1.会社での出来事

会社の未来を考える。

今日は何年ぶりなんだろう、とにかく久しぶりに一日会社を離れ、じっくりとセミナー(?)を受講してきました。

いつもお世話になっている会社のY君から熱いお誘いを度々、受けておりました。

奥様から、「一生懸命に誘ってくれるんだから行って来たら!」とのお言葉をいただき、受講してきました。

いつもお世話になっているとはいえ、事務所に伺うのは滅多にないことで、少しの緊張感と、何がやらされるんだろうというドキドキ感で臨みました。

講師も顔なじみで安心感もあり、担当のY君も隣で常時サポートしてくれました。

午前中の内容はホント、良かったですし、午後からも気にはなっていたのですが、そこの問題点が明確になりました。

結果は、ホント行って良かった。

Y君、本当にありがとうございました。

後はここからが自分自身との戦いなのですが、それはもう、やるしかない世界。

常には自身との戦いなのですから。

今日、お世話になりました社長様をはじめ、サポートしてくれたY君、そして会社の皆様、本当にありがとうございました。

このお返しは、業績で返していくのみです。

明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る3

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、昨日は、地板の面を面取りカンナで取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

洋服たんすの観音開きの中に置きます、移動式の小箱を作ります。

まずは、小箱の木取り(材料)をカンナで仕上げていきます。

小箱の切り組みをし、ハタガネで引き出し2段の小箱の本体を固めていきます。

小箱もホゾを組み、木釘を打って本体を固めていきます。

洋服たんすの上台を固めていきます。

ホゾを組み、長ハタガネを締めながら、ドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。

ホゾをくみ上げたらブラシではみ出たのりを拭きながら、ホゾにもブラシで水を含ませていきます。(特にホゾは水を含ませると桐が膨張し、ホゾとホゾがしっかりとくっつきます)

上台の裏板止めを入れて、長ハタガネで締めていきます。

裏板止めを付けたら、カンナで裏板止めを仕上げていきます。

上台の裏板を付けていくために、裏側にのりを塗っていきます。

裏板を本体の裏側に乗せ、ドリルで穴を開けながら、木釘を打っていきます。

今日は、立側の板を組みます。

ホットプレスを終えた板を、自動カンナで粗削りし、アイバを擦り一枚一枚組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る2

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、昨日は、上板の留めを作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

地板の大丸の丸を、少し取って木目を確かめます。

こんな機械(面取りカッター)で丸の面を取っていきます。

洋服たんすの上台の地板が入る部分に、昇降盤のノコを入れていきます。

洋服たんすは奥行が深いので、製作が大変です。

下台の重ね板が入る部分を昇降盤でノコを入れた後、ノミできれいに取っていきます。

機械で取った縦側のホゾを、ゲンノウで叩いて「木殺し」していきます。

木殺しとは、ホゾの部分を叩くことによって、組んだ時に水分を含むと、ホゾがぴっちりと付き、抜けにくくなるように木を叩きます。

立側に裏板止めを付ける位置を決めていきます。

「裏板止め」とは、洋服たんすの上台、は本体を支える部分がないため、裏板に横のサン打って(付けて)裏板と本体(立側)を支えます。

立側の地板の入る部分をノミできれいに仕上げていきます。

立側に入る部分を欠いた地板。木目がきれいな地板です。

地板の面を面取りカンナで取っていきます。

今日はいつもお世話になっている桐屋さんが、津南町(新潟県津南町)から津南町産の桐材(ホテ板)を持ってきてくれました。

今年は61束、結構多いです。

これからみんなで屋根に上げて、約1年間、この板を干します。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る

今日からは大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作をお伝えしていきます。

桐たんすにも洋服たんすはあります。サイズ的には奥行が深くなりますが、総桐の洋服たんすは贅沢でいいですね。今回は、本体が4cm厚の大丸仕様でご注文いただきました。

まずは木取り(部材)を出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を各々の長さに切り分けていきます。

今回の図面。この図面一枚で職人は洋服たんすを作っていきます。

長さ切りでそれぞれのサイズに切り分けたら、それぞれの部材をカンナ掛けしていきます。

洋服たんすは奥行が2尺(60.6cm)あるので、通常の和たんすよりも奥行が深いです。

この機械で立側と上板、地板のホゾを取ります。

1寸3分(約4cm)の厚みのホゾを取れる機械はこの機械。もう20年は使っているイタリヤ製の機械です。

ホゾを取った上板。4cm厚の無垢板です。

機械で取りっぱなしではホゾがきれいに取れていないので、ノミでホゾをきれいに仕上げていきます。

上板の留めを作るために、前面の部分にケヒキを入れていきます。

その後、ケヒキの線に従って縦引きのノコを入れていきます。

今日の私は、板を組みます。その後は、立側を作ったり、観音扉を作ったりの作業でした。

明日も全力で頑張ります。

東京・代官山での展示会です。

昨日からの大荒れの新潟を早朝出発し、道中、湯沢周辺は雪の中、太陽が眩しい東京にやって来ました。

今日から日曜日までの3日間、東京・代官山で桐の蔵の展示会を行っています。

会場周辺の代官山は予想していたよりも多くの方々が街を歩いている印象です。

マスク、消毒用アルコールの準備も万端に、皆様のお越しをお待ちしております。

3日間、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の整理たんすを作る7

埼玉県S様からご注文いただきました整理たんすですが、今回が最後です。

昨日は、引き出しのカガミ板とホテ板の蟻組みを取ったところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

蟻組みを取ったカガミの奥の部分をノミで少しだけ取っていきます。

先に引き出しの枠を作っていきます。作った枠は、重ねて積んでいきます。

ドリルで穴を開けて、引き出しの底板を木釘で打っていきます。

底板をハタガネで締めながら木釘を打っていきます。

底板を木釘で打ったら、カンナで底板を仕上げていきます。

底板をカンナで仕上げたら、引き出しの前と後ろの部分をペーパー(紙やすり)横ずりを掛けていきます。

引き出しのホテ板をカンナで削りながら、引き出しを入れていきます。

引き出しは少しずつ入れながら、どこが当たっているのかを確認しながら、出しては削り、入れては確認するを、引き出しが入るまで何度も繰り返していきます。

最後に一番下の引き出しの丸の部分をカンナで丸くし、仕上げにペーパーを掛けて完成です。

この後、塗装、金具付け、調整、梱包してお届けとなります。

今日の私は、ホテ板を組みます。

木取りの部材が次々と出来上がって来ました。後は、貼るだけです。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の整理たんすを作る6

埼玉県S様からご注文いただいております整理たんすの制作ですが、昨日は、台輪を作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

引き出し周りに入っていきます。

引き出しの材料(ホテ板、先板、底板、カガミ板)を出してもらい、長さ切りでそれぞれの長さ、幅に切り分けていきます。

底板をカンナで仕上げていきます。幅の広い木目がしっかりした底板が美しいです。

先板の上面を擦り台に擦らせながら、長台(台の長いカンナ)で削っていきます。

カガミ板(前板)を仕込んでいます。

仕込むとは、引き出しの入る場所に、カガミ板を合わせていくことを仕込むと言います。

一番下の引き出しの内側の丸に合わせて、カガミ板の下もノミで丸くしていきます。

先板、ホテ板のホゾを取るために、昇降盤で切り込みを入れます。

切り込みを入れた先板を、ケヒキでホゾを取っていきます。

ケヒキの刃を油壷に付けながら、ホゾを取っていきます。

カガミ板とホテ板の蟻組みを取ります。

今日の私は、柾を組みます。

ご注文をいただいた桐たんすの柾を切り、親方から柾割をしてもらい、奥様から柾の目直しをしてもらってから(ここまででかなり手間かかっています)、やっと柾を組みます。

そして今日はFM新潟さんの取材がありました。

パーソナリティー(?)芸人さん(?)のヤンさんが工場に来て、カンナ掛けを体験されたり、いろいろなお話をさせていただきました。

この方、新潟ローカルだとは思うのですが、めちゃくちゃ面白い人ですね。

最後に全員で写真に入ってくれました。

ヤンさん、ありがとうございました!

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の整理たんすを作る5

埼玉県S様からご注文いただいております整理たんすの制作ですが、先週は、たんす本体の重なりの目違いをカンナで取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

桐たんす本体の上台の上に下台を乗せて、ひっくり返した状態で重なり具合を見ていくのですが、上に乗せた下台をずらして、上台と下台の重なりをカンナで削って調整していきます。

上台と下台がぴったりと合わさるように、重ねた状態で出ている部分を長台(台の長いカンナ)で最初は削っていきます。

上台と下台が重なる部分には、重ねたときにずれないように、重ね板に「サン」を打つのですが、そのサンを打ち位置をケヒキで取っています。

桐たんす本体の重なりが合ったら、重ねた状態でハタガネを締めて固定して、仕上げる準備をしています。

重ねた状態でハタガネで固定し、桐たんす本体を寝かせて立側をカンナで仕上げています。カンナは止めずに一気にかけていきます。

桐たんすを寝かせて、前面の面を面取りカンナで取っていきます。

前面の内側の丸と面をペーパー(紙やすり)をかけて仕上げて滑らかにしていきます。

本体が仕上がったら、台輪を作り、下台に合わせていきます。

今日の私はヘギ底(衣装盆の底板)を組んでいました。今回は、100枚以上のヘギ底を切ったので、100枚はあるかと思います。山積です。

明日も全力で頑張ります。

今日も東京まで桐たんすのお届けでした。

木曜日に東京まで桐たんすのお届けに行ってきましたが、今日も、東京まで桐たんすのお届けでした。ありがたいです。

最近は年のせいで、トイレを高坂SAや三芳SAまで我慢できません。

で、いつも上里です。

今日は1軒のお客様が午後のお届けでしたので、最初のお客様にも無理を聞いていただき、午後1時の予定でしたが、あまりにも順調に行き、お電話をして急遽、正午過ぎにお届けさせていただきました。

焼桐仕上げの和たんすです。

U様、本当にありがとうございました。

今日は、高速道路を走っていても快晴で、珍しく渋滞もなく全てが予定以上に行くお届けでした。(これもコロナの影響でしょうか)

無事にU様へのお届けを終え、次は都内の上野に向かいます。

木曜日は渋滞の中央道、首都高でしたが、今日は全くスムーズに上野の二件目のY様のご自宅に到着でした。

昨年も再生タンスをお届けさせていただき、今日で3本目の再生たんすのお届けです。

広いご自宅に、三つ重ねの桐たんす2本を、それぞれ高さを合わせて全て重ねずに隣に置くという贅沢な置き方のご指定で再生させていただきました。

再生させていただきました桐たんすの上には、大型テレビを置くそうです。

こういった使い方も再生桐たんすは出来ますので、ご興味のある方は、ご連絡ください。

帰りも順調に帰って来れました。

明日は日曜日でお休みいただき、週明けから全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 埼玉県S様の整理たんすを作る4

埼玉県S様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、一昨日は、下台の足を付けるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の裏板を木釘で打った後は、カンナで裏板を仕上げていきます。

まずは、長台(台の長いカンナ)で横ずりをかけます。(裏板の上の上板の部分を最初に削ります)

そして仕上げカンナで、裏板を一気に仕上げていきます。

カンナは途中で止めずに一気に仕上げます。

カンナの裏金を見ています。

仕上げの最中でも、逆目(木目が巡目ではなく逆になっていて仕上がらない)になると、

カンナの裏金を調整します。日の光が入る外を向いて裏金を合わせます)

上台の重ねの部分(地板)をカンナで仕上げていきます。(縦方向)

上台の地板(横方向)をカンナで仕上げていきます。

桐たんす本体の上台の上に下台を乗せ、ひっくり返した状態で、たんすの重なり具合を見ます。(上台の上に下台を乗せた方が軽くて楽なのです)

桐たんす本体の上台と下台の重なり具合を見ています。

ここがガタガタしていると、桐たんすになりません。

重なりが決まったら、立側の目違い(段差)をカンナで取っていきます。

今日の私は、立側を作り、裏板を貼り、板を切ります。

足りない木取りを作るために、次から次へとです。

明日も全力で頑張ります。