桐たんすの組み立て 広島県M様の和たんすを作る6

三ツ割の小引き出しのカガミ(前板)を仕込んでいます。仕込むとは、引出が入る場所にカガミ板を当てて、ぴったりと入るように合わせていく事を「仕込む」と言います。

カガミ板を入る場所に合わせたら、盤に置いて合わせたい個所をカンナで削って調整していきます。

そしてまた再び、引出が入る場所に合わせていきます。これを何度も繰り返すことで、密閉度のある、引出しを入れると他の引出しがぴ!っと出てくるような引出が完成します。

大引き出しを仕込み、カンナで削って調整しています。

大引き出しのカガミ板を入る場所に当てながら仕込んでいきます。引出しが多いと仕込む回数も増え、何十回と仕込んでいきます。仕込み終えたカガミ板は、引出が入る場所に入れておきます。

カガミ板の裏側、底板が入る場所を昇降盤で欠いていきます。

底板を当てながら、底板の厚みを見て昇降盤の刃の出具合を調整していきます。後ろでは、カンナを研いでいます。

引出しのカガミ板とホテ板の蟻組みを取り、取った場所をノミできれいにしていきます。

しばらく雪のない日々が続きましたが、今日はまた雪。立春と言う言葉に惑わされますが、現実はまだまだこれから…。

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