2019年 3月 の投稿一覧

桐たんすの組み立て 北海道S様の桐チェストを作る3

先回は、北海道S様の4本足のチェストの立側を立て、足の部分のネジを埋め込むための、堅木を埋め込むところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

立側を立て、裏板を打ったら本体を手カンナで仕上げていきます。仕上げのカンナもただ闇雲に削るのではなく、定規を当てながら平になっているのか?を確認しながら仕上げていきます。

地板をカンナで仕上げていきます。


定規を当てながら、平になっていか確認しながら仕上げます。

その後は、地板に4本足のネジを入れるために埋め込んだ堅木に、ドリルで穴を開け、ネジの受けを埋め込んでいきます。

ドリルで4本足のネジを入れ込む穴を開けていきます。


ドリルで穴を開けたら、ネジの受けを入れていきます。

次に裏板を仕上げていきます。そして今回のチェストは四方丸ですので、外側、内側共に丸くするために、内側に丸を作るために桐を付けていきます。

裏板を仕上げていきます。

内側に付けた桐は、小刀で少しずつ削りながら丸くしていきます。

内側の丸を作るため、内側に桐を付けます。


内側は小刀で丸く作り、外側はカンナで丸く削っていきます。

本体をカンナで仕上げたら、今度は引出し周りに進んでいきます。

本体が出来たら、次は引出し周りに入っていきます。

今日の私は、一日中、板を切っていました。3分板の裏板、タイコ、側板、そして4分板の地板など、さすがに一日中、板を切り続けると、腰に来ますね。

裏板を切っています。

明日も、盆底、衣装箱のフタと切る板が目白押しです。明日も全力で頑張ります。

半日、仕事でした。

昨日は東京→神奈川まで桐たんすのお届けに行ってきて、首と肩がバリバリの今日はゆっくりと休もうと思っていましたが、明日、北海道に出荷する桐チェストの集荷があるので、少し早起きして工場へ行きました。

明日、北海道に出荷する桐チェストを梱包しました。

桐チェストの調整と梱包をし、ついでにずっと後回しにしていた事務仕事を片付け、トラックのエンジンの調子を見て、先日の強風で板のサンから外れた干していた板を直したりと、休日なのにやることがドンドン出てきます。

強風で外れた板も直しました。

そうこうしているとあっという間にお昼近く、今日は長岡市まで、次男が3年間通ったサッカークラブへの行き来に使った自転車を取りに行かなければならないため、仕事を途中でやめて、次男と一緒に長岡市まで向かいました。

思い起こせば3年前、入会を予定していたサッカークラブが急遽、方向転換のため入会を断念し、長岡市のサッカークラブに遅れて入会させていただいた事。

中学1年から学校が終わって一人で初めて電車で通ったことや、帰りの電車時間がギリギリで何度も乗り遅れたり、自転車で転んだりしながら最初の一年は、帰って来るまでは心配の連続でした。(親バカですみません)

2年生になり一緒のクラブに電車で通う後輩もでき、行き帰りの心配は少なくなりましたが、昨年の大雪で電車が立ち往生し、電車内で一夜を過ごしたというあの日。途中まであの電車に乗っていて、間一髪の夜だったことも今では良い思い出です。

3年生になれば一緒にやってきた仲間にも恵まれ、最終的には楽しかった3年間を過ごさせていただいたようです。親の私達には言いませんが、辛いことや苦しいことなど、たくさんあったはずです。そんな事を少しずつ乗り越えて来た3年間だったのではないでしょうか。

これからは高校でのサッカーが始まりますが、このクラブで経験させていただいた事を大切に生かしながら、今後もサッカーに勉強に打ち込んで欲しいと思います。

今までお世話になりましたコーチやクラブ関係者の方々、そして3年間一緒に過ごしてくれたクラブの皆さん、本当にありがとうございました。

3年間お世話になった長岡駅。

心より感謝します。

東京→神奈川まで桐たんすのお届けでした。

今日は東京から神奈川県まで桐たんすのお届けでした。実は、一週間ほど前から天気予報に釘付けでした。今年は雪も少なく、晴れの日があまりにも続いていたためハイエース(車)のタイヤ交換を先週に済ませていました。

しかし、人生はそんなもんです。タイヤを交換した途端に今週は天気予報がずっと雪マーク。これはどうしたものか思案しましたが、一回交換したタイヤをもう一度スタッドレスに戻したくない!の気持ちが強く、四駆なので何とかなるか!の強い思いで、今日のお届けを迎えました。

昨日までの予報は、県境の湯沢は雪。今朝、出発前に高速道路情報を確認したら雪はなく順調。よし!との思いで、午前6時に工場を出発しました。関越高速の県境付近は、チラホラと雪は舞っていましたが、順調にトンネルを抜け関東へ。

いつもの三芳SAで休憩です。

いつもの三芳SAで休憩を挟み、一軒目の渋谷のお客様O様へのお届けでした。O様のマンションは、渋谷のど真ん中の高層マンション。もう素敵なマンションでびっくりでした。O様、別注の桐チェストをお届けさせていただきましてありがとうございました。帰りにはお嬢様からのお茶のお土産とお見送りまでしていただきました。本当にありがとうございます。

渋谷のど真ん中の高層マンションのOの様への特注の桐チェストのお届けでした。

その後は、昨日、急遽お願いしたにも関わらずご了解いただきましたお客様へ、渋谷から横浜市都筑区へ向かいます。ナビは高速へ乗るのかと思いきや、下道で都筑区まで。閑静な住宅地の素敵な一軒家のご自宅へ、再生の桐たんすをお届けさせていただきました。I様、本当にありがとうございました。

二軒目の横浜市都筑区のI様へ、再生たんすのお届けでした。最近人気のこげ茶色のオイル仕上げです。

そして今日の最後は、横浜市都筑区から鎌倉へ向かいます。私達も鎌倉へは何度も伺っていますが、鎌倉はホント、何度行っても素敵な街です。「古都・鎌倉」と呼ばれる所以が分かるような気がします。

都筑区から走ること約1時間、鎌倉市内の素敵なマンションに和たんすをお届けさせていただきました。S様、本当にありがとうございます。S様のマンション、鎌倉の景観を意識してか低層のマンションなのですが景観がホント、素敵で鎌倉の雰囲気にピッタリとマッチした作りでした。

古都。鎌倉にお届けした和たんすです。

京都のマンションもそうなのですが、やはり鎌倉もまちづくりと言うか景観も意識した建物づくりが行き届いていて素晴らしいですね。S様ありがとうございました。

使い勝手の良い小袖の和たんすは人気です。

その後は、一路、新潟まで向かうのですが、土曜日ということで首都圏の高速道路は結構な渋滞。都会はホント渋滞が当たり前ですね。

今月は今日で3回目の東京。ホント、お客様には感謝です。明日は日曜ですが、北海道へお届けする桐チェストの梱包と明日やらなければならない仕事があり、明日も工場へ行きます。

仕事がある現場に感謝です。明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 北海道S様の桐チェストを作る2

昨日から北海道からご注文いただきましたS様の切りチェストを作り始めましたが、昨日は、木取りを切って棚板の立側に入る部分を作り、ツカの入る部分の溝を掘るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上板のツカが入る所に溝を掘ります。その後は、立側に棚板が入る溝を左右掘り、ツカの部分から組み立てを始めていきます。

上板のツカの入る部分に溝を掘ります。


ツカの部分から組み立てていきます。

まずは立側を寝せて、溝にのりを入れ、先程組んだ「ツカ」の部分から立側の溝に入れていき、その後、棚板を立側の溝に入れていきます。

立側の溝にのりを入れていきます。

そしてもう一方の立側を入れ込んで、上板、棚板、ツカの部分を入れ、上板はホゾを組み、棚板は立側から木釘を打って止めていきます。

立側に棚板を入れていきます。

上板と立側のホゾを組み、棚板を入れ込んだら、定規で本体が直角かどうかを確認します。

本体が直角かどうか定規で確かめます。

その後は地板を入れて、本体を固めていきます。地板を入れたら、このチェストは4本足になっているので足が入る部分を作っていきます。4本足はブナの無垢板で作られており、ネジ式になっていて取り外しができます。

4本足のネジを付ける堅木を埋め込むため、枠を当ててルーターで取ります。

そのネジが入る部分を作っていきます。ネジが入る部分は桐ですと弱いので、堅木を埋め込んでいきます。地板にルーターで四角く取り、堅木を埋め込みます。堅木埋め込んだら、そこにネジを埋め込むための穴を開けていきます。

堅木を埋め込むため、ルーターで四角く取ります。


堅木を埋め込みます。

そうしている間に本体の「のり」が乾くので、棚板の風穴を開け裏板を打つ準備をします。

棚板に風穴を開けます。

今日の私は、ご注文を頂いた洋服たんすの立側を作り、その洋服たんすの地板、重ね板、上板を作っていました。

午後からは昨日に引き続き「ツカ」の制作と、明日のお届けの準備、そして来週のお届けの特注のたんすの梱包と、次から次へとやることが押し寄せます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 北海道S様の桐チェストを作る 

今日からは北海道からご注文いただきましたS様の桐チェストを作っていきます。

まずは図面に従って木取りを出します。そして長さ切りでそれぞれの部材を切っていきます。その後は各部材をカンナ掛けしていきます。そして機械でホゾを取っていきます。

北海道S様からご注文いただいた図面。


この図面に従って木取りを出します。


木取りをそれぞれの寸法に長さ切りで切っていきます。

次に棚板の立側に入る部分を作っていきます。毛引きで棚板の木口に墨を付け、その部分を取っていきます。

棚板の立側に入る部分を毛引きで取っていきます。

その後はこのチェストは平面なので、棚板の面が平らになるように棚板の前の部分を定規とノミで作っていきます。

このチェストは平面なので、棚板の面が平らになるように前の部分を作っていきます。

次に、このチェストはツカの部分に上下に分かれる小引き出しが付くので、その部分の溝を掘って、ノミで取り残した部分をしっかりと作っていきます。

定規とノミで棚板の前に部分を作っていきます。

今日の私は、午前中は新潟市へ再生たんすのお届けに職人・石山君と行ってきました。今回は2本でしたの石山君に手伝ってもらい助かりました。T様、ありがとうございました。昨日は大阪から帰ったら新潟は雪でしたが、今日は晴れ間も覗いてお届けは順調に行きました。

新潟市へお届けした再生たんす。T様、ありがとうございました。

一昨日の仕事の続きに、今日も親方が工場にやってきました。昨日は帰りが思った以上に遅かったので疲れているのでしょうが、今日も元気に工場にやってきました。やはり現場が好きなんですね。

昨日は帰りが遅かったのに、今日の朝から工場にやってくる親方。

午後からは台輪、底板を作りました。明日も全力で頑張ります。

大阪まで仕入れに行ってきました。

今日は桐丸太の仕入れに親方と2人で大阪まで行ってきました。桐丸太なのに大阪?とお思いの方も多いでしょうが、桐たんすの観音開きや引出しの前に使う「柾」と呼ぶ柾目の板は、北米(北アメリカ)の桐を使うのです。

新潟空港から朝イチの飛行機で大阪まで行ってきました。

北米の桐は目が詰んでおり、美しく、価格も高く、日本の桐以上に上等な桐なのです。その桐を扱っている業者さんが大阪にあり、その桐丸太を仕入れに親方と共に、飛行機で行ってきました。

もう20年ほどのお付き合いになるでしょうか。その昔は親方一人で行っていたのですが、今では私と親方の2人で行くようになって数年が経つでしょうか。82歳になる親方はこの大阪行を楽しみにしており、半分、観光気分みたいですが、私にとっては仕入れ金額が半端な額ではないので、結構、緊張感を持って望む仕入れです。

新潟空港を朝一のJALに乗り、大阪には10時ころに到着。その後は目的地まで高速を走り約一時間ほどで到着します。昼食をいただき、その後は、柾丸太との真剣勝負です。

毎年のことながらなので、見るポイントや見方などは親方に聞き、後は自分の好みと勘で丸太を見ます。
丸太の木口の柾目の細かさと共に、木自体の太さ、長さ、傷や曲がっているか、真っ直ぐなのかを含めて、全体的にじっくりと観察します。

広い土場に並べられた「柾丸太」

実際に柾丸太の土場で見ている時間にしたら2時間ほどなのですが、その分、集中するので、結構、後で疲れがどっと来ます。
今日は、ここで一年分の67本を仕入れてきました。

今回は67本を仕入れました。Tさん、ありがとうございます。

新潟行の最終のJALで帰ってきたのですが、空港に着いたら新潟は雪。この時期に雪ですか・・・。

今日工場に居なかった分の仕事がたまっていますので、明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都O様の桐チェストを作る 4

随分と桐チェストの制作をお伝えしていないですが、実際の制作は順調に進んでいますのでご安心下さい。先回は、引出しのホテ板と先板のホゾを取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

ホテ板と先板のホゾを取ったら、ホゾを組み木釘を打って引出しの枠を組んでいきます。枠を組んだら、組んだところからのりが出ますので、ブラシできれいにはみ出たのりを取ります。

ホテ板と先板のホゾを組んでいきます。


ホゾを入れ木釘を打って止めます。


引出しの枠を固めると、のりがはみ出ます。それをブラシできれいに取っていきます。

その後は、引出しの底板を木釘で打っていきます。底板を木釘で打ったら水を拭きます。水を拭く理由は、木釘が水分を含んで膨張し抜けにくくなる事と、釘切りノコで傷が付いた底板を、水分で膨らませる事が大きな理由です。

引出しの底板を木釘で打っていきます。


木釘を打ったらブラシで水を拭きます。木釘を水分で抜けにくくして、ノコの傷を水分で膨らまします。

そして、引出しを仕上げていくのですが、まずはホテ板側のはみ出た底板を長台(カンナ台が長いカンナをそう呼びます)を使って削っていきます。

長台でホテ板側のはみ出た底板を削ります。

その後は、先板、ホテ板の順に削りながら引出しを入れ、出しては削り、削っては入れるを繰り返しながら、引出しのどの部分が当たっているかを見ながら、引出しを入れていきます。

先板を削っていきます。


ホテ板を削りながら、入れたり出したりを繰り返しながら削っていきます。


入れては見ながら、どこが当たっているのか確認しながら削っていきます。


引出しの上口を削っています。

そして最後に、引出しが入る棚板に滑りを良くするため「ロウ」を塗って、引出しを入れて完成です。

引出しが入る棚板にロウを塗って仕上げています。

今日は、久しぶりに親方が工場にやってきました。先週末の土曜日に親方の仕事を一日中作っておきましたから、それをやるためにやってきました。

久しぶりに親方が工場にやってきました。

久しぶりでも長年やってきた仕事ですから体は完璧に覚えています。普通に仕事をやって職人さんと話をして、色々な所をチェックして帰ります。さすがに今でも親方です。

長年やってきた仕事は体が覚えています。

明日も全力で頑張ります。

静岡と東京まで桐たんすのお届けでした。

昨日の日曜日は約40日ぶりのお休みをいただき、ゆっくりと英気を養いました。

そして今日は静岡県と東京まで桐たんすのお届けに行ってきました。起床は午前4時。久しぶりに気合の入る時間でしたが、起きれば雨。それも結構ないい雨の中、工場で弟と合流し、いざ、静岡県まで。

関越道から圏央道に入り、東名を目指すのですが、圏央道で事故渋滞にはまり、かなりの時間をロス。その後は、東名に入りましたが沼津周辺で工事渋滞と、今日はなかなか進みませんでした。

やっと東名の渋滞を抜け給油休憩です。

そんな中、午前11時前にやっと静岡市内のお客様のご自宅へ到着。立派なご自宅の和室に、弊社での最高級の和たんす「春」をお届けさせていただきました。

U様のご自宅にお届けさせていただきました和たんす「春」

納品を涙ぐみながら迎えていただき本当に感謝いたします。U様、ありがとうございました。今日の静岡の気温は20度。まるで春真っ盛りでした。

油単も掛けさせていただきました。ありがとうございます。

その後は二軒目の納品に向けて東京までひた走ります。東名の上り線は渋滞無しで、二軒目の東京都狛江市まで順調に走れました。二軒目のお客様は、桐たんすの再生のお客様。お引取りも私達が伺い、今日のお届けも無事にお届けさせていただきました。

お届けさせていただきました再生たんすは2本。とのこ仕上げで仕上げさせていただきました。H様、本当にありがとうございました。

2軒目のお客様のH様。再生たんすを2本お届けさせていただきました。

その後は、今日の最後のお客様は、先日、桐たんすの修理をご依頼いただきましたお客様で、今日、東京までお届けのついでにお引取りをさせていただきました。Y様、ありがとうございました。

さすがに静岡県まで行き、東京経由で帰ってくると工場に着く時間は夜になってしまいますね。帰ってからは後片付けしか出来ずでした。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの木取り  柾を切る

工場が休日の今日は、休日なのに早起きして次男を新潟の高校まで送り、そこで少しのハプニングを経験し、ダッシュで工場に戻り今日に予定していた仕事をやり遂げなければとの思いで、すぐに仕事に取り掛かります。

休日なのに今日一日の予定の時間が迫っており、朝のハプニングの影響で時間が押せ押せになっていました。

午前中は、ご注文を頂いた桐たんすの「柾」を切り、印をつけ、後は柾を割るだけにして準備を整えました。その後は、時間を削るのはお昼休みしかないと思い、昼食は5分。そこから巻き返しました。

ご注文をいただいた桐たんすの「柾」を切りました。


長さ切りで柾を切り、切り屑がたくさん出ます。

午後からは順調に立側を作り、桐たんすの梱包をし、今日の予定している仕事を何とかやり終えました。

柾を切り、立側を作り今日の仕事を終えました。

その後は、三年前に亡くなった弊社の職人・小池さんのご自宅にお参りに行き、今日の予定を終えることが出来ました。

時間に追われながらの一日でしたが、やることがあるってホント幸せです。明日は、約40日ぶりのお休みです。
ゆっくりと休みたいと思います。

来週も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都O様の桐チェストを作る 3

昨日は、桐チェストの裏板を打ち、本体の下に「足」と呼ぶ部分を長ハタガネで付けるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

本体を裏板を下にして寝せて長ハタガネで固定し、左右の立側、上板、チェストの前面特に重ねの部分はズレがないようにをカンナで仕上げていきます。

裏板を下にして、チェストの前面を仕上げていきます。

それでやっと立側(本体)が完成しました。次に引出し周りに入っていきます。

立側が立ちました。

木取りを出して、ホテ板、先板、底板等をそれぞれの寸法に長さ切りで切っていきます。その後は、各部材を手カンナで仕上げていきます。

長さ切りで、各部材を切り揃えていきます。


底板をカンナで仕上げていきます。

その後は、先板とホテ板はホゾ組みで組むため、ホゾを取っていきます。今回の桐チェストは、カガミ板とホテ板は木釘打ちで、ホテ板と先板を先に組んでいきます。

先板のホゾを取ります。

今日の私は、午前中は観音開の扉を3本分作り、その後、立側、タイコと立て続けに作り、午後からは石山君が削ってくれた引出しの底板を組んでいました。今日組んだ底板は、72枚。積んでいったら倒れそうな位の高さになってしまいました。

引出しの底板を組んでいます。


組んだ底板を積んでいったら、かなりの高さになりました。

明日は週末で工場はお休みですが、私は遅れた仕事を取り戻すべく仕事です。
明日も全力で頑張ります。