卒業おめでとう!


今日は桑原家の4番目、末っ子のたくみの中学校の卒業式でした。

週末3日間の東京・日本橋での展示会を終え夜に帰宅し、息付く間もなく今朝、早起きして工場へ行き、今日の段取りをしてから、奥様と二人で卒業式に向かいました。

実は私、今まで上の3人の入学式や卒業式には出たことがなく、今回が初めて。やはり末っ子ということで、最後となる卒業式を見ておこうとの思いが湧き、展示会終わりのバタバタとした日に、現場を弟に頼んで、卒業式に行ってきました。

少しずつ大人になってるんだなぁと感じました。

今日の新潟は昨日の東京と同様の冷たい雨。哀愁と寂しさが増してくるような天気です。初めて行ったのですが、思いの外、同級生が多く、思わず昔話に花が咲いた時間もありました。

そんな中、始まった卒業式は、厳粛に緊張感を持った素晴らしい式典でした。特に卒業生の記念合唱は、加茂中学校で50年続いてきた伝統の「ハレルヤ」の合唱。そしてグリーンの「遙か」さすがに素晴らしい合唱でした。

加茂中生の伝統、記念合唱の「ハレルヤ」はホント、良いです。

その後は教室に入り、担任の先生から一人ひとりに記念品と一言が添えられ、温かく、絆に満ちた何とも言えない雰囲気の中、「とってもいい3年間だったんだな」と感無量でした。。

担任の先生から、記念品と一言が添えられました。先生、ありがとうございました。

たくみ、卒業おめでとう!

東京・日本橋での展示会 3日目

今朝の東京は朝から雨。寒いです。そんな中、今日は東京マラソンが開催されました。3年連続で日本橋での展示会と被ってしまい、会場前のマラソンコースは応援の方々で賑わっていました。

冷たい雨の中、東京マラソンがスタートしました。

毎年、東京マラソンを生で見れる幸せ感と、参加する方々のその多さに酔ってしまいそうです。

参加者の多さに、見ているだけで酔ってしまいそうです。


記念に、コースを仕切っている「東京マラソンテープ」をいただきました。

そんなこんなで、展示会最終日はいつも暇な時間を過ごさせていただいております。

東京・日本橋での展示会 2日目

今朝は朝から天気も良く、気持ちのいい一日でした。この展示会が行われている会場は、東京・日本橋のど真ん中、三越百貨店本店の真向かいという場所柄、いろいろなお客様が訪れてくれます。

日本橋 三越百貨店本店の真向かいです。

遠方から展示会を目当てにお出かけ頂ける方や、ふらっと前を通って見て頂ける方など、様々なお客様がひっきりなしに来店してくれます。

さすが世界でも類を見ない大都市・東京です。

全てのお客様が桐たんす目的と言うだけではなく、衣装箱や古い桐たんすの再生のお客様や、ふらっと入ってくれたお客様は、桐の小物を手に取っていただき、お求め頂けるお客様が多いのも、この会場の特徴です。

手頃な桐小物はふらっと寄って頂けるお客様にも好評です。

今日は用意してきた桐の小物を、たくさんお求めいただきました。中には3回も来ていただきお求めいただいたお客様も。ありがたいことです。

桐の文箱などはあっという間になくなりました。

明日は最終日。明日も全力で頑張ります。

東京・日本橋での展示会です。

新潟を始発の新幹線に乗り、東京にやって参りました。本日より3日日曜日まで、東京・日本橋を会場に桐の蔵の展示会を開催しております。

東京・日本橋で展示会を行っております。

今回は「伝統と現代の桐たんす展」と題しまして、伝統的な和たんすや整理たんすと現代的な桐チェスト、桐小物をご用意致しました。

伝統と現代の桐たんす展と題しまして、色々な桐たんすを揃えました。

会場の都合により、日本橋での展示会が最後となる今回は、桐の蔵が長年温めてきた、今年から力を入れていく新たな方向性の作品の発表の場としてお持ち致しました。

それは、古い桐たんすの再生なのですが、今までの再生より、より踏み込んだ、キャビネット型への改造パターンや、チェスト風へのパターンをご紹介しています。

古い桐たんすを再生(改造)しました。


これ古い桐たんすです。キャビネット風に再生(改造)しています。

目を引く色はもちろん、脚を付けたり、引出しをキャビネット型に変えたりの新たな提案をさせていただいております。数年前からやりたかった事が、やっと形になってきました。今後、HPの再生のコーナーでも紹介していく予定です。

脚を付けてチェスト風に仕上げたタイプです。


グリーン色に仕上げ、あえてクラッシク調に仕上げた金具も大きなポイントです。

新潟より、たくさんのご提案をお持ちしてお待ちしております。本日もお客様のお越しをいただきました、心より感謝致します。ありがとうございます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 愛知県I様の桐チェストを作る 3

昨日の徳島県までのお届けから一夜明けて、疲れを引きずりながらの仕事でしたが、早いもので今日で2月も終わり。ホント、2月は逃げるように過ぎ去っていきました。

一昨日は桐チェストの立側をハタガネで固めたところまでをお伝えしましたが、今日はその立側をカンナで仕上げていきます。

チェストの立側をカンナで仕上げていきます。

その後は引出し周りに入っていきます。木取りを出してもらってそれぞれの長さで切ります。その後は、カンナで各部材を仕上げていきます。

そしてカガミ(前板)を仕込んだ後は、先板にカガミのサイズを写します。次にホテ板、先板のホゾ組みを昇降盤で取り、ホゾの部分の取り残しをノミで取ります。

カガミ板の寸法を先板に写します。

そして凸の部分を玄能で叩いて付きやすいようにして、引出しの枠を固めていきます。引出しは、カガミ板、ホテ板、先板の順にハタガネで止めて木釘で打っていきます。枠を固めたら、直角になっているかを定規で確認します。

凸の山を玄能で叩いて、付きやすくしていきます。


引出しの枠をハタガネで止めて、木釘で打っていきます。


固めた引出しの枠が直角になっているか、定規で確かめます。

これを繰り返して、桐チェストの全部の引出しの枠を固めていきます。

今日の私は、先板と丸盆の6分板を切り、自動(自動カンナ)と手押し(手押しカンナ)で仕上げ、それぞれの板を組んでいきました。

丸盆の板を組んでいきました。


今日組んだ板です。

午後からは、明日から始まる東京・日本橋での桐の蔵の展示会のたんすの積み込みを行いました。明日からの3日間、東京・日本橋にて展示会を開催いたします。お時間をお作りいただき、お出かけいただければ幸いです。

明日も全力で頑張ります。

徳島県まで桐たんすのお届けでした。

本当は、今日の早朝4時半に出発し、日帰りする予定でした。

今週は怒涛のような日程で、日曜日は東京にお届け、そして今日の徳島県、週末の金曜日からは東京・日本橋での展示会を控え、明日はその積込みなど、日帰りしなければならない理由があったのですが、26日の昼食を弟と私と奥様の3人で食べていたときに、「日帰りは無理だよ」という話になり、急遽、前泊という話にまとまり、ホテルも取れ、終業の5時10分を待って、ダッシュで前泊の滋賀県長浜まで北陸高速を走らせました。

何度か泊まっていたホテルでインターからも近く便利です。

ホテルに着いたのは午後10時。結構、飛ばしたのですが5時間近くかかりました。晩酌もせず就寝し、翌朝は午前6時に出発という、睡眠不足状態で一路、徳島県まで向かいます。

私の人生で、こんなに四国に行くとは思わない位、明石海峡大橋も瀬戸大橋も渡ってきました。桐の蔵の桐たんすはもう何十本と四国のお客様にお使いいただいており、本当に感謝です。

いつ通ってもドキドキする明石海峡大橋。


帰りの橋の上から見える明石の町は素敵です。

今回のお客様には、午前10時頃にはお届け出来る旨を連絡しておりましたが、その時間通り、10時過ぎにはお届けさせていただきました。O様、ありがとうございました。

4尺の胴丸という最高級の和たんすです。


衣装盆(丸盆)と、帯締め、帯揚げ盆を付け加えた別注でした。

帰りには、西宮のお客様に寄らせていただき、桐チェストの調整をさせていただき、帰路につきました。

今思えば、日帰りは無理だったかも。今回は前泊で正解でした。結果オーライに感謝です。
明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 愛知県I様の桐チェストを作る 2

愛知県からご注文いただきました桐チェストですが、昨日は立側のホゾを取り。地板が立側に入る部分を作り、棚板が入る部分を立側に写すところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

今回のチェストは幅三分の一の所に入るツカがあるのですが、上板にツカを入れるためにツカを半分欠きます。
そして立側に棚板が入る溝を、カッターで掘っていきます。溝は前面までは行かないので、前面は細いノミできれいに掘っていきます。

地板が入る部分をきれいに取っていきます。


溝掘りカッターで棚板が入る溝を掘っていきます。


先の部分はノミできれいに取っていきます。

すべて溝を掘り、棚板やツカの入る部分を欠いたら、立側、上板、地板を長いハタガネを使って組んでいきます。
ホゾの部分にはのりを入れ、3寸の木釘を打って本体を固めていきます。

本体をハタガネで固めていきます。

これで立側が立ちました。のりが乾くまでしばらくはそっとしておきます。のりが乾いたら、ハタガネを外して、本体をカンナで仕上げていきます。

のりが乾いたら、カンナで本体を仕上げていきます。

その後は引出し周りに入っていきます。引出し関係の木取り(底板、ホテ板、先板、カガミ板など)を出して、長さ切りでそれぞれの寸法に切っていきます。

引出し周りに入ります。

今日の私は、衣装箱のフタに使う4分板を切っていました。その後、板を貼り終業の5時を迎え、掃除をしてから弟と2人で徳島県まで桐たんすのお届けに向かうため出発しました。

4分板を切っています。


途中、滋賀県の長浜で前泊し明日、早朝に出発し徳島県阿南市まで向かいます。
明日も、全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 愛知県K様の桐チェストを作る。

今日からは、愛知県からご注文いただきましたK様の桐チェストを作っていきます。まずは、図面を渡し木取りを出していきます。その後、長さ切りで各々の部材を切り分けていきます。そしてカンナ掛けです。写真がなくてすみません。

図面を見ながら、この通りに作ります。

次に上板、立側のホゾを機械で取ります。

ホゾは機械で取りますが、その後、しっかりと手作業で作っていきます。

そして立側の地板が入る部分を昇降盤でカッターを入れ、そこをノミで取っていきます。その後は、上板にツカが入る部分を、地板にも写していきます。

立側に地板の入る部分を作っていきます。

そして立側の棚板が入るところも、反対側の立側に写していきます。その後は、上板に入るツカの部分を毛引きで取っていきます。今回は大きくないチェストですので、以外と早く進みます。

上板のツカが入る場所を地板にも写していきます。


反対側の立側にも棚板が入る部分を写していきます。


上板に入るツカの部分を毛引きで取っていきます。


奥に見えるたんすは、職人・石井君が作っている某博物館からご依頼いただきました○○を収蔵するたんすです。

今日の私は、柾を組んでいました。先日、裏板を切った別注の総盆の柾がやっと目直しを終えて組める段階に来たので、今日は裏と表の両方を組みました。

何本もの柾を組みましたが、長い柾が多いです。

高さ1m81cmのたんすですから、その扉だけでも結構な長さの柾が必要です。常に長い柾は用意してありますが、ここまで長いとちょっと大変ですが・・・。

別注の柾を組んでいます。

明日も全力で頑張ります。

東京まで桐たんすのお届けでした。

今月は組合の展示会に参加したため、搬入や搬出、展示会本番を含めて4回の上京でしたが、今日、再び桐たんすのお届けのため東京まで行ってきました。

起床は午前5時。まだ真っ暗な朝方に弟と工場で合流し一路、関越高速を東京まで。いつもの三芳SAで休憩し、練馬ICからすぐのところのS様のご自宅に、別注の和たんすをお届けさせていただきました。

いつもの三芳SA.

M様は、昨年の代官山での展示会にお出かけいただき、その後、ご自宅の新築を経て、昨年末にご注文をいただきました。展示会にお出かけいただいたときに、今まで使っていた桐たんすが、もう使えなくなったことや、その桐たんすに関する思い出など、いろいろなお話を聞かせていただきました。とても桐たんすに対して、思い出がお有りになる奥様でした。

S様と、別注の和たんす。金具は溜色漆金具です。

今回、桐たんすをお届けさせていただき、お部屋に収まった桐たんすをまじまじとご覧になり、「いいたんすだね、いいたんすだね」と何度もおっしゃって下さいました。ホント、職人冥利に付きます。

その後はお茶をいただき、追加で油単(桐たんすのカバー)のご注文もいただきました。M様、本当にありがとうございました。どうぞ、今後共、お付き合い頂ますよう宜しくお願い致します。

その後は首都高速を走り、横浜の鶴見区まで。今日は珍しく首都高がガラガラで、全く渋滞もなく鶴見区まで行けました。こんな事あるんですね。

鶴見区の立派な高層マンションに再生した桐たんすをお届けさせていただきました。N様、ありがとうございました。帰りの首都高も渋滞もなく、思いの外早く、工場に到着でした。

鶴見区の立派な高層マンションにお届けさせていただいた再生たんす。

今月はまだ、お休みがありませんが、こういう充実した日々ならそれはそれで十分ですね。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの木取り 3分板、4分板を切る。

ここ数日は気温も上がり、2月とは思えない天気が続いています。この辺は雪もなく、このまま春が来るのでしょうか。除雪をした記憶もほとんどない冬だった気がしています。

2月とは思えない天気の工場の板干場。

今日は工場はお休みですが、今度は来週末、桐の蔵の展示会が東京・日本橋で行われるため出勤したら、弟がすでに来ていました。やはり展示会前なので準備に忙しく、頑張っていました。

今日の私は、3分板の裏板、4分板の地板を切り、柾を割り、柾を貼るなどフル回転でした。午後からは、完成した再生たんすの調整と点検を終え、今日一日の仕事を終えました。

3分板を切っています。


今日切った板です。


柾も貼りました。


最後は再生たんすの調整と点検をして一日を終えました。

休日の仕事は効率がいいと言うか、仕事が進みますね。明日は日曜日ですが、全力で頑張ります。