1.会社での出来事

桐たんすの組み立て 新潟市T様の和たんすを作る6

昨日は、丸盆の底板を木釘で打つ所までをお伝えしましたが、今日はその続きで今回が最終回です。

引き出しの本体を固め、底板を打ったら次は、引き出しを入れていきます。

引き出しのホテ板とホテ板の上の部分を削りながら、引き出しを少しずつ入れて行きます。

引き出しを斜めに入れて、左側のホテ板が当たっているかどうかを見ながら確認していきます。

今度は、引き出しの右側を斜めに入れて、右側のホテ板、先板が当たっていないかを確認しています。

丸盆の底板のホテ側を削っていきます。

丸盆の底板をカンナで仕上げていきます。

引き出しを入れ、丸盆を仕上げたら、最後に観音開の扉を仕込んで、カンナで仕上げて行きます。

これで、今回の和たんすの木地が完成です。

これから塗装と金具付け、調整と梱包を経て、お届けになります。

今日は、親方が工場にやってきました。いつものように、柾割りの仕事を作っておきましたので、それをやってもらいます。

私は、昨日の底板を引き続き組みます。合計で90枚近い底板になりました。

まだまだ、追いたくられます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟市T様の和たんすを作る5

週末も仕事に、桐たんすのお届けに充実した時間を過ごしました。

今日で5回目のなります、新潟市T様の和たんすの制作ですが、先週は、丸盆の制作までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

丸盆の枠を固めたら、底板を長さ切りで切って、大きさを決めていきます。

丸盆の外側の角を切って、その部分を内側に付けて丸盆の内側の丸を作ります。

その糊が乾く間に、引き出しの底板をハタガネで締めながら木釘で打っていきます。

木釘で打ったら、釘切りノコで木釘を切っていきます。

丸盆の底板をハタガネで締めながら木釘で打っていきます。等間隔で打つ木釘が美しいです。

今日の私は、先日、津南町に仕入れに行った桐丸太が製材所に届いたということで、親方と一緒に、「木はずみ」に行ってきました。

「木ははずみ」とは、桐丸太をどこで切って、どのくらいの厚さに製材するかを、丸太に印を付ける事を、「木はずみ」といいます。

毎回、事前に何分板が何本いるな、と予め決めておくのですが、実際、桐丸太を見ると、この丸太はこの厚みがいいな、とか、目があるから何分がいいな、とか、実際見てみると変わってきます。

何度やっても、勉強になりますし、この「木はずみ」だけは、親方にはまだまだ叶いません。一生勉強です。

明日も全力で頑張ります。

新潟市まで桐たんすのお届けでした。

久しぶりに今朝は、いつもより長く寝させていただき、ゆっくりと工場へ出勤でした。

昨日切った7分板。

昨日、奥様が貼ってくれた板のハタガネを外し、今日は、7分板の丸盆、先板を組んでいました。

そうこうしていたらお昼。

午後からは、新潟市まで桐たんすのお届けでした。

お届けの日程と時間の無理を聞いていただき、午後1時にお届けさせていただきました。

T様、本当にありがとうございました。

2~3日降り続いた雨も上がってきました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの木取り。 足りない部材を必死で作る。

昨日からの雨が、今日になっても降り続き、それでも暖かな一日でした。

ここ数日は、足りなくなっている木取り(部材)を作るのに必死の毎日ですが、職人さんがお休みの土曜日ですが、朝から板を切る一日でした。

あまりの必死さに、奥様から、「手伝ってやろうか?」との神のようなお言葉をいただき、午前中、板を貼っていただきました。

奥様から貼ってもらった板。お陰様で、仕事が進み何とか峠を超えたようです。やはり、一人よりも二人。奥様に感謝です。

板盆を組みます。

さすがに、午後になるとヘトヘト。気力だけで仕事をしていましたが、機械も使うので危ない事は避けて、夕方、5時を前に終えました。

今日、組んだ板の数々。これを週明けに貼っていきます。

今月は、次男たくみの高校のサッカーの応援に半日、お休みをもらっただけで、よく働きました。

明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟市T様の和たんすを作る4

昨日は、桐たんす本体の上台と下台の立側を固めた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

下一(引き出しが一段の意味)の和たんす。引き出しのところから2つに別れます。

本体が完成したら、台輪を作っていきます。

本体が完成したので、胴巻きをシャコ万とハタガネで巻いていきます。

本体が完成したら引き出し周りに入ります。

木取りを出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を、それぞれの長さや巾に切り分けていきます。

丸盆のホテ板、先板をカンナで仕上げていきます。

底板の入る部分を欠いて、留めを切ってチューブで止めていきます。

丸盆は外側の角を切って、その切ったところを、内側に貼って付け丸にします。

今日の私は、4分板の「うわずり」(タイコのサン)を組んでいました。

木取りが間に合わなく、自分でも必死です。木取り(材料)が無くなる時って、一度にみんな無くなるんですよね。この状態を何とか早く、クリアしなければなりません。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟市T様の和たんすを作る3

昨日は、和たんすの立側の上台を固めた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台を逆さにして、地板を打っていきます。長ハタガネを締めながら、木釘を地板に打っていきます。

上台の上板を乗せて、これからハタガネで締めます。このたんすは胴丸という形で、ホゾを組まずに、上から上板を乗せるようなタイプです。

上板を乗せてシャコマンで締めていきます。

下台を固め、裏板を打ち終えたら、裏板をカンナで仕上げていきます。

たんす本体を重ねて寝せて、長ハタガネをしめてズレないようにしてから、立側を一気にカンナで仕上げていきます。

上台の地板を打ったら、地板の下に朴の木を巻いていきます。

今日は、奥様が私が切った板を、板の反りと狂いを熱で取るためのホットプレスの作業でした。引き出しの底板が山のように積んであります。

私は、ヘギ底を組んでいました。これもかなりの枚数を組みましたので、結構な高さになりました。明日は、これを貼っていきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 新潟市T様の和たんすを作る2

先週からは、新潟市T様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えさせていただきますが、先週は、下台の地板の入る部分の制作までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

地板の上に重ね板を乗せて、立側への入りを見ています。

重ね板の入る部分を、この後、シラガキで印を付けます。(アップ)

上台の観音開きの中の小引き出しのツカを立てます。

タイコに中棚の入る溝を掘ります。

タイコにサンを打つ準備をしています。

タイコに中棚を組み入れて、それを上台の立て側に中に入れて、長ハタガネと木釘で固めていきます。

今日の私は、午後から寺泊に再生たんすのお届けに行ってきました。

かなり古い桐たんすでしたが、オイル塗装を施し、金具も再塗装してきれいに仕上がりました。

K様、ありがとうございました。

明日も全力で頑張ります。

新潟市まで再生たんすのお届けでした。

昨日は、日帰りで大阪まで桐たんすのお届けで夜に帰り、今日は、ゆっくりする間もなく、新潟市まで再生たんすのお届けに行ってきました。

今年の春に、工場まで何度も桐たんすを自家用車でお持ちいただいたA様。再生の桐たんすが完成し、今日、お届けに行ってきました。

天気予報では大荒れの雨の予報でしたが、お届けの時間は何とか持ちこたえ、スムーズに納品することが出来ました。

今回の再生たんすは、三つ重ねの古い桐たんすを、重ねずに一つ一つ使うということで、それを踏まえて再生しました。

上台は、4本足を付けてテレビ台としてお使いになるそうです。とても素敵なマンションの和室にピッタリと収まりました。A様、ありがとうございました。

その後は、工場に戻り仕事です。

週末は2週連続で展示会、そしてその合間合間に桐たんすのお届けが入り、私の仕事である、木取り(ご注文頂いたたんすの板を切ったり、部材を作ったり)が間に合いません。

職人さん達の仕事はどんどん進むのですが、私の仕事が進まずに、木取り(部材)がないのです。

そんなこんなで、今日は昼食もままならず、ダッシュで棚板、ヘギ底を作っていました。

この調子ですと、明日も仕事かな。

明日も全力で頑張ります。

大阪まで桐たんすのお届けでした。

今月は怒涛のような一ヶ月で、まだ一日もお休みがありません。充実しています。

そんな中、今日は大阪まで桐たんすのお届けに行ってきました。

起床は、久しぶりの午前4時。辺りは真っ暗。まだ誰も起きていません。いつものように工場で弟と待ち合わせ、北陸高速を西へひた走ります。

いつものように福井県の南条SAで休憩を取り、いざ、大阪へ。吹田ICで下車し、お客様のご自宅を向かいます。

今回は、上下開きと呼ぶ、和たんすをお届けさせていただきました。

実は、今年はこの上下開きの和たんすの注文が多く、今年で4本目。その年によって多くご注文いただけるたんすがあるのです。

今回、お届けさせていただきましたH様、ありがとうございました。実は、もう一本ご注文を頂いており年内にお届けさせていただく予定です。

帰りも名神、北陸道と順調に走り、今、帰りました。

明日も、全力で頑張ります。

桐丸太を仕入れに。 今秋2回目。

なぜか週末になると天気が崩れる予報で、今日は、天気のうちに桐丸太の仕入れに、新潟県の津南町に行ってきました。

事前に桐丸太屋さんから、どのくらいの量があるとお聞きしていましたので、それをもとに、親方と一緒に行ってきました。

毎回、津南町まで行く道中は、親方の昔の話に花が咲き、私も興味深く聞いていますが、今日の話もとっても面白かったです。そんな道中約2時間のドライブを経て、津南町の土場に付きます。

本当は、この倍位の量があったのですが、出すのに時間がかかるということで、今年はこの量を仕入れることになりました。

今回は全部で24本。

太い丸太を中心に、今回も良い丸太が揃いました。早く製材して、雪が降る前に干さなくてはなりません。

明日も全力で頑張ります。