桐たんすの組み立て 宮城県M様の整理たんすを作る

今日からは宮城県M様からご注文いただきました整理たんすの制作をお伝えさせていただきます。今回、M様からは小袖たんす3本のご注文をいただきました。

置かれるお部屋の寸法があるとのことで、1本は通常の3尺5寸幅(1m6cm)なのですが、2本目は幅80cm、3本目が幅55㎝の別注の小袖たんすです。

まずは木取りと図面を出します。

長さ切りでそれぞれの部材を、各々の長さに切り分けます。

その後、それぞれの部材をカンナ掛けしていきます。

機械で立側と上板、地板のホゾを取った後に、上板と立側の交わる部分を留め型で留めを作っていきます。(ノミで留め(45度)に取っていきます)

55cm幅の立側の木目。自画自賛ですが、ホント、いい木目です。

地板の前口の部分を、際カンナを掛けていきます。(際カンナとは、通常の面ではなく凹凸がある部分を掛けることが出来るカンナを際カンナといいます。左用、右用があります)

地板の前口、足の着く部分を際カンナで削り、定規を当てて平らになっているか確認しています。

地板に付く、小箱の位置をモノサシで計り、付ける場所を決めていきます。

棚板の立側への入りの部分を作り、入りの部分をぺーパーを掛けて滑らかにしていきます。

今日、仕事が一段落した合間に、桐たんすのホゾを取る機械の刃物の交換をしていました。この機械、かなり大きな機械で、刃物もそれなりに大きく重いのです。ですので、交換も2人で行います。

今日の私はホテ板を作ります。

自動カンナを掛けて、アイバを擦った板を、ホテ板2枚分の幅、1尺1寸で組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求