桐たんすの組み立て 東京都T様の小袖整理たんすを作る 

今日からは、東京からご注文をいただきましたT様の小袖胴厚の整理たんすを作っていきます。

まずは、図面と木取りを出して、それをもとに木取り(部材)を各々の寸法に切っていきます。木取りだけでも、上板、棚板
(5枚)、地板、ツカ、裏板、重ね板、足、台輪、など、結構な枚数になります。


図面と木取り。


各々の寸法に切っていきます。

その後は、全部の板をカンナ掛けします。内側になる部分は、組んでしまうとカンナが掛かりませんので、この時に全てカンナを掛けて仕上げます。


内側になる部分をカンナ掛けします。

そして上板、本体(両側)、地板のホゾを取ります。これは、機械で取りますので、時間としてはそんなに掛かりませんが、やはり慎重に行います。


ホゾを取った板。

その後は、ホゾを取り互いに組み合うところを留め(45度)にするため、胴突きでノコを入れ、ノミできれいに付くように留め型を当てながら、45度の角度を作っていきます。


留めの部分を作るため、胴突きで切り込みを入れます。


留め型を当て、きれいに45度の角度を作っていきます。

ホゾと留めの部分は、この他にも、まだまだやってるのですが写真を取れないので割愛して、次は棚板に行きます。棚板とは、引出しが乗る板のことです。本体に棚板を溝で入れ込むため、棚板の半分を毛引きで欠いています。本体に入る棚板の下側半分を取って、残った部分を立側(本体)の両側の溝に入れ込むのです。


棚板の下側半分を取るため、毛引きを入れています。

これ以上にやっていることは多いのですが、今日はここまで。明日も全力で頑張ります。

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