桐たんすの組み立て 東京都K様の整理たんすを作る6

今日は久しぶりに親方が工場にやってきました。土曜日に親方の仕事である「柾」を作っておきましたので、「今日仕事があるよ」と伝えておきましたので、工場にやってきました。

工場で「柾」を作る親方。

久々の工場ですが、相変わらず元気に「柾割り」をして、帰っていきました。

そろそろ終わり近づいてきた東京都K様の整理たんすの制作ですが、先回は引き出しの底板を仕上げるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

引き出しの底板を仕上げ終えたら、引き出しを入れていく工程です。ホテ板(引き出しの側板)を仕上げつつ、削りながら引き出しを少しずつ入れていくのですが、少し入れてはどこが当たっているのかを見極めながら、
引き出しを出しては入れ、出しては入れを繰り返しながら進めていきます。

引き出しを入れていく工程。どこが当たっているのか手をかざして見ています。

引き出しをつっかえるところまで入れて、その場所を隙間から見て、当たっている場所を確認して引き出しを取り出して削ります。

当たっている場所を確認し、取り出して削ります。

この工程が、隙間のないくらいに引き出しを仕込む大切な工程で、引き出しを入れると、他の引き出しがすーーっと出てくる気密性が、この工程によって生み出されるのです。

引き出しを入れたり出したりしながら当たっている場所を確認します。

ですから、引き出しを入れる作業は時間を掛けてじっくりと行います。この工程をないがしろにすると、良い桐たんすは出来ません。引き出しは密閉度があるため、大きな吸盤で引き出します。そしてまた当たっているところを削って引き出しを入れていきます。

大きな吸盤で引き出しを取り出し、また削っていきます。

こうして最後まできっちりと引き出しを入れて、引違い戸を仕込み、整理たんすの木地の完成となります。

この後、引き戸を作って、完成となります。

今日の私は、午前中は先板を組んで、ツカを作っていました。午後からは、長岡市まで再生たんすのご依頼があり、桐たんすを引き取りに行ってきました。

今日は先板を組んでいました。

今日は強風で運転していても車が流されるようでした。
明日も全力で頑張ります。

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