1.会社での出来事

桐たんすの組み立て 愛媛県K様の整理たんすを作る。

今日からは愛媛県K様からご注文いただきました整理たんすの制作をお伝えしていきます。桐の蔵は四国からのご注文が意外にも多く、かなり四国にも桐たんすのお届けに行ってきました。今回は、愛媛県から兵庫県へと嫁ぐK様のお嬢様のお嫁入り道具としてご注文をいただきました。K様、ありがとうございます。

まずは図面を渡し、これに沿って桐たんすを制作していきます。

長さ切りでそれぞれの部材を、各々の長さ、幅に切り分けていきます。

切り分けた部材を、カンナ掛けしていきます。今回の整理たんすは、横長(ワイド)な整理たんすですので、木取り(部材も)横に長い木取りが多いです。

地板が入る部分を作るために、縦引きノコを地板が入る部分に入れていきます。

途中にツカを入れるため、立側からツカの長さと棚板が入る位置をシラガキで写していきます。

棚板が入る溝を掘った立側。その後ろに棚板。

ツカに棚板が入る溝を両面、掘っていきます。

地板に隠し小箱を取り付けていきます。

立側に溝堀カッターで掘った溝を、ノミでさらにきれいに掘っていきます。

今日の私は、板を組みます。主に観音開きの中にある小引き出しの底板です。

奥行1尺4寸の底板を、数種類の幅で組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る7

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、今日が最後です。昨日は、引き出しの枠を固めたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

引き出しの底板をハタガネを締めながら木釘で打っていきます。

洋服たんすの引き出しは奥行が深いので、ハタガネも長く、木釘も多く使います。

付属で付く移動式の小箱の引き出しを作ります。小さな引き出しが2段の底板を木釘で打っていきます。

小引き出しの底板を打ち終えたら、木釘を釘切ノコで切り、ペーパー(紙やすり)を掛けて仕上げます。

引き出しを本体に入れていきます。

ホテ板(引き出しの側板)をカンナで少しずつ削りながら、本体に入れていきます。引き出しの奥行が深いので、削るのも大変です。

引き出しを本体に入れてみます。どこが当たったいるのかを目と勘で確認します。削っては入れて見て確認し、また削って見るを、何度も行い、ぴったり引き出しを入れていきます。

今回のたんすの引き出しは、ホテ板に手掛けを彫り込んであります。

洋服たんすの引き出しは奥行が深いので、手掛けがあると持ちやすいです。

観音開きの扉を仕込んでいます。

立側にぴったりと合わせながら、扉がぴったりと立側に付くように合わせて削っていきます。

最後は観音開きの扉を仕上げカンナで仕上げていきます。

これで完成です。

この後は、塗装、金具付け、最終点検して梱包、そしてお届けとなります。

今日の私は、板を組みます。地板、棚板、上板とそれぞれの板を組みました。

明日からは3連休ですが、明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る6

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、昨日は、本体の丸を面取りの機械で取っていくところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

台輪の制作ですが、大丸の台輪も曲面を多用した作りになっています。

その曲面も手カンナで作り上げていきます。

そして立側(本体)が完成しました。

引き出しが二段付いた、下二と呼ぶ洋服たんすです。

これから引き出し周りに入ります。

引き出しの材料を出してもらい、自動カンナでそれぞれの部材の板の厚さを決め、長さ切りで、それぞれのサイズに切り分けていきます。

カガミ板(引き出しの前板)の大きさを、シラガキを使って先板に移していきます。    原始的な方法ですが、これが一番正確です。

仕込み終えた引き出しのカガミ板(前板)の前組(蟻組)を取ります。

引き出しのホテ板(側板)と先板はホゾ組なので、ケヒキを使ってホゾを取っていきます。

引き出しの前組(蟻組み)を取り、ホテ板と先板のホゾを取ったら、引き出しの枠を固めていきます。組手の部分にのりを入れ、木釘を打って固めていきます。

今日は昨年の年末に仕入れた桐丸太の木はずみに親方と製材所に行ってきました。

木はずみとは、桐丸太を1本、1本見て、どれくらいの厚みに製材するか、丸太が曲がっているからどこから切るか、どう使うか?など、丸太を見ながら今後の使い方を決めることを「木はずみ」といい、桐たんすづくりはここからすでに始まっているのです。

直径2尺8寸(約85cm)のとっても大きな木が1本と、後は、様々な大きさの木が45本。これを親方と一緒に、これはこう使おう!、この木は何分に製材、と2人で木を見ながら決めていきます。

さすがに親方はベテランで、判断が早いです。こういうところも、早く見習わないとです。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る5

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、昨日は、台輪の制作までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台の本体の外側の丸をカンナで削って作っていきます。4cm厚の板を丸くするには結構、大変でセンスも必要になります。

下台の重ね板をカンナで仕上げていきます。

下台の重ね板は、上台が重なる部分ですので、定規を使って平らになっているか確認しながら、削っていきます。

上台の上に下台を乗せて、本体をひっくり返して重なり具合を見ていきます。

上台の上に下台を乗せると、上に乗せる方が軽いので、この方が楽に重なり具合を確認できます。

重なり具合はとっても大事なので、本体側からも見て、すべてがきちんと重なっているかを確認しています。

上に乗った下台を少しずらしては削り、確認しては削りを繰り返していきます。

重なりが決まったら、重ねのサンを打つために、サンを打つ場所をケヒキで取っています。

本体の丸を面取り機械で取っていきます。

今日の私は昨日に引き続き、引き出しの底板を組みます。

全部で、80枚以上の底板を組みました。2つに積み重ねていきますが、奥様はこれをタワーと呼んでいます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る4

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、先週は、上台の裏板を木釘で打つところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

本体の下台を組み、ハタガネで締めながら固めています。

本体が4cmと厚い板を使っているので、かなりの数のハタガネを用いて締めていきます。

上台の内側の丸を作るために、内側に桐を小さなハタガネで貼っていきます。

のりが乾く時間を利用して、小引き出しの制作も行います。

本体下台の外側の丸(四方丸)をカンナで丸めていきます。

やはり4cm厚の板は、カンナで丸くしていくのも、かなりの苦労があります。

目で確認しながら丸みをカンナで作っていきます。

この作業も、勘とセンスで丸くしていきます。

カンナで丸くしていくだけではなく、4cmの大丸は三次元的な丸みを出さなくてはならないので、ノミを使って立体的な丸を作っていきます。

下台と台輪の部分を繋ぐ「足」と呼ぶ部分を、シャコ万とハタガネで付けていきます。

足を付けたら、台輪を作っていきます。

台輪も、大丸のデザインを引き継ぐように、丸みを帯びた曲線が多用される台輪です。長ハタガネで締めながら台輪を固めます。

今日の私は、引き出しの底板を組みます。かなりの枚数の底板ですので、なかなか大変です。

明日も全力で頑張ります。

大阪から鳥取まで桐たんすのお届けでした。

13日の金曜日、起床は午前4時半。工場でいつものように弟と待ち合わせ、午前6時前にまずは大阪に向けて北陸道をひた走ります。

いつものように南条SAで休憩し、大阪へ。

名神から京治バイパスを抜けて、阪神高速を走り東大阪市へ。

予定よりも少し早かったのですが、Y様の新築の素敵なご自宅に、大丸の洋服たんすをお届けさせていただきました。

隣には、3年ほど前にご購入いただきました小袖の整理たんすも大事にお使いいただいており、2本並べさせていただきました。

Y様、本当にありがとうございました。

その後は、阪神高速から中国道、そして鳥取道をひた走り、前泊地の鳥取県倉吉に到着です。

そして今日は、倉吉から約3分の琴浦町まで。

胴丸の整理たんすをお届けさせていただきました。

2年前にも、総盆の和たんすをご購入いただいており、隣に並ばせていただきました。

M様、本当にありがとうございました。そしてお嬢様の大学のご卒業、おめでとうございます。

あいにくの雨でしたが、無事にお届けさせていただきました。

その後は、鳥取道、中国道、舞鶴若狭道から北陸道に入り約8時間半の道のりを帰って来ました。

今回の2組のお客様共に、2本目のご購入をいただきました。

本当にありがたいです。感謝致します。

先週は東京・代官山での展示会で、2週間休みなく働いてきましたが、明日はゆっくりとお休みをいただき、また月曜日から全力で頑張ります。

会社の未来を考える。

今日は何年ぶりなんだろう、とにかく久しぶりに一日会社を離れ、じっくりとセミナー(?)を受講してきました。

いつもお世話になっている会社のY君から熱いお誘いを度々、受けておりました。

奥様から、「一生懸命に誘ってくれるんだから行って来たら!」とのお言葉をいただき、受講してきました。

いつもお世話になっているとはいえ、事務所に伺うのは滅多にないことで、少しの緊張感と、何がやらされるんだろうというドキドキ感で臨みました。

講師も顔なじみで安心感もあり、担当のY君も隣で常時サポートしてくれました。

午前中の内容はホント、良かったですし、午後からも気にはなっていたのですが、そこの問題点が明確になりました。

結果は、ホント行って良かった。

Y君、本当にありがとうございました。

後はここからが自分自身との戦いなのですが、それはもう、やるしかない世界。

常には自身との戦いなのですから。

今日、お世話になりました社長様をはじめ、サポートしてくれたY君、そして会社の皆様、本当にありがとうございました。

このお返しは、業績で返していくのみです。

明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る3

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、昨日は、地板の面を面取りカンナで取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

洋服たんすの観音開きの中に置きます、移動式の小箱を作ります。

まずは、小箱の木取り(材料)をカンナで仕上げていきます。

小箱の切り組みをし、ハタガネで引き出し2段の小箱の本体を固めていきます。

小箱もホゾを組み、木釘を打って本体を固めていきます。

洋服たんすの上台を固めていきます。

ホゾを組み、長ハタガネを締めながら、ドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。

ホゾをくみ上げたらブラシではみ出たのりを拭きながら、ホゾにもブラシで水を含ませていきます。(特にホゾは水を含ませると桐が膨張し、ホゾとホゾがしっかりとくっつきます)

上台の裏板止めを入れて、長ハタガネで締めていきます。

裏板止めを付けたら、カンナで裏板止めを仕上げていきます。

上台の裏板を付けていくために、裏側にのりを塗っていきます。

裏板を本体の裏側に乗せ、ドリルで穴を開けながら、木釘を打っていきます。

今日は、立側の板を組みます。

ホットプレスを終えた板を、自動カンナで粗削りし、アイバを擦り一枚一枚組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る2

大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作ですが、昨日は、上板の留めを作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

地板の大丸の丸を、少し取って木目を確かめます。

こんな機械(面取りカッター)で丸の面を取っていきます。

洋服たんすの上台の地板が入る部分に、昇降盤のノコを入れていきます。

洋服たんすは奥行が深いので、製作が大変です。

下台の重ね板が入る部分を昇降盤でノコを入れた後、ノミできれいに取っていきます。

機械で取った縦側のホゾを、ゲンノウで叩いて「木殺し」していきます。

木殺しとは、ホゾの部分を叩くことによって、組んだ時に水分を含むと、ホゾがぴっちりと付き、抜けにくくなるように木を叩きます。

立側に裏板止めを付ける位置を決めていきます。

「裏板止め」とは、洋服たんすの上台、は本体を支える部分がないため、裏板に横のサン打って(付けて)裏板と本体(立側)を支えます。

立側の地板の入る部分をノミできれいに仕上げていきます。

立側に入る部分を欠いた地板。木目がきれいな地板です。

地板の面を面取りカンナで取っていきます。

今日はいつもお世話になっている桐屋さんが、津南町(新潟県津南町)から津南町産の桐材(ホテ板)を持ってきてくれました。

今年は61束、結構多いです。

これからみんなで屋根に上げて、約1年間、この板を干します。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府Y様の洋服たんすを作る

今日からは大阪府Y様からご注文いただきました洋服たんすの制作をお伝えしていきます。

桐たんすにも洋服たんすはあります。サイズ的には奥行が深くなりますが、総桐の洋服たんすは贅沢でいいですね。今回は、本体が4cm厚の大丸仕様でご注文いただきました。

まずは木取り(部材)を出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を各々の長さに切り分けていきます。

今回の図面。この図面一枚で職人は洋服たんすを作っていきます。

長さ切りでそれぞれのサイズに切り分けたら、それぞれの部材をカンナ掛けしていきます。

洋服たんすは奥行が2尺(60.6cm)あるので、通常の和たんすよりも奥行が深いです。

この機械で立側と上板、地板のホゾを取ります。

1寸3分(約4cm)の厚みのホゾを取れる機械はこの機械。もう20年は使っているイタリヤ製の機械です。

ホゾを取った上板。4cm厚の無垢板です。

機械で取りっぱなしではホゾがきれいに取れていないので、ノミでホゾをきれいに仕上げていきます。

上板の留めを作るために、前面の部分にケヒキを入れていきます。

その後、ケヒキの線に従って縦引きのノコを入れていきます。

今日の私は、板を組みます。その後は、立側を作ったり、観音扉を作ったりの作業でした。

明日も全力で頑張ります。

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