組んでいきます。

下台の立側を組み立てていきます。

長ハタガネで締めて、ホゾ組の間に木釘を打って止めていきます。ホゾ組とホゾ組がしっかりと合わさるように、長ハタガネを何本も締めて、木釘を打っていきます。

本体を固めたら次は裏板を打っていきます。下台の裏板を1寸2分の木釘で打っていきます。それと同じく、上台の裏板も木釘で打っていきます。

下台の裏板を木釘で打っていきます。

上台は大きいし、洋服たんすは中が空間なので、間違って力をかけると裏板が割れてしまうので、そこは慎重に裏板を打っていきます。

上台の裏板を打ちます。

裏板を打ったら、上台ののりが乾く間に、下台の方から立側を仕上げていきます。ホゾ組の部分は、組むと多少なりとも組んだ部分が出ますので、そこから最初に削っていきます。

下台の立側を仕上げていきます。

そして下台の仕上げが終わったら、下台の「足」と呼ぶ部分、本体と台輪を繋ぐ部分を「足」と呼びます。この足を下台の四方を回して、ハタガネで固定して接着していきます。

下台の下に「足」と呼ぶ部分をハタガネで取り付けます。

その後は、大きな上台の立側をカンナで仕上げていきます。この上台も大きいので大変ですが、カンナを途中で止めないように仕上げていきます。

大きな上台の立側をカンナを掛けながら仕上げていきます。

今日の私は、京都の展示会の後片付けと、伝票整理、そして図面を書き、午後からはご注文いただきましたたんすの「柾」を切っていました。観音開きの大きなたんすが多く、今回は長い柾が必要になってきましたので、倉庫から長い柾を探して切っていました。

今日切った「柾板」これから柾割機に通します。

今週は連休前なので、何とか連休に入る前にやっておきたいことが山積みで、時間に追われます。
明日も全力で頑張ります。

京都での展示会です。

昨日の金曜日の朝に新潟を出発し西へと高速を走らせます。新潟県はかろうじて桜の花が咲いていますが、西へ行くに連れサクラは散り、新緑が鮮やかになってきます。

いつものように平安神宮にお参りです。

午後からは京都に入り、準備を終えてからいつものように、近所の平安神宮へ展示会の成功をお参りしてきました。


今日明日と京都での展示会を開催中です。

今日の京都は快晴で暖かく気持ちのいい天気です。明日も天気の予報。
今日、明日と全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県H様の洋服たんすを作る2

昨日は職人さん全員で板入れ、板干しをしましたが今日も快晴の新潟です。一昨日からH様からご注文いただきました洋服たんすの制作をお伝えさせていただいておりますが、今日はその続きです。

立側、上板、地板の蟻ホゾを取り、付属の小引き出しを作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きで、地板が立側に入る部分を作っていきます。

蟻ホゾをノミと毛引きで取っていきます。

立側に地板が入る部分を毛引きで取り、墨を付けていきます。その後は、立側、上板、地板共に、面取りカンナで面を取っていきます。

立側の地板の入る部分を毛引きで取り、作っていきます。


立側、上板、地板共に、面取りカンナで面を取っていきます。

そして立側に裏板止めが入る部分を定規で出して印を付けていきます。

裏板止めの入る部位分を定規で測り、印をつけていきます。

和たんすなどの桐たんすは、本体を真横に支える中棚や棚板があり、本体が横の板で支えられてグラつくことはないのですが、洋服たんすは長い洋服を掛けることが目的で、そのため、本体を横の板で支えることが出来ないために、裏板の所に「裏板止め」と呼ぶ、本体を裏側で支える板をつけるのです。その2本の裏板止めで、大きな上台を支えるのです。

裏板止めを付けていきます。

裏板止めの入る部分を計算し、裏板止めを実際に裏板を打つ前に取り付けます。その後、立側、上板、地板を組んでいきます。これで洋服たんすの上台の本体をとりあえず固めました。次は下台の本体の組み立てに入ります。

洋服たんすの上台の本体を固めていきます。


裏板止めも付いています。

今日の私は、午前中は、先板、丸盆の板を切り、組んでいました。やはり毎日桐たんすを作っていると、何かしらの材料が無くなって来ますし、無くなってから急に気づくものですから、常に何か無くなってないかを目を凝らして見ています。

今日は先板、丸盆を組みました。

そして今週末の土、日は、京都での展示会です。明日の朝から京都に向かって出発します。どうぞ、京都を始め、関西の方々、お時間をいただきお出かけいただければ幸いです。

明日も、全力で頑張ります。

板入れと板干しでした。

何日も前から天気予報を何度も何度も確認し、今日のこの日を決めていました。天気が一日だけでは板が乾ききらず、最低でも2日続かなければ板入れは難しいと思う中、やっと天気は2日続いた今日、板入れを行いました。

昨年の5月に干した板を取り入れます。

それに合わせて、製材所へは板を入れたらすぐに、今回製材した板を干せるように段取りし、午前中に板を持って来てもらう段取りも昨日のうちに済ませておきました。

板を入れている間に、今回製材した新しい板がやってきました。

なのに今朝、板を入れるためにトラックのエンジンをかけようとしたら・・・。
何度やってもかかりません。こんな時に限ってバッテリーが上がります。

急遽、ガソリンスタンドに電話して、何ていうのか大きなバッテリーみたいなのを借りたのですが、結局ダメ。仕方なくたんすを積む大きなトラックのバッテリーでケーブルを繋げ、何とかエンジンを掛けることに成功しました。その間、数十分の時間ロス。

まずは昨年の5月に干した3分板から倉庫に入れます。その後は8分板と続き、約3時間ほどで、板入れを終えました。

倉庫に干した板を積み上げていきます。

板を入れている間に、製材所からは段取り良く、製材したての板を運んでもらっていましたので、板入れが終わり次第、すぐに板干しにかかることが出来ました。

いくつかの山になって製材所から届きます。

板入れは、板も乾いていて軽いのですが、板干しは、板がまだ水気を含んでいるので厚くなると結構な重さです。今日の板干しは、3分板、7分板、8分板、1寸1分、1寸5分と5種類の厚さの板を干しました。

山になっている板を一枚一枚干していきます。


傷もなく木目も大きさも素晴らしい板です。


午前中は3分板を中心に干しました。

1寸1分と1寸5分の厚みの板は、長いと重くて持てないので、予め長さを短く切ったのですが、8分板は長いままでしたので、かなりの重さ。一枚持つのがやっとでした。

とても重かった8分板。長いので一枚持つのがやっとです。


1寸5分の厚板。一枚広げで干していきます。

5人の職人でやれば44本の丸太の板干しもあっという間。午後3時頃には終えることが出来ました。
その後は、先日、津南町から運んできてもらったホテ板(引出しの側板)を屋根に上げて、一枚ずつ干す作業。
これも屋根に上げるまではかなりの力仕事で重労働ですが、みんなの力で終える事が出来ました。

板入れと板干しの後は、屋根に津南町産のホテ板を干します。


屋根にきれいに並べられたホテ板。半年後にひっくり返して来年まで干しておきます。

ホント、皆さんお疲れ様でした。
明日も全力で頑張ります。