桐たんすの組み立て 福岡県I様の和たんすを作る

今日からは福岡県のI様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えしていきます。

I様は、3月に東京・日本橋で行いました桐の蔵の展示会に、わざわざ福岡県からお出かけいただき、お話をさせていただきまして和たんすをお求めいただきました。

まずは図面と木取りを出して、長さ切りでそれぞれの部材を各々の長さに切り分けます。その後は、各部材をカンナで仕上げていきます。

お客様一人一人にある図面。これをもとに制作します。


木取り(各部材一式)を出してもらいます。


各部材を長さ切りで切っていきます。

そしてホゾを機械で取り、地板の四方をシャコ万で巻いていきます。次に棚板を立側に入れる墨を毛引きで出していきます。

地板に四方シャコ万で巻いていきます。


棚板の立側に入る部分を毛引きで取っていきます。

ホゾを取ったら、立側と上板の交わる部分の留めを、留め型を当てながら、ノミできれいに取っていきます。

上板と立側の留めの部分を留型を使って、きれいにノミで取っていきます。

そして秘密の箱の部分のフタを作っていきます。

秘密の箱のフタを作ります。

次に、上板のホゾの部分を玄能で「木殺し」していきます。「木殺し」とは、ホゾとホゾを組んで行く時にくっつき易いように、ホゾを叩いておき、組んだ時に水分を含ませると、膨張してホゾがきつくなってしっかりと組めるようにするのです。そのために「木殺し」を行うのです。

上板のホゾの部分を木殺ししていきます。

かなり端折ってしまいましたが、今日はここまで。

今日の私は、午前中から昨日ホットプレスで狂いを取った「裏板」、「立側」、「タイコ」、「地板」の板を、自動に掛け荒削りし、あいばを擦って組んでいました。


今日も奥様はホットプレスです。


立側を組みます。

今日だけで、昨日ホットプレスした板をかなり組みました。
明日は土曜日ですが、桐の蔵は仕事。明後日から9連休に入ります。

明日も全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求