1.会社での出来事

桐たんすの組み立て 千葉県N様の和たんすを作る2

千葉県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、下台の立側の内側をカンナで仕上げたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

下台の立側の内側に、棚板が入る溝を溝切りカッターで掘ります。

棚板と立側の交わる部分の総面の部分をノミで作っていきます。

タイコ(衣装盆は入る上台の部材)の面を面取りカンナで取っていきます。

タイコのサンの先の部分ををカンナで斜めに削っていきます。

タイコのサンンにのりを付けて、

タイコにサンを取り付けていきます。

中棚にツカを立てて、木釘で打っていきます。

中棚の前面をカンナで仕上げます。

今日は引出しのホテ板を組みます。そして奥様は先週に引き続き、「ホットプレス」気温が上がってきたので、暑さとの戦いです。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 千葉県N様の和たんすを作る

今日からは千葉県N様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えしていきます。

まずは図面を出してもらい、この1枚の図面をもとに桐たんすを作っていきます。

和たんすの木取り(材料)を出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材の長さ、幅を切り分けていきます。

材料を切ったら、カンナ掛けを行います。その前にカンナを研ぎます。

地板の三方をシャコ万で巻いていきます。

立側のホゾを機械で取り、ホゾの角を玄翁で木殺ししていきます。

地板に付く小箱を木釘で打ち、取り付けていきます。

地板の扉の入る幅から、タイコの同じ幅を映していきます。

立側の内側をカンナで仕上げていきます。

今日の私は、4分板の地板、衣装箱のフタを作ります。その後は、引出しのホテ板(側板)を作っていきました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都K様の和たんすを作る7

東京都K様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、今日が最後です。昨日は、引出しの底板を木釘で打ったところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

引出しの底板をハタガネを締めながらドリルを揉んでいきます。

木釘を打って底板を止めていきます。

小引き出し(三つ割り)の底板もハタガネを締めながら、木釘を打っていきます。

衣装盆(角盆)の底板を、枠の大きさに合わせて長さ切りで切っていきます。

引出しの先板、底板をカンナで仕上げた後、引出しの上面をカンナで削って仕上げていきます。

引出しのホテ板を削りながら、引出しを入れては当たっているところを確認し、出しては当たっているところを削り、を何度も繰り返していきます。そうすることで、引出しを入れると他の引出がすぅーっと出てくるような、密閉度の高い引出が出来上がります。

引出しを入れ終えると、観音開きの扉を仕込み、最後に扉を仕上げて完成となります。

この後は、塗装、金具付け、調整、検品、梱包して、お届けとなります。

昨晩はすごい雨でした。(と、奥様が言ってました)今日の日中も降ったり止んだり。そんな中、私は板を切り、奥様はホットプレス。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都K様の和たんすを作る6

東京都K様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、引出しのカガミ板(前板)を仕込むところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

擦り台でカンナを擦らせながら、先板を削っていきます。

機械で取った引出しの前板の蟻組みをノミで、きれいに取っていきます。

蟻組みを取った前板とホゾ組を取る前の先板。先板はホゾ組を取るために昇降盤でノコ目を入れてあります。

引出しの枠を固めていきます。前板とホテ板の蟻組みを組み入れ、ホテ板と先板のホゾ組を組み入れて、打ち当てを当てて叩いています。

打ち当てて叩いたら、ドリルを揉んで木釘を打ち込んでいきます。

木釘箱の木釘は3寸。カンナ屑と木釘箱、そしてカンナが各種。それぞれが美しいです。

引出しの枠を固めたら、底板を打つためにのりが入ったチューブでのりを付けていきます。

底板を置き、木釘を打って底板を止めていきます。

今年の梅雨は、ホント雨が続きます。干してある桐板にとっては温かな雨で渋が抜けていいのですが、かと言って生活になると降りすぎても困ることが起きてきます。

もう少し、この雨とのお付き合いが続きそうです。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都K様の和たんすを作る5

東京都K様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、先週は、台輪の制作までをお伝えしましたが今日はその続きです。

本体が完成しましたら、引き出し周りに入ります。引出しの木取り(材料)を出してもらい、長さ切りでそれぞれの材料を各々の長さに切り分けます。

引出し周り、衣装盆の材料。

引き出し周りの材料を切ったら、それぞれをカンナで仕上げていきます。これは、引出しのホテ板(側板)を仕上げています。

衣装盆の底板をカンナで仕上げていきます。

引出しのホテ板を見比べて、木目の良い方を引出しの内側に持っていきます。

引出しのカガミ板(前板)を仕込んでいます。(仕込むとは、引出が入る部分に引出しのカガミ板(前板)を当て、引出がぴったりと入るように前板を隙間なく合わせることを仕込むと言います)

手で光を遮り、隙間がなく仕込まれているかを確認しています。

木口カンナで引出しの木口を削り、少しずつ引出しを仕込んでいきます。削っては合わせて見て、また削っては合わせるを何度も繰り返して、引出しを仕込んでいきます。

今日は4分板の地板、衣装箱のフタ等を切りました。切った板が溜まって来ましたので、そろそろホットプレスです。明日も全力で頑張ります。

千葉県まで桐たんすのお届けでした。

土曜日に栃木県→東京まで桐たんすのお届けに行って来たばかりですが、今日は千葉県まで桐たんすのお届けに行って来ました。

今日も起床は午前5時。もう目覚ましに頼らなくても起きてしまいます。(年です)

いつものように工場で弟と合流し、関越道をいざ、千葉県まで。三芳SAで休憩し、外環を三郷南まで走り千葉県松戸市まで行きます。

1軒目のお客様は、素敵なマンションに「お住まいのI様。小袖の整理たんすと和たんすの2本セットをお求めいただきました。I様、本当にありがとうございました。

今日の東京は曇っていましたが雨もなく、2軒目に向かいます。

都内まで戻り、再生たんすをお届けさせていただきました。M様、ありがとうございました。

千葉県は東京の隣で、すぐに行けると思うのですが、それでも都内のお届けと違って結構時間がかかります。意外と遠いのですね。

帰りは順調に走り、終業時間までには帰って来れました。

I様、M様、ありがとうございました。

明日も全力で頑張ります。

栃木県から東京へ桐たんすのお届けでした。

全国的に雨の止む気配がない今週でしたが、今日は栃木県→東京まで桐たんすのお届けに行って来ました。

起床は午前5時。曇り空でしたが雨は降っていませんでした。いつものように工場で弟と合流し、いざ、栃木県小山市まで。

高崎から北関東道を走り、初めてのPA、太田強戸でした。そこから東北道へ合流し藤岡佐野ICで下車。そこから下道で約20分で今回のI様のご自宅に到着でした。

ホント、素敵なご自宅で落ち着いた和室に整理たんす「甘栗」を納めさせていただきました。その後は、おいしいお茶をいただきました。I様、本当にありがとうございました。

その後は、東北道に戻り東京まで。神奈川県との堺まで走り大田区まで。

そこでH様のマンションに再生たんすをお届けさせていただきました。H様、ありがとうございました。

その後は、世田谷区深沢まで。ここでも再生たんすをお届けさせていただきました。(画像なし)M様、ありがとうございました。

今日の東京は時折雨が降る中で、気温は30度。不快指数いっぱいでした。

その後、順調に関越道を戻り、工場に到着でした。明日は、お休みをいただき、週明けから全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都K様の和たんすを作る4

東京都K様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、下台の重ね板を仕上げるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

中台の上に上台を乗せて逆さにし、上台の地板と中台の重ね板の重なり具合を見ています。カンナで少しずつ削りながら調整していきます。

上に乗った中台をずらし、上台の地板の奥の部分をカンナで削って重なり具合を見ます。

重なりが合ったら、重ね板に「重ねのサン」(各上台、中台、下台)がズレず、落ちないように重ね板にサンを木釘で打っていきます。

木釘で重ねのサンを打ったら、カンナで仕上げていきます。

上台、中台、下台を重ねて長ハタガネを締めて横に寝かせ、立側をカンナで一気に仕上げていきます。

たんすの裏側は長ハタガネで締め、表側の各台の重なり部分には小さなハタガネを使って締め、各台がズレないようにしながら一気にカンナで仕上げていきます。

各台(上台、中台、下台)が仕上がったら、本体を重ねて立側が完成です。上台をよいしょ!と持って重ねていきます。こんな時、桐たんすは軽くていいなぁと感じます。

次にたんす本体が乗る「台輪」の制作に入ります。

今日は、本来であれば東京の伝産協会へ行き、伝統工芸「桐たんす」の全国の5産地の代表が集まっての会議の予定だったのですが、急遽、新型コロナウイルスの感染者が急増したという事で、リモート会議に。

初めての経験でしたが、スムーズに行うことが出来ました。テレビのニュースに出ているようにテレワークが新しい生活の一部になるように、経験すると、これが今後、当たり前の世界になってくるのでしょう。いい経験をさせて頂きました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都K様の和たんすを作る3

東京都K様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、下台の立側、地板、重ね板を固めた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

下台の裏板を打つ前の準備です。チューブに入っているのは「のり」これに入れて、細いチューブの先からのりが出ていき、細いところでもきれいに付きます。そして、引出しと引出しの間にある「つっかえ棒」は、棚板を真っ直ぐにしておくためにつっかえ棒を入れておきます。その上から裏板を木釘で打っていくのです。

下台に裏板を乗せたところ。後ろには裏板を打つ前の中台があります。

中台の裏板を木釘で打っていきます。規則正しい間隔の木釘が美しいです。この間隔は職人の経験から生まれ出た間隔です。職人によって若干、違いがあります。

下台の「足」を制作しています。「足」は、下台と台輪を繋ぐ部分です。

このたんすは四方丸ですので、たんすの上下左右の四方が丸くなっています。その下台の左右の外側の丸を、カンナで削って作っています。

台輪の制作です。台輪のホテ板(側板)と先板を打っています。

下台の重ね板を定規を当てながら平らに削っていきます。

下台の重ね板を長台(台の長いカンナ)で仕上げていきます。

今日の私は、ご注文いただきました洋服たんすの板を倉庫から出し、立側を切ります。洋服たんす様に幅の広い「新潟県津南町」産の板を取っておいてあります。(幅1尺7寸(約51cm)幅の広い桐板。

その後は、3分板のヘギ底板を中心に切ります。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都K様の和たんすを作る2

昨日から始めました、東京都K様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、中台の立側の内側に、棚板の入る位置をシラガキで印を付ける所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台のタイコの入りの部分をノミできれいに取っていきます。

タイコのサンにのりを付けて、衣装盆の型を当てながらタイコに付けて行きます。

タイコのサンにドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。

棚板の立側に入る部分「留め」の部分を留め型を使ってノミで作っています。

三つ割りの小引き出しが入る部分の棚板に「忍び鍵」を付けています。

上台の上板、立側、地板を固め、地板と立側を木釘で止めていきます。地板を打ち当てを使って、立側に入れていきます。

地板を木釘で打って止めていきます。

下台の立側、地板、重ね板を固め、打ち当てを当てて地板を立側に入れ込んでいきます。

今日の私は、昨日に引き続き桐チェストのホテ板を組みます。

明日も全力で頑張ります。