1.会社での出来事

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る7

東京都H様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、先週は、カガミ板の蟻組を取るところまでをお伝えしましたが、今日は最後です。

蟻組を取った引き出しのカガミ板(前板)の、蟻組のところを玄能で木殺ししていきます。(蟻組が隙間なくぴっしっと付くように)

小引き出しの枠を固めていきます。カガミ板とホテ板は、蟻組で、先板は、ホゾ組で組んでいきます。

大きい引き出しの枠も組んでいきます。蟻組や、ホゾ組みの組みては、叩いて入れてから、打ち当てを当てながら叩いていきます。

ホテ板と先板のホゾ組みのところは、木釘も打っていきます。

小引き出しの枠を固めたら、定規を当てて、直角になっているか確認しています。

引き出しの枠を作ったら、底板を木釘で打っていきます。小引き出しの底板を木釘で打っていきます。

大引き出しの底板を木釘で打っていきます。

引き出しの底板を打ったら、先板からカンナで仕上げていきます。

引き出しの先板、底板を仕上げたら、ホテ板を削りながら、引き出しを入れていきます。

ここで、どこが当たっているのか?を確認しながら、出したり入れたりを繰り返しながら、少しずつ、引き出しを入れていきます。

当たっているところがあったら、引き出しを出して、当たっている場所(ホテ板の上)を削っていきます。

引き出しは、何度も入れたり出したりを確認しながら、どこが当たっているのか?引き出しなのか?、本体なのか?を確認しています。

引き出しが全部入ったら、引き出しの前をカンナで仕上げて完成です。

明日も全力で頑張ります。

静岡と東京まで桐たんすのお届けでした。

今日は冬至。

一年で一番、昼の時間が短い日ですが、今日は静岡市と、東京まで桐たんすのお届けに行ってきました。

起床は、午前4時。昨晩からの雷と雨の影響で睡眠時間が少ないです。工場で弟と待ち合わせ、午前5時に出発です。

関越高速を関東に向けて走りますが、休憩地点の高坂SAでやっと明るくなってきました。鶴ヶ島から圏央道に入り、東名に出て静岡まで。

日曜日の影響でしょうか、渋滞もなく順調に静岡市まで。

静岡市のS様に和たんすを無事にお届けさせていただきました。S様、本当にありがとうございました。

その後は、東名を東京に向けて走ります。二軒目のお客様は、台東区のI様。

展示会にお出かけいただき、桐チェストをお求めいただきました。無事に、マンションの素敵なお部屋にお届けさせていただきました。

I様、ありがとうございました。

そして3軒目は、港区に向かいます。

3軒目のお客様も、展示会にお越し下さいましたお客様でした。

お届け先が、あの「虎ノ門ヒルズ」

納品日が決まった時から、申請書を出し、台車規定を把握し、納品するだけでも数々のハードルがあり、さすがに森ビルグループ。今までで、一番のセキュリティーの凄さです。



そしてお約束の2時に、N様のお部屋に別注の「帯たんす」をお届けさせていただきました。N様、本当にありがとうございました。

今日の関東地方は、以外にも寒く、帰ってきた新潟の方が、暖かかったほどです。

年末まで、後一週間、明日からも全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る6

東京都H様からご注文頂いております整理たんすの制作ですが、昨日は、桐たんすの台輪を作る所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

桐たんすの本体の四方丸の内側の丸を丸めていきます。小刀で削って丸くしていった後は、型を当て、丸くした棒にペーパー(紙やすり)を当て、内側を丸くしていきます。

ここで桐たんす本体の立側が立ちました。この後は、引き出し周りに入っていきます。

引き出しのホテ板(側板)をカンナで仕上げていきます。

先板を長台(台が長いカンナ)でスリ台に擦らせて、削っていきます。

引き出しのカガミ(引き出しの前板)を仕込んでいきます。

仕込むとは、引き出しのカガミ板(前板)を引き出しが入る場所に当てながら、引き出しがピッタリと入るように、合わせていくことを「カガミを仕込む」と呼びます。

ホテ板の幅を、昇降盤で決めて(幅を決めて)いきます。

カガミを仕込んだら、蟻組を機械で取っていきます。

今日の私は、ホテ板を組んでいました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る5

昨日は、下台の裏板を木釘で打ち、四方丸の内側の丸を付けた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

内側の丸を付けながら、下台の外側の丸をカンナで削っていきます。目で見ながら削っていきます。

下台と、上台の重なりの部分を長台(台が長いカンナ)で削っていきます。

定規を当てながら、平になっているかを確認しながら削っていきます。

下台に足をシャコ万とハタガネで付けていきます。

桐たんすの本体を逆さにし、下台と上台を重ねて重なりを見ながら削っていきます。

本体を逆さにしながら、下台と上台の重なり具合(隙間がないか、グラグラしないか等)を確認しています。

本体の重なりが確認できたら、桐たんすの台輪を制作していきます。

今日は、奥様からヘギをプレスしてもらい、私は、ホテ板を制作していました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る4

東京都H様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、一昨日は、立側の裏側に定規を当て、真っ直ぐになっているか確認する所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上台のツカをハタガネで締めて木釘をうち、その上から打ち当てで叩いていきます。

立側が真っ直ぐになっていたら、上台の裏板を木釘で打っていきます。

上台本体を寝せて、長ハタガネを締めながら、木釘を打つ位置に、ドリルで穴を開けていきます。

ドリルで穴を開けたら、木釘を入れて玄能で打ち込んでいきます。木釘の位置、間隔はきれいに揃っていて、美しいです。

上台の裏板を打ったら、下台を組み立てていきます。

立側の溝に棚板を入れて、立側の方からドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。

立側をひっくり返して、反対側からも木釘を打っていきます。

下台を固めたら、のりが乾く間に、足(下台本体と、台輪をつなぐ部分)を作っていきます。

下台の裏板を打ち、四方丸の内側の丸いなる部分を付け、ハタガネで締めたら、のりが早く乾くように、ストーブの近くに置きます。

今日の私は、引き出しの底板を組む続きでした。全部で84枚の底板を組みました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る3

先週の木曜日から始まりました加茂箪笥組合主催の「池袋東武百貨店 桐たんす展」ですが、昨日の日曜日を終えたところで、私は一旦帰宅し、今日の月曜日は工場で、居なかった3日間のたまった仕事を片付け、明日の最終日にまた新幹線に乗って、東京へ向かいます。

数日間空いてしまいましたが、東京都H様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、先週は、上板の面を面取鉋で取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

上板と立側のホゾを組み、棚板を入れ込んで、長ハタガネを締めながら、木釘を打つために、ドリルをもんでいきます。

上板のホゾとホゾの間に、木釘を打つためにドリルで穴を開けていきます。

ドリルで穴を開けたら、木釘を打っていきます。

上台の立側を立てていき、ツカが直角かどうかを、直角定規を当てながら確認していきます。

立側の裏側に定規を当て、真っすぐになっているかを確認しています。

今日の私は、3日間いなかった間に、奥様がたくさん板を貼ってくれていましたので、それを自動カンナにかけ、各板を仕上げます。

その後は、引き出しの底板を作るため、底板を組んでいきます。

あすは日帰りで東京・池袋東武百貨店へ。

明日も全力で頑張ります。

池袋東武百貨店  桐たんす展

今日から始まりました、加茂箪笥協同組合の新企画、池袋の東武百貨店ですの桐たんす展(桐たんすの展示会)ですが、組合加盟の参加社6社が一同に介しまして参加しています。

昨日は朝の新幹線に乗り東京まで、午後から搬入を終え初日の今日を迎えました。

午前中は、恒例の女性による桐たんす制作体験を行い、抽選で選ばれた名の女性が、職人の先生2名の教えのもと、桐たんす制作を行いました。

流石に、池袋駅直結の有名百貨店。オープン開始の10時から、閉店の8時まで人の流れが途切れません。

一日だけでどれくらいのお客様が来たのでしょうか。

明日から、17日(火)まで行っていますので、お時間あったらお出かけいただければ幸いです。

桐たんす制作体験を終えて、参加者の皆さんと。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る2

昨日から、東京都H様からご注文いただきました整理たんすの制作を、お伝えしておりますが、昨日は、ツカをカンナで仕上げて毛引きで墨をする所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

ツカの棚板に入る「入り」の部分を作るため、木口に毛引きを入れていきます。

毛引きを引いたツカ。これから胴突きとノミを使って、「入り」の部分を作っていきます。

「入り」の部分を作るため、型を当てながらノミで「入り」の部分を作っていきます。

立側の内側に、棚板が入る溝を堀りました。溝をのみできれいに取っていきます。

溝の先の部分、棚板が入る総面の部分をノミで取っていきます。

上板にツカが入る溝と、立側を組むホゾを取りました。そこから面取りカンナで、面を取っていきます。

今日の私は、木取りを作ります。

地板、ヘギ底、立側と各種の板を組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 東京都H様の整理たんすを作る

今日からは東京都H様様からご注文いただきました整理たんす(小袖)の制作をお伝えさせていただきます。

実は、以前に和たんす(上下開き)のご注文も頂いており、今回が2本目のご注文です。

まずは図面を出します。これをもとに整理たんすを作っていきます。

木取り(桐たんすの部材、パーツ)を出してもらい、長さ切りで、長さや幅を切って決めていきます。

上台の地板の後ろと両側に板をシャコ万で付けていきます。

重ね板の立側に入る部分に毛引きで墨を入れていきます。

毛引きで墨を入れたところを、縦引きで切り込んでいきます。

立側、地板、上板のホゾを機械で取ります。

ホゾを取った立側に、引き出しが入る部分の定規を当て、棚板の位置をシラガキで付けていきます。

ツカをカンナで仕上げて、ツカの入る部分を毛引きで墨をしていきます。

今日は新潟市まで桐たんすのお届けに行ってきました。今朝はすごい冷え込みで、車のウインドーガラスが凍っていました。

そんな中、職人・横山さんと新潟市内まで。9月に工場までお出かけいただき、和たんすをお求め頂いたのでした。

立派なご自宅のお部屋にピッタリと下ニの和たんすが納まりました。

S様、ありがとうございました。

明日も全力で頑張ります。

桐たんすの組み立て 愛媛県N様の和たんすを作る6

今朝起きたら、車の屋根の上が雪で真っ白。工場に来たら、板の上にも雪が少し積もっていました。

愛媛県N様からご注文いただきました和たんすの制作ですが、今日は最後です。昨日は、引き出しの枠を固めた所までをお伝えしましたが、今日はその続きです。

衣装盆(丸盆)の底板をハタガネを締めながら、木釘で打っていきます。

衣装盆の底板をカンナで仕上げていきます。(衣装盆を台の上に乗せて、底板を当てながらカンナで仕上げます)

衣装盆を積み上げてハタガネを締め、全部一緒に角をカンナで丸く削っていきます。

引き出しの枠を固めたら、底板を木釘で打ち、その後、ホテ板、先板、底板をカンナで仕上げながら、引き出しを入れていきます。

衣装盆(丸盆)、引き出しが終わったら、観音開きの扉を仕込んで、最後にカンナで仕上げて完成です。

今日も、昨日に引き続きホットプレスです。

昨日は、裏板や側板など長い板を中心に行いましたが、今日は引き出しの底板や、下台の裏板など短い板を中心に行います。

幅の広い順に底板を積み上げていくなど、奥様なりの段取りとこだわりがあります。これをやってくれることで、私のこの後の仕事も、スムーズに仕事が運び、助かります。

明日も全力で頑張ります。

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