2018年 10月 の投稿一覧

「お客様からのお問い合わせ」

今日は、電話でお問い合わせのあった話を書きたいと思います。

工場の2階で板を貼っていた夕方、一本の電話が入りました。そのお客様は、東京に住む奥様らしき方。
何でも、呉服屋さんで桐たんすの説明を聞き、その説明が本当なのか心配になって、ネットで検索し、桐の蔵に電話を掛けてきたとのことでした。

呉服屋さんで受けた説明とは、その呉服屋さんで売っていた桐たんすは、国内産と書かれていたのですが、国産桐ではなく、中国産の桐との事。中国産の桐を使って、国内で作っているとの事らしい。(紛らわしいです)

そしてその販売員の方が言うには、もう国内産の桐なんてない、国産の桐たんすは使えても40年でガタが来る、との話でした。

そのお客様は、少し前に地元の東京で、母から受け継いだ桐たんすを再生していました。その時に、再生の対応をしてくれた東京では有名な桐たんす屋さんの担当者さんは、再生すれば○○○年使えます。大丈夫です。との話を聞き、母から受け継いだ桐たんすを再生したと言います。

そこで、今回の呉服屋さんの販売員の話ですから、再生した桐たんすは、大丈夫なのか?と、思ったのでしょう。

お問い合わせいただいたお客様には、「何にも問題はありません、再生した桐たんすは長く使えます」と、お伝えしたのですが、呉服屋さんの販売員の方も、現実を知らないって怖いことだなぁと思いました。


まだまだ、国内産の桐はあります。(これは新潟県産です)

国内産の桐は、少なくはなっているものの、まだまだ、ありますし、私ももうすぐ、新潟県津南町まで、桐丸太の仕入れに行ってきますし、国産桐で作られた桐たんすは、代々、使っていける日本の伝統文化です。

「きもの」と「桐たんす」お互いが、どちらも無くてはならない日本の伝統文化ですし、切っても切れない関係です。
出来るだけお互い、高め合って行きたいですね

今日は板入れです。

数日前から天気予報を気にかけ、職人さんには、今週、天気を見て板を入れる事を伝えていました。予報では、今週はずっと晴れの天気でしたが、昨日になって水曜日が曇りから雨に変わり、慌てて今日、板入れを行いました。


サンから外して、少しずつ倉庫へ運びます。

昨年の10月に新潟県津南町産の桐を製材し、その後、1年間に渡って渋抜き、乾燥を経てきた桐板です。


肩に担いで倉庫まで運びます。 乾いた板ですから、まだ軽いです。

板を干す作業は、製材したばかりの水分をたっぷり含んだ板ですから、かなり重いのですが、板を入れる作業は、1年間乾燥させているので、かなり軽い板なのです。それを一枚一枚、サンから外してまとめて担ぎ、倉庫の中に運んでいくのです。


倉庫の天井近くまで積み上げた板の山。 取り出す時が大変です。

倉庫の中では、担いできた板を次から次へと重ねて、崩れないようにバランスを取りながら積み上げていきます。
今年も、天井の高い倉庫のかなり上の部分まで積み上げました。毎年のことながらですが、これを使っていく時が大変で、板の山に登って、一枚づつ、降ろしていかなければなりません。一歩間違えば、板の山が崩れて、板の下敷きになる危険性もあります。

でも、今回の板は良い板です。幅の広い板は、直径2尺1寸(64cm)はありましたから、素晴らしく太い木です。

この板は倉庫でもう少し寝かせてから、来年の春くらいからでしょうか、使っていきます。本当に素晴らしい板ですので、良い桐たんすが作れると思います。

桐たんすの木取り  「へぎ底」を切る

今日は、「へぎ底」を切るです。

「へぎ」とは、新潟県では四角のお盆のこと。「へぎそば」に代表される使い方で「へぎそば」は四角いお盆(へぎ)に乗ってテーブルに運ばれてくます。

桐たんす業界でも「へぎ」とは、お盆(衣装盆)のことで、観音開きの中にある、きもを入れる衣装盆の事を言うのです。


山のように積んである板から、へぎ底に合う板を探します。

今日は、その衣装盆の底板(通称 へぎ底)を切りました。まずは、山のように積んである板の山から、へぎ底に合う板を探します。これが結構大変で、積んである板をかき分けながら、探していくのですが、こういう時に限って探している板が見つからないものです。


今日は、半日、へぎ底を切っていました。

「へぎ底」を切る時は、結構な枚数を切るので、板もそれなりに必要なのです。前回、へぎ底を切った時は、100枚近くの板を一気に切りましたので、今回も70枚ほどのへぎ底を切るつもりです。


一山なくなった板。 そろそろ干してある板を入れなければなりません。

へぎ底を切り始めると一日ずっと板を切ることになります。今日は、午後からは作業ができないので、この続きは来週。
へぎ底を切り始めると、板が減っていくなぁと、つくづく感じてしまいます。

「桐たんす工場で使う機械」  「自動カンナ」

今日は、桐たんす工場で使う機械について話します。

「自動カンナ」通称「自動」と私達は呼びます。自動は、桐たんす工場であれば必ず、1台や2台はある機械です。
使い方としては、荒削りするものや、きちんと板の厚みを決めるものなど、基本的には桐を削る機械です。


見るからに時代を感じさせる1台。これがホント壊れない機械です

桐の蔵にある自動は2台。1台は、主に荒削りに使い、ほとんど私はこれを毎日使います。この機械、私がもの心付いた時からすでにありました。

桑原たんす店だった時代、自宅の前が工場でしたので、自ずと遊び場が工場でした。その時に、この機械はすでにあったほど、今の工場でもこの機械が一番古いと思われます。

メーカーは「クワハラ」私と同じ名前ですが、このメーカーは今はありませんが、良い機械を作ることで有名な会社だったと言います。

あまりにも壊れなくて、機械が売れず、結局は無くなったと機械屋さんが言ってました。そうでしょう、桐の蔵で使っていても全く壊れません。


微かに残る昭和45年の文字。時代を感じさせます。 

機械の片隅には昭和45年と書かれていますから、すでに48年経っても現役なほど。こんな木工機械はそうそうないと思います。
でも、流石に精度は出ないので、主に荒削り専用です。


もう1台の新しい方の自動。見た目も現代的で、デジタル表示で助かる1台です。

もう1台の自動は、平成20年に中古で購入した自動。機械屋さんが、良い中古があるからどうですか?と話を持ってきた1台。
板の厚みがデジタル表示される1台で、これはこれは精度が出て、ホント助かる1台です。

今でこそデジタルは当たり前ですが、今思えば、以前はデジタルじゃないのによくやってたなーと思うほどです。板の厚みは、機械に付いていた、スケールで見るだけでした。

でも、基本的には桐を削る機械ですから、そんなに複雑ではなく、単純な機械です。しかし、これがないと仕事にならないほど、毎日頼っています。

今は、新品はどんな自動なのか分かりませんが、桐の蔵で使うのはこれで十分。愛着を持って、ずっと使い続けていきたいものです。

「ハーモニカの音色」


石山くんが完成させてくれた再生の桐たんす。

今日は、古い桐たんす(再生)の仕上げと最終チェック、そして梱包でした。仕上げ職人の石山君が完成させてくれた古い桐たんすのチェックをしていましたら、三割の小引き出しを出し入れしていた所、「プ~」と言うハーモニカの音色が鳴りました。


三割の小引き出しの奥に、ハーモニカが仕掛けられています。

昔の桐たんすには時々、ハーモニカが仕掛けられており、引き出しを出し入れする度に、空気の流れが起き、その空気で桐たんすの奥に仕掛けられたハーモニカが鳴る仕組みになっているのです。

それを知らない奥様が、「ん?」今、何か鳴ったよね?とチェックをしていた私のもとにやってきました。
私が、昔の桐たんすって、時々、ハーモニカが仕掛けてあるんだよ。と説明したら、「えーー、すごい!楽しい!!」って喜んでいました。

「ねぇ、今の桐たんすにもこれやれば!」と興奮して言ってきます。

「まぁ、ハーモニカが・・・」とか、「音が気になるんじゃない・・・」とか、いろいろ言い訳がましく答えてしまいましたが、お客様によっては喜んでくれるかも?とか思いながら、今度、やってみるかと思いました。


三割の小引き出しを出し入れすると、ハーモニカが鳴ります。

昔の職人さんって、結構、遊びココロありましたよね。桐たんすの所々に仕掛けられた隠し引き出しとか、隠し鍵とか、ハーモニカもそんな遊びココロから生まれたものだと思います。

引き出しを出し入れすると、ハーモニカが鳴るって、これ日本人だけの感覚ですよね。
桐たんす職人さん、バンザイです。

「桐たんすを梱包する」

今日は、「桐たんすを梱包する」について。

桐の蔵では、桐たんすを梱包するには、ダンボール屋さんに特注のダンボールを作ってもらい、それで梱包しお客様の元にお届けします。


全く分かれない桐たんすの梱包。 たんすを台の上に寝かせてダンボールで梱包します。

桐たんすは大きく分けて、本体が2つに分かれるもの、3つに分かれるもの、全く分かれなく一つのものに分類されます。
私達が作ってもらうダンボールは、全く分かれない一つ用に作ってもらい、2つや3つに分かれるものは、それをそれぞれにカットして使うようなダンボールです。

今日は親方の定期検診のため、午前中は新潟市の病院まで送迎し、午後から桐たんすの梱包でした。

今日、私が梱包した桐たんすは合計で4本。私がノロノロしているせいか、終わったのが午後4時半過ぎ。
実に3時間半もかかってしまいました。

今月中に私達がお届けする桐たんすが2本。運送会社さんにお願いする桐たんすが2本です。


ベニヤで梱包した三つ重ねの桐たんす。

私達がお届けする桐たんすは、そのまま、ダンボールで梱包すれば良いのですが、運送会社さんにお願いする桐たんすは、ダンボールだけという訳には行きません。

それは、基本的には混載でトラックに載せていくので、どんな事があるか分かりませんし、お届けしてくれる配送の方も、私達のような訳にはいきません。ですので、いかなる場合のことも考えて、少々大げさですが厳重に梱包します。


大阪に送るたんす。ダンボールの上にベニヤ板を当て、角当てを当てて梱包します。

運送会社さんにお願いする場合は、ダンボールの上にベニヤ板を当て、角には角当を当てて梱包します。
これで大抵は、大丈夫なのですが、以前、桐たんすを遠方に送った時に○通さんが、フォークリフトから桐たんすを落とした事があって、それ以来、梱包には出来る限り、細心の注意を払い梱包するように心がけています。

桐たんすは、柔らかいし、すぐに傷が付いてしまう繊細なたんすです。今、お願いしている運送会社さんは、事故等は少ないので安心ですが、それでも今だに、届くまでは心配でなりません。

桐の蔵に集荷に来る運送会社さんには必ず、私はひと声かけます。高価なので丁寧にお願いしますね、と。

桐たんすの木取り  「桐を曲げる」

今回は、「桐を曲げる」です。


胴丸の上の、曲がって付いているのが胴巻きです。

桐たんすの製作工程に於いて唯一、桐を曲げる言う工程があります。それは、胴丸という本体が4cm厚のたんすで、本体の角が丸くなっているたんすの上と下の板の部分に巻く、「胴巻き」という装飾のために付ける薄い柾板の事を言います。


胴付きノコで細かく切れ込みをいてれいきます。

これは、約3cm幅で、長さ2m20cm位の柾板を、たんす本体の左右につける位置に印をつけ、その部分に切込みを入れ曲がりやすくします。

切り込みを入れるのは、「胴付き」と呼ぶ鋸。下まで行くと全て切れてしまいますので、胴付きに抑えを付け、下まで切れないように加工してあります。


この後、水分をたっぷり含ませ、熱したアイロンを掛け、曲げていきます。

その切れ込みを約6cmの幅で切込み、そこにタオルで水分をたっぷり染み込ませ、熱したアイロンを当て、水分と熱で少しずつ曲げていきます。これを2回繰り返すと、桐が柔らかくなり曲がるのです。


曲がった胴巻き。

最近でこそありませんが、胴付きノコでの切込みが甘かったり、水分が足りなかったり、熱が足りなかったりすると、桐の曲がりが固く、無理やり曲げたりすると、胴巻きを折ってしまったことも何度かありました。


曲げる所にも、曲げた当て木を当て、ハタガネで締めます。

こうして柾板を2箇所曲げ、それを、胴丸の上と下の板にハタガネで接着していきます。この作業も、カーブしている場所を接着するために、当て木をそのカーブに合わせて丸みを取り、そこにハタガネを当てるなど、なかなか苦労します。


大、小のハタガネで締め付けて、胴巻きを貼り付けます。

写真で見ると、かなりの数のハタガネで、縦横無尽に締め付けられている感じです。そうしないと、丸みのある胴丸のたんすに、胴巻きが付かないのです。

桐たんすの製作で桐を曲げる工程は、私達の工房ではこれだけですが、これも親方から教わった技術。もう、30年ほどこれを担当しています。

桐たんすの木取り  「裏板」を作る

最近、どうも作業ブログがマンネリ化している気がする私ですが、今日は、桐たんす本体の裏側を支える板、「裏板」を作る作業でした。

裏板は、桐たんすの裏側を支える板で、見えないのですがとても大切な役割をしています。人間の背骨と一緒でたんすを支える
大黒柱と言っても過言ではありません。ですので、私は出来るだけ良い板を使います。

「見えない所だから、そんなに良い板は使わない」と考える方もいますが、私は、見えないけれど、たんすを支える大事な部分なので、良い板を使いたいと考えます。


裏板を組んでいます。木裏、木表を見て木目を揃えます。

板あぶり(ホットプレス)されて、真っ直ぐになった板を、自動カンナで削って、あいばを擦り、一度、超仕上げをかけて、板を組みます。今日は、何本かの裏板を組みましたが、その中の一本が4尺(幅1212mm)の和たんすでした。


幅4尺の引き出しの底板。幅の広いきれいな木目3枚で揃えています。

幅が4尺(1212mm)のたんすは、特に良い板を切りますし、良い木目を使いたいと思います。基本的には、幅の広い、大きな木目の板を3枚配置し、その両側に、柾目の板を少し足して、幅4尺にします。

幅4尺を3枚の板で構成するには、自ずと1枚の板の幅は40cm前後の幅の板が必要になります。幅40cmの板を取るということは、だめな部分を取り除いて40cmですから、丸太にすると50~60cmの丸太が必要になるのです。それは、かなり太い丸太なんです


幅3尺6寸(1m9cm)の裏板。 これも木目3枚で揃えています。

親方から教わった板の組み方ですが、やはり、高級品は、裏板でも引き出しの底板でも、大きな木目の板は3枚で構成されています。

よく他産地の桐たんすで、引き出しの底板などは細かな柾目だけで構成されている桐たんすを見かけますが、その地域の特徴なのでしょうが、個人的にはやはり、大きな木目3枚の底板や、裏板が見た目もいいし、高級感が漂っていると思います。


裏板を大きなハタガネで貼っています。

板を組んだら、裏板を貼るのですが、幅が広いので長いハタガネを使って板を貼ります。こうして、桐たんすの一本一本の裏板が完成します。

桐たんすをご検討する際には、見えない裏板がどんなになっているのか、見ていただくことも大切だと思います。

桐たんすの木取り 「胴丸の上板、地板を作る」

今日は、胴丸というたんすの上板の部分の「上の上」、「上の下」、地板を作ります。胴丸と言うたんすは、本体の板厚が4cmの厚みを持ったたんすで、尚且、本体が丸く加工された桐たんすの形です。


胴丸たんすの上の板とその下の板

昔からの桐たんすは、たんす本体の四方が角だったりしていましたが、最近では、たんす本体の四方(左右上、左右下)を丸く加工した四方丸が一般的な形ですが、その形とは違い、本体は4cmの厚みを持った形で丸く加工され、上と下の部分は、2枚の板を合わせて作り、蓋をかぶせたようなデザインになっています。四方丸のデザインよりも新しく、少し洋風なデザインという事で、開発された形です。

今日は、胴丸たんすの、上の部分「上の上」と「上の下」そして地板を作る作業でした。


手押しカンナであいばを擦っていきます。

まずは、4分5厘(約14mm)の板を切り、昨日のホットプレスで真っ直ぐにした板を自動カンナにかけて、粗削りをした後、手押しカンナであいばを擦ります。


板を組む作業。 木表木裏を見て、木目を揃えていきます。

その後は、1尺5寸5分(約47cm)の幅に板を組んでいきます。出来るだけよく見える板は、柾目で揃えていきます。
その後は、組んだ印に沿って、板をハタガネで接着していくのです。ここまでで半日の作業。


ハタガネで組んだ板を貼っていきます。

その後は、自動カンナをかけてきれいに削って、厚みを決めていきます。
胴丸の桐たんすは、板が厚くてどっしりとして見えるので、重量感と高級感が漂うますが、板が厚い事や、本体が丸く加工されていることなど、手がかかっているんですね。

桐たんすの木取り 「板あぶり」ホットプレス

今回は「板あぶり」

昔は(30年ほど前)までは、桐たんすを作る工程の上で、「板あぶり」と呼ぶ、作業がありました。

「板あぶり」とは、注文が入り、その注文に合わせて切った板を、直接、火に炙って板の狂いを取る作業のことなのです。

桐の板は1年間ほどの間、渋を抜くために外に干しておくのですが、その時に、板の狂いや反りなども出てくるわけです。
それを直接火に当てながら、手でねじったり、板を逆に反らせたりしながら、板の狂いを取っていたのです。

しかし、板一枚一枚を手作業で狂いを取っていく作業は、膨大な時間も手間もかかり、かなりの重労働でしたし、火を使うことで、桐たんす工場は燃えやすいカンナ葛や、木くずなどもあり、桑原たんす店時代には、何度か「ボヤ」も起こしていました。

そんな事でしたので、同業者の多くの工場は「板あぶり」から「ホットプレス」と呼ぶ、電気の熱で「プレス」して狂いを取る機械を導入し、手作業で板の狂いを取る作業から、電気の熱で狂いを取る作業へと、シフトしていったのです。


ホットプレスに掛ける前の、曲がった板

約150度に温度を上げたプレス機に、板を何十枚か乗せ、約1分間プレスで熱をかけます。それをひっくり返して両面行うと、曲がっていた板が真っ直ぐに伸びるのです。


ホットプレスにかけた後の、真っすぐになった板

桐の板が曲がっているとなぜ、だめなのか?
それは、曲がっているとカンナが掛からないし、そもそも、曲がっている板では、桐たんすが作れないからなのです。

このホットプレスの導入で、曲がった板も手作業で行うよりも格段にきれいに、まっすぐになり、何よりも、「火事」を起こす可能性が格段に少なくなりました。

この作業を重荷担当するのは奥様。
どの板を、どう置いて、最後はどう積んでいくのか、意外と頭を使う作業なのです。


ホットプレスにかけた後は、重しを乗せて、一晩置きます。

手作業が中心の桐たんすづくりですが、この「板あぶり」だけは、機械化されて本当に助かっています。