桐たんすの組み立て 東京都K様の整理たんすを作る

週の初め月曜日です。今週は明日から雨が続く予報が出ており、先日、津南町産のホテ板が来たので、一年間屋根の上に干してアクを抜き、乾燥したホテ板を取り込まなければならなく、今日は、急いで職人横山さんと一緒に屋根に上り、ホテ板を取り込みました。

屋根に干したホテ板を急いで取り入れました。

今日からは東京都のK様からご注文いただきました整理たんすの制作をお伝えしていきます。

まずは木取り一式を出してもらい、長さ切りでそれぞれの長さに切り分けます。その後は、各部材をカンナ掛けしていきます。

東京都K様の整理たんすの木取りです。

そして上板と立側、地板のホゾを取ります。

立側と上板、地板のホゾを取ります。

次に、上板の幅を棚板にも写します。そしてモノサシの寸法を毛引きに取って、その寸法を棚板に引いていきます。

上板の幅を棚板に写します。


モノサシの寸法を毛引きに取って棚板に引いていきます。

そして上台の引違いとの入る溝を掘り、溝の両端を埋めていきます。その後は、立側の棚板の入る場所をシラガキで印をつけ、定規で線を引いていきます。

引き戸の入る溝を掘っていきます。


棚板の入る場所をシラガキで印をつけ、定規で線を引いていきます。

立側の前面の部分に毛引きで線を引き、総面の部分を作っていきます。その後は、棚板が入る部分の線を引いた場所を、溝掘りカッターで掘っていきます。

棚板の入る場所を溝掘りカッターで掘っていきます。


溝が掘れました。

今日はここまでで、明日に続きます。明日も全力で頑張ります。

大阪まで桐たんすのお届けでした。

先週は名古屋での展示会。そして深夜に帰宅しその後、一週間現場での仕事を終え、週末の今日、大阪まで桐たんすのお届けに行ってきました。起床は久しぶりの午前4時。辺りはまだ真っ暗ですが、心なしか少しずつ空が明るくなってくる気配が漂っています。

工場で弟の到着を待って、午前5時前に大阪まで出発です。今日は、突然の雪もなく、順調に走れます。途中、いつもの福井県の南条SAで休憩し、弟に運転を代わってもらい、いざ、大阪を目指します。今日の高速道路は渋滞もなくスムーズに大阪まで行くことが出来ました。

いつもの休憩のSA南条で休憩です。

予定した時間とほぼ同じ時刻に、大阪市中央区の市内のど真ん中にある、超高層マンションの桐チェストをお届けさせていただきました。M様、ありがとうございました。

超高級な高層マンションにお届けさせていただきました。

その後は、阪神高速を乗り都島区まで。K様のご自宅のマンションに、和たんすと洋服たんすの2本セットをお届けさせていただきました。K様、お世話になりましてありがとうございました。

和たんすと洋服たんすの2本セットをお届けさせていただきました。

今回は、大阪でのお届けですが順調にお届けすることが出来ました。本当にありがとうございました。

帰りも順調に帰ることが出来ました。明日は、久しぶりの休日です。
ゆっくり英気を養います。

桐たんすの組み立て 大阪府K様の洋服たんすを作る4

今朝は、久しぶりに暖かな朝でした。工場に行くと朝陽が輝き、思わず「冬が終わったな」と感じました。4月に入ってからも雪が降る変な天気も、もう終わりかもです。

冬が終わったと感じる朝陽でした。

昨日は、洋服たんすの立側を立てて、台輪を作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

立側(本体)が立ちましたので、次は引き出し周りに入ります。木取りを出してもらい、長さ切で底板、先板、ホテ板、カガミ板をそれぞれのサイズに切り分けます。

引き出しの木取りを長さ切りで切っていきます。

観音開きの中は、洋服を吊れるようになっているので、引き出しは一段です。その一段の引き出しを作っていきます。

まずは、底板、先板、ホテ板をカンナ掛けしていきます。次に、カガミ板(前板)を仕込んでいきます。
仕込むとは、カガミ板を引き出しが入る場所にぴったりと入るように、合わせていくことを「仕込む」と言います。
カガミ板を仕込んだら、ホテ板と先板を組み、次にカガミ板を組んで、引き出しの本体を固めます。

カガミ板を引き出しのはいる場所に合わせて、ピッタリと仕込んでいきます。

引き出しの本体を固めたら、底板を木釘で打っていきます。一段の引き出しの底板を打ったら、引き出しを削りながら、出したり入れたりしながら、引き出しを入れていきます。これを繰り返して、ピッタリと引き出しが入れば、引き出しは完成です。最後に、扉(観音開き)を合わせて、仕上げれば洋服たんすの完成です。

引き出しの底板を木釘で打っていきます。

今日は、久しぶりに親方が工場にやってきました。昨日、親方の仕事を作りましたので、今日は、ホテ板を組む仕事をしてもらいました。久しぶりですが、いきいきと仕事をしていました。

ホテ板を組む親方。

今日の私は、引き出しのカガミ(前板)が板目のたんすの引き出しを作っていました。桐たんすの通常は、直線の「柾目」で組むのですが、少し個性的な「板目」で組むこともお客様の好みでたまにあります。

板目用の引き出しの板。

引き出しに入る、ちょうどいい板目の板を探すのに大変ですが、それはお客様の好みですので、いい仕事と言われるように頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府K様の洋服たんすを作る3

昨日は洋服たんすの上台と下台の立側を固め、付属する小引き出しを固めた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

下台の裏板を打つ準備をするために、引き出しの入るところの重ね板と地板に突っ張りを入れて、板が反っていない状態で裏板を打っていきます。

下台の裏板を打つ準備で、つっかえ棒を入れています。

上台は裏板止めの上から裏板を木釘で打っていきます。上台、下台共に裏板を打ったら、手カンナで仕上げていくのですが、その際には、重なりや、地板の台輪が付くところなどは、平になっているかを定規で確認しながらカンナで削って仕上げていきます。

上台の裏板を打ちました。


下台の裏板も打ち終え、台輪が付く地板の部分を平らに削っています。

今回の洋服たんすは四方丸なので、地板の下両角と、上台の上両角をカンナで丸くしていきます。

下台の四方丸の部分。カンナで丸く削っていきます。

そして下台の上に上台が乗る重の部分は、しっかりと隙間がないように平らに重ならなければならないので、ここは定規を当てながら慎重に削っていきます。(削るカンナは長台といい、カンナの台が長いカンナを使います)

長台(台が長いカンナ)で重なる部分をきっちりと重なるように削っていきます。

そして外側の丸を作るのと同時に、内側の丸も作っていきます。今回写真にはないですが、この間、立側を寝せながら、幅の広い立側をカンナで仕上げ、上板、地板もカンナで仕上げていきます。どこをとっても洋服たんすは奥行き、高さ共に大きいので、結構大変です。

四方丸の内側の部分を作ります。

ここで立側が完成しましたが、次に立側が乗っかる「台輪」を作っていきます。

本体が乗る「台輪」を作ります。

今日の私は、午前中は再生たんすに使用する「柾」を切り、胴丸の洋服たんすの上板や地板を作っていました。そうしたら津南町でいつも桐丸太を仕入れさせていただいている方が、いつものように引き出しのホテ板を持ってきてくれました。
全部で44束にまとめられたホテ板は、きれいな柾目で美しいホテ板でした。先日の柾丸太といい、今回のホテ板といい、桐たんす屋さんは、春が仕入れのシーズンです。このホテ板ももう少し立つと屋根に干します。

今日持って来て頂いた津南町産のホテ板(引き出しの側板)これから1年間屋根に干します。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府K様の洋服たんすを作る2

先回は、洋服たんすの上下左右の4箇所のホゾを毛引きとノミで取り、地板の入る部分を作り、本体の内側外側の面を面取カンナで取って行くところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

ホゾを取り、面を取ったら立側を立てる準備に入ります。立側の2箇所に裏板止めをつける部分を作り、ホゾにのりを付けて立側を組み立てていきます。

立側のホゾにのりを塗り、組んでいく準備をします。


上板のホゾに、立側のホゾを組んでいきます。

まずは上板に立側のホゾをはめていきます。そして玄能で叩きながら、上板と立側を組んでいきます。

台に乗り、上板と立側のホゾを組んで固めていきます。

今回の洋服たんすは、引き出しが一段付いた「下一」と呼ぶ洋服たんすですので、その分、上台はロングコートが掛かるくらいの大きさで、奥行きもハンガーが掛かるように広く取ってあります。なので、立側を固めるのはちょっと大変です。

上板、立側をホゾで組んだら、次に地板をはめていきます。そして裏板止めを2箇所付けていきます。裏板止めは、洋服たんすの上台の本体は、中に仕切りなどがなく、本体を支える板がないため、強度を保つために裏板の部分に補強のための板を2箇所入れます。それを「裏板止め」と言います。

裏板を打つ前に、裏板止めを付けます。

次に引き出し1段の部分の立側を固めていきます。

引き出し一段の部分の立側を固めます。

上台と下台の立側ののりが乾く間は、洋服たんすに付属する小引き出しを作っていきます。引き出し2段の小引き出しですが、その立側を固めていきます。

付属の小引き出しを作っていきます。

今日の私は、引き出しのホテ板を作っていました。1年間、屋根に置いて干した板を取り込んで約1年置いた板です。
それを台車に積んで、片方を手押しカンナでならして、自動カンナに通して厚みを決め、また手押しカンナであいばを擦って、組むところまでを行いました。

今日は引き出しのホテ板を作りました。

明日も全力で頑張ります。

「職人・横山松雄」表彰されました。

昨日から再び冬型の天気に戻りかけている新潟は、今朝、起きてみれば屋根が白くなっていました。そんな中、以前から今日は上越市まで再生する桐たんすのお引取りに伺う日なのですが、どうも道路状況が怪しいのです。

朝、検索したら上越方面は途中から雪道用のタイヤ規制が出ている状況。出発前にもう一度検索したら、規制は解除されていたので「行くか!」との事で一路、北陸高速を上越市まで。

今日の北陸道。雪がみるみる積もっていきます。

しかし、長岡を過ぎると状況は一変します。横殴りの雪がみるみる積もってきます。間違いなく今日は4月2日。一体どうなっているのでしょうか。そしてハイエースのタイヤはノーマルタイヤ。これではいつ滑ってもおかしくありません。

慎重に慎重を重ねての運転で上越に到着し、桐たんすをお引取りさせていただき、再び、雪道を運転し時間は大幅にかかって工場に到着しました。

2本の再生する桐たんすをお引取りさせていただきました。

午後からは、昨日作り始めた洋服たんすの立側の貼り付けの部分を作り、午前中に奥様が貼ってくれた板を削って仕上げたりで、充実した時間を過ごしました。

最近、桐の洋服たんすの注文が多く、大きな材料がたくさんいります。

そして午後3時の休憩の時、組合の事務局の方が「横山さんの賞状を待ってきました」と、工場まで訪ねてきてくださいました。実は、今年の始めに「加茂桐たんすに貢献した職人」さんとして横山さんが、推薦を受けたのです。
そしてその表彰式が先日あったのですが、本人は都合が悪く欠席させていただき、その時の賞状と景品を持ってきて下さいました。

工場の休憩室でパチリ。職人さんみんなが喜んでいました。

今年で60歳の横山さん。加茂市長からの表彰に嬉しそうでした。これからも元気で頑張って下さい。

私も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府K様の洋服たんすを作る

週末は名古屋での展示会でした。金曜日の午前中いっぱい工場で仕事をし、午後から名古屋に向けてトラックを走らせましたが、名古屋に近かづくに連れ、桜が咲き何とも言えない華やかな気分になります。
(写真も撮らずすみません)

そして土曜日の早朝に搬入・準備をし即、展示会を開催しました。全国的なのか、2日間ともに寒い名古屋でしたが、お越しいただきましたお客様、本当にありがとうございました。展示会を終え名古屋を出発したら、名古屋市でもあられが降り、帰りの上信越道の妙高付近も雪。今年は雪が少なかった割には、いつまでも冬が続いています。

さて先回は、大阪からご注文いただきましたK様の和たんすの制作をお伝えしてきましたが、ほぼ完成を迎え、今日からは同じくK様の洋服たんすの制作をお伝えしていきます。(K様からは和たんすと洋服たんすの2本セットのご注文でした)

K様の和たんすがほぼ完成し、次は洋服たんすを作っていきます。

まずは洋服たんすの木取りを出してもらい、長さ切りでそれぞれの部材を切り分けます。その後は手カンナでそれぞれの部材を仕上げ、そしてホゾを取ります。

洋服たんすの場合は、奥行きが和たんすよりも深いので、機械でホゾを取ることが出来ないため、手(毛引きとノミ)でほぞを取っていきます。

洋服たんすのホゾを毛引きとノミで作っていきます。

昔は、こうして全て毛引きとノミでホゾを取っていたのですが、今は機械があるので、機械でホゾを取っていますが、手作業でホゾを取る作業は、洋服たんすのような奥行きがあるたんすでは、ホゾの枚数が多いため結構大変な作業になります。

上台の左右と下台の左右の計4箇所のホゾを取っていきます。

ホゾを取る場所は、上下左右の4箇所です。ホゾを取ったら、地板の入る部分を作り、本体の内側外側の面を面取カンナで取っていきます。

ホゾを取ったら、立側の内側と外側の面を取っていきます。


面は面取りカンナで取っていきます。

今日の私は、展示会で居なかった分の遅れを取り戻すべく、和たんすの観音開き、立側、カガミの芯などを作っていました。

さすがに次から次へとやることが出てきますが、やることがなくなったら終わりですから、これはこれで大事なことです。
明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府K様の和たんすを作る4

先回は和たんすの立側を立て、ハタガネで本体を締めながら立側を仕上げて、前面も仕上げ、面取りカンナで面を取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

本体の内側、外側の面を取ったら、四方丸の内側、外側の丸をカンナと小刀で丸くしていきます。

四方丸の内側、外側の丸を作っていきます。

これで立側(本体)が立ちました。次は引き出し周りに入っていきます。まずは引き出し、衣装盆の木取りを出してもらい、各々のサイズに切りそろえていきます。

引き出し周りの材料を出してもらい、各々の長さに切りそろえていきます。

次に丸盆を作っていきます。まずは留めに切った盆のカガミ板、先板、ホテ板をゴムチューブで固定して締めていきます。

丸盆をゴムチューブで締めて固定します。

次に内側の丸を作るために、内側に貼るための部分を毛引きで引き、ノコで切っていきます。ノコで切った部分を丸盆の内側の丸を作るため、内側に貼っていきます。

丸盆の内側に貼る部分を毛引きで引いていきます。


丸盆の内側に毛引きで引いた部分を貼っていきます。

そして丸盆の底板をカンナで仕上げていきます。仕上げたら、丸盆の底板をハタガネで止めながら、木釘で打っていきます。

丸盆の底板を仕上げていきます。


丸盆の底板を木釘で打っていきます。

丸盆の底板を打ったら、カンナで丸盆のカガミ、先板、ホテ板を仕上げていきます。

丸盆のカガミ、先板、ホテ板を仕上げていきます。

次に引き出しに入っていきます.長台(カンナ)で先板を削っていき、先板のホゾを毛引きで取っていきます。

先板のホゾを毛引きで散っていきます。

引き出しは前は「蟻組」の組手で止め、ホテ板と先板はホゾ組と木釘で止めていきます。引き出しの枠を組んだら、定規で直角になっているかを確認していきます。

引き出しの枠を固めて、定規で直角か確認していきます。

それではこれから名古屋まで出発です。明日、明後日の名古屋での展示会です、多くの皆様のお越しを心からお待ちしております。

強風の影響と木はずみと。

昨日の夜から新潟は強風、雷、雨の大荒れで、床についたのですがあまりにもすごいために、なかなか寝付けず、寝不足のまま朝を迎えました。

薄っすらと雪が積もった工場。

起きてみれば屋根が真っ白。また、雪です。朝食を済ませ、工場に行けば案の定、屋根に干してあったホテ板が相当下に落ち、尚且、雪にまみれ拾おうにも手がかじかみます。

屋根から落ちたホテ板。

そうこうしていると、近所の借りている板干場の板が飛んでいると電話をいただき、行ってみると板を干すサンが強風で崩壊し、板が下敷きに。道路にも板がはみ出していたとのことでご迷惑をおかけしました。

強風で崩壊した板干しのサン。

そんな季節外れの天気の一日のスタートでしたが、明日からは展示会で名古屋まで向かうため、何とか今日のうちに2回目の「木はずみ」を行いたいと思い、午後からは小雨の中を親方と製材所へ向かいました。

今日届いた44本の丸太。

先日は「柾丸太」の木はずみを行いましたが、今日届いたのは「並丸太」44本です。44本の丸太を、1寸5分、1寸1分、8分、7分、3分とそれぞれの厚みに製材するため、木の大きさや木目の数、曲がっているか真っ直ぐかなどを見て、どの木をどの厚みに製材するかを決めていきます。44本を木はずみするのには結構な時間がかかりましたが、雨も降らず順調に行えました。

丸太の切り口に何分で製材するかを書き、曲がっている部分を見て切るところに線を入れます。

44本あると、どの木をどの厚みに製材するかを見極めるのはなかなか難しいです。親方に相談しながら進めるのですが、いつも難しいと感じます。まだまだ勉強ですね。

先日木はずみした柾丸太が、みかん割されていました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 大阪府K様の和たんすを作る3

昨日は2つ重ねの和たんすの上台と下台の本体を組み立て始めるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

まずは、上台の上板をホゾ組みと木釘で打って長ハタガネで締めていきます。次に上台、下台の裏板を木釘で打っていきますが、打つ前に、中棚と棚板の位置を鉛筆で印を付け、棚板の反り具合も確認してつっかえ棒を入れながら、木釘を打っていきます。

上板と立側のホゾを組み、長ハタガネで締めながら木釘で打っていきます。


裏板を打つ前に、中棚の位置を確認し印をつけます。


裏板を木釘で打っていきます。

木釘を打ったら、本体、四方丸の内側の付け丸を付けます。そこまで行ったら、本体、裏板ののりが乾く間に、台輪を作っていきます。

四方丸の内側を付けます。


本体ののりが乾く間に、台輪を作っていきます。

台輪を作ったら、本体の四方丸の上の両角の丸をカンナで作っていきます。その後は、地板を削り定規で確認しながら、平らに削っていきます。そして、上台、下台共に裏板を手カンナで仕上げていきます。

本体の四方丸の丸をカンナで作っていきます。


地板を平らかどうかを定規で確認しながら削っていきます。


裏板を仕上げていきます。

その後は、上台の上に下台を乗せて、本体を逆にして重なり具合を見ながら、上台と下台がきちんと合わさるか確認しながら仕上げていきます。

本体を上下逆にしながら、きっちり重なっているか確認しながら仕上げていきます。


本体の側面、前面がきっちり合っているかを確認します。

次に、本体をハタガネで締めて動かないようにしてから寝せて、立側を仕上げていきます。そして裏板を下にして本体の前面の部分を仕上げていきます。その後は、面取りカンナで内側、外側共に面を取っていきます。

本体をハタガネで締めて固定し、寝せて立側を仕上げていきます。


裏板を下にして、本体の前面を仕上げます。


本体の内側、外側の面を取ります。

今日の私は、午前中は塗装職人・石山君と長岡市まで先日お引取させていただいた修理品のお届けに行き、ちょっとしたハプニングがありダッシュで帰ってきました。

工場に帰ってからは、急ぎでハプニングのリカバリーを行い、少し遅れましたが何とかなりました。その後は、昨日、一昨日と奥様がホットプレスで平らにしてくれた板を、自動カンナに掛け、あいばを擦り、板を組みました。

今日はかなりの数の板を組みました。

裏板、側板等、かなりの枚数を組みました。明日も全力で頑張ります。