先日から、愛媛県のN様からご注文をいただきました和たんすの制作をお伝えさせて頂いておりますが、先日は、立側に重ね板を止めた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

立側の内側が平になっているか、定規を当てて確認しています。

裏板を打つために、裏板をはめ込むところをのみできれいに取っています。

下台の巾に裏板を当てて、裏板の巾を決めています。

裏板を木釘で止めて下台の立側が立ちました。

四方丸の内側の丸を作るため、角の内側に桐をハの字に貼り付けます。

その後、下台の下に足(足と呼ぶ台輪と下台を繋ぐ部分)をハタガネで取り付けます。

その間、台輪の制作に入ります。

今日の私は、裏板を切っていました。倉庫から長い3分板を探し、桐たんすの背の大切な部分、裏板を切ります。
そして今日は、遠路、青森県からお客様が来られました。
数日前に、「実際に桐たんすを見たい」とのことで電話があり、ご両親とお嬢様の3人でお見えになりました。
すでに結婚式は終えて、お二人で生活しているとのことでしたが、やはり桐たんすが欲しいとのことで、青森県内の家具店などもご覧になったといいますが、思うものがなかったとの事で、桐の蔵に来られたのでした。
ホント、遠路、申し訳ないのと、感謝の気持ちでいっぱいでした。
帰りには、桐たんすをお求めいただき、今日は、弥彦温泉にお泊りになるそうです。とても素敵なご家族でした。
T様、本当にありがとうございました。
明日も全力で頑張ります。