1.会社での出来事

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る8

兵庫県N様からご注文頂きました和たんすの制作ですが、昨日は、丸盆の留めを切るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

丸盆の枠をゴムチューブを周りにかけて、固めていきます。原始的な方法ですが、意外といいのです。

ズレた部分を直しています。

今回の和たんすの丸盆が12枚。ゴムチューブでしっかりと固定し、積み上げました。

引出しの底板をカンナで仕上げていきます。底板の木目が美しいです。

丸盆の内側に丸くするために、丸盆の角を切った部分を貼っていきます。

内側を丸くするために、角の切った部分を貼った丸盆の枠を交互に積み上げていきます。その形が美しいです。

引出しの先板のホゾを取り、シラガキできれいに取っています。

丸盆の底板を木釘で打っていきます。

今日は雨。でも暖かな雨でした。木取りが少なくなり、次から次へと板を切っていきます。今日は7分板です。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る7

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、四方丸の角の丸をペーパーで滑らかにしたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

桐たんす本体を重ねて、裏板を下にして寝かせ、ハタガネで締めて固定しながら、たんすの前面をカンナで仕上げていきます。

大丸の面を、面取りのカッターで荒取りしていきます。

上台の四方丸の角をペーパーで滑らかにしていきます。

本体を乗せる台輪の制作をしていきます。台輪の先板をカンナで仕上げていきます。

たんす本体が大丸の形なので、台輪も曲面を使った台輪になります。台輪の曲面をカンナで仕上げていきます。

本体が完成したら、引出しや衣装盆の中周りに入っていきます。引出しの底板を長さ切りで切っていきます。

衣装盆(丸盆)のホテ板をカンナで仕上げていきます。

長さ切りに留めを切る型を乗せて、丸盆の留めを切っていきます。

今朝はとっても冷え込み、朝は-3度。今年一番の冷え込みかも。でも、日中は久しぶりに太陽が顔を出し、暖かな天気となりました。雪も少し消え、だいぶ楽に。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る6

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、台輪の先板にケヒキで線を入れるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

下台の重ね板(上台と重なる部分)を定規を当てながら、平らになっているかを確認しながらカンナで仕上げていきます。

縦方向も横方向も定規を当てながら確認しながら、カンナで仕上げていきます。

平らになったのを確認しながら、最終的にカンナで仕上げます。

上台を乗せたときに、ズレたり倒れたりしないように、重ね板には、重ねのサンを木釘で打ちます。

上台の裏板をカンナで仕上げました。

下台の裏板をカンナで仕上げています。

たんす本体を重ねて横に寝せ、長ハタガネとハタガネで締めて固定してから、立側をカンナで一気に仕上げていきます。

たんす本体の四方の丸をカンナで削って作った後、ペーパー(紙やすり)で角を滑らかにしていきます。

今日は冬型は緩みましたが、寒い一日でした。明日の朝は冷え込むそうです。水道が凍らないように、少し出して帰ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る5

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、下台の裏板をハタガネで締める所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の裏板をはめ込み、大きさを確認しています。

上台の裏板を木釘で打って止め、その裏板をカンナで仕上げていきます。

下台と台輪の間に付く「足」と呼ぶ部分を作っていきます。木釘を打って止めていきます。

下台の外側の丸をカンナで作っていきます。

上台の外側の丸の部分を作るため、角をノコギリで切っています。その後、カンナで削りながら、丸を作っていきます。

下台に「足」と呼ぶ部分を、ハタガネとシャコ万で付けていきます。

たんす本体が乗る台輪を制作していきます。

台輪の先板にケヒキで線を入れていきます。

今朝も起きると雪。工場に来るとまたまた雪。朝除雪して、工場でも除雪して一日が始まります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る4

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、ホゾの内側を木殺しした所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

中棚にツカを立てて、前面をカンナで仕上げています。

上台の立側と上板をホゾで組み合わせ、逆さにして中にタイコを入れ込むために、棒で下の部分を広げています。

立側の中に、タイコに中棚を付けた部分を入れ込んでいきます。

下台の立側に、棚板と重ね板を打ち、定規を当てて棚板が平らに入っているのかを確認しています。

立側、棚板、重ね板を組み入れ、はみ出たのりをブラシで拭いています。

下台の立側、棚板、重ね板を組み入れた後、地板をホゾに組み入れ、打ち当てを当てながら、しっかりと打ち込んでいきます。

棚板の裏の部分をノコギリで切り込み、風穴を開けていきます。

下台の裏板を打つため、ハタガネで締めていきます。

今日からはまた冬型。雪が降ってきました。明日は積もるなぁ。

新潟市まで桐たんすのお届けでした。

冬型の天気が少し緩み、今日は雨の新潟です。

今日は、新潟市内まで桐たんすのお届けに行って来ました。お届けしたのは、基本の形の和たんす。衣装盆に桐の蔵オリジナルの受け盆を付けた桐の蔵モデル。最近は、この受け盆が人気で、この仕様をお客様から求められます。U様、ありがとうございました。

さすがに、このままの天気が続くはずもなく、明日は冬型に戻りそう。明日はゆっくりお休みをいただきます。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る3

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、タイコにサンを入れた所までをお伝えしましたが、こうはその続きです。

タイコのサンの間隔を、型を乗せながら調整していきます。

タイコに型をはめ、サンを乗せてみて調整していきます。

タイコのサンが大きければ、カンナを掛けて調整していきます。微調整ですが、しっかりと丸盆の幅に合わせていきます。

削っては再び、タイコに乗せて合わせていきます。これを何度も繰り返しながら、きっちりとした、タイコのサンが完成します。

一番上のタイコのサンまで、しっかりと合わせて木釘で打って止めていきます。

次に、観音開きの中に入る、小引き出しの中に付く「ツカ」の細工をしています。忍び鍵が入る穴を、ノミで取っています。

中棚にツカを立てて、シャコ万で固定していきます。

上板のホゾの内側を玄翁で木殺ししていきます。

今日は晴れ。雪がみるみる消えていきます。今日も昨日に引き続き板を切ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る2

兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、昨日は、上台の地板が入る部分をノミで作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の立側の地板が入る部分に、昇降盤でノコ目を入れ、ノミで地板が入る部分を取っていきます。

地板の立側に入る部分を、直角の型に合わせながら、ノミで取っていきます。

下台の立側の内側に、引出が入る寸法を型に合わせて、シラガキで印を付けていきます。

タイコに、衣装盆、小引き出しが入る寸法を計算しながら、シラガキで印を付けていきます。

上板の内側に、タイコが入る溝を、溝堀カッターで掘っていきます。

タイコが入る溝を掘った上板。1寸3分(4cm)の無垢板です。

棚板の両端(立側に入る部分)をケヒキで引いていきます。

タイコに中棚が入る溝を溝堀カッターで掘り、タイコのサンを入れました。

今日は昨日に引き続き板を切ります。主には3分板。裏板、底板を中心に切りました。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 兵庫県N様の和たんすを作る

今日からは、兵庫県N様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えしていきます。

N様とは、和たんすのサイズや仕様などでいろいろと打ち合わせをさせて頂き、ご注文をいただきました。3尺8寸というサイズの大丸の和たんすです。

まずは、図面を出してもらい、この図面1枚で和たんすを制作していきます。

木取りを出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を各々のサイズに切り分けた後、カンナ掛けをしていきます。裏板の内側に入る方をカンナで仕上げていきます。

地板をカンナで仕上げていきます。

上台の立側のホゾを取った後、留めを胴付きノコで切っていきます。

下台の立側と地板を仮組してみます。

地板の裏側にカッターを入れていきます。

上台立側の地板が入る部分をノミで作っていきます。

今日は雨。この雨で少し雪が消えました。しかし、大雪の影響で電車が動かず、今日も休校。お正月休みの延長のようです。今日は、柾割。機械に柾板を通して割っていきます。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟県U様の和たんすを作る9

新潟県U様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、今回が最後です。昨日は、引出しの底板を木釘で打つところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

衣装盆(丸盆)の底板をハタガネで締めながら木釘で打っていきます。

受け板盆をカンナで仕上げていきます。(これは丸盆をこの受け盆に乗せて盆の中の着物を探したりするのに重宝する盆です)

引出しをひっくり返して、中に台を入れ、底板をカンナで仕上げていきます。

衣装盆もひっくり返して、中に台を入れ、衣装盆の底板をカンナで仕上げていきます。

引出しを本体に入れ、当たっているところをチェックしながら、引出しを入れて行きます。

引出しを出してはカンナで削って調整し、本体に入れては当たっている場所を確認する。出し手は削り、入れては確認するを何度も繰り返して、密閉度の高い引出が完成します。

引出しのホテ板をカンナで削っていきます。

引出が入ったら、観音開きの扉をカンナで仕上げて完成になります。この後、塗装、金具付け、調整、検品、梱包してお届けになります。

3連休はずっと除雪でした。除雪しては積もり、また除雪。さすがにクタクタです。今日からは少し緩んだ感じ。明日も全力で頑張ります。