桐たんすの組み立て 新潟県H様の洋服たんすを作る3

週末の土日は京都での展示会でした。2日間とも好天に恵まれ、気持ちの良い日々を過ごす事が出来ました。京都はいつ行っても観光客でごった返していますが、やはり魅力がいっぱいですね。お出かけいただきましたお客様には感謝いたします。ありがとうございました。

そして昨日の深夜に帰宅し、今日からは仕事です。先週まで、H様の洋服たんすの制作が途中でした。先回は、洋服たんすの上台を固め、下台の組み立てに入るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の立側を組み立てます。

上台の本体を固めたら次は下台の本体を固めていきます。今回は下ニと呼ぶ、下台の引出しが2杯ある洋服たんすです。ホゾ組にのりを付け、立側、重ね板、棚板、地板を組んでいきます。

下台の立側を組み立てていきます。

長ハタガネで締めて、ホゾ組の間に木釘を打って止めていきます。ホゾ組とホゾ組がしっかりと合わさるように、長ハタガネを何本も締めて、木釘を打っていきます。

本体を固めたら次は裏板を打っていきます。下台の裏板を1寸2分の木釘で打っていきます。それと同じく、上台の裏板も木釘で打っていきます。

下台の裏板を木釘で打っていきます。

上台は大きいし、洋服たんすは中が空間なので、間違って力をかけると裏板が割れてしまうので、そこは慎重に裏板を打っていきます。

上台の裏板を打ちます。

裏板を打ったら、上台ののりが乾く間に、下台の方から立側を仕上げていきます。ホゾ組の部分は、組むと多少なりとも組んだ部分が出ますので、そこから最初に削っていきます。

下台の立側を仕上げていきます。

そして下台の仕上げが終わったら、下台の「足」と呼ぶ部分、本体と台輪を繋ぐ部分を「足」と呼びます。この足を下台の四方を回して、ハタガネで固定して接着していきます。

下台の下に「足」と呼ぶ部分をハタガネで取り付けます。

その後は、大きな上台の立側をカンナで仕上げていきます。この上台も大きいので大変ですが、カンナを途中で止めないように仕上げていきます。

大きな上台の立側をカンナを掛けながら仕上げていきます。

今日の私は、京都の展示会の後片付けと、伝票整理、そして図面を書き、午後からはご注文いただきましたたんすの「柾」を切っていました。観音開きの大きなたんすが多く、今回は長い柾が必要になってきましたので、倉庫から長い柾を探して切っていました。

今日切った「柾板」これから柾割機に通します。

今週は連休前なので、何とか連休に入る前にやっておきたいことが山積みで、時間に追われます。
明日も全力で頑張ります。

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