今日は、「桐たんすを梱包する」について。
桐の蔵では、桐たんすを梱包するには、ダンボール屋さんに特注のダンボールを作ってもらい、それで梱包しお客様の元にお届けします。
全く分かれない桐たんすの梱包。 たんすを台の上に寝かせてダンボールで梱包します。
桐たんすは大きく分けて、本体が2つに分かれるもの、3つに分かれるもの、全く分かれなく一つのものに分類されます。
私達が作ってもらうダンボールは、全く分かれない一つ用に作ってもらい、2つや3つに分かれるものは、それをそれぞれにカットして使うようなダンボールです。
今日は親方の定期検診のため、午前中は新潟市の病院まで送迎し、午後から桐たんすの梱包でした。
今日、私が梱包した桐たんすは合計で4本。私がノロノロしているせいか、終わったのが午後4時半過ぎ。
実に3時間半もかかってしまいました。
今月中に私達がお届けする桐たんすが2本。運送会社さんにお願いする桐たんすが2本です。
ベニヤで梱包した三つ重ねの桐たんす。
私達がお届けする桐たんすは、そのまま、ダンボールで梱包すれば良いのですが、運送会社さんにお願いする桐たんすは、ダンボールだけという訳には行きません。
それは、基本的には混載でトラックに載せていくので、どんな事があるか分かりませんし、お届けしてくれる配送の方も、私達のような訳にはいきません。ですので、いかなる場合のことも考えて、少々大げさですが厳重に梱包します。
大阪に送るたんす。ダンボールの上にベニヤ板を当て、角当てを当てて梱包します。
運送会社さんにお願いする場合は、ダンボールの上にベニヤ板を当て、角には角当を当てて梱包します。
これで大抵は、大丈夫なのですが、以前、桐たんすを遠方に送った時に○通さんが、フォークリフトから桐たんすを落とした事があって、それ以来、梱包には出来る限り、細心の注意を払い梱包するように心がけています。
桐たんすは、柔らかいし、すぐに傷が付いてしまう繊細なたんすです。今、お願いしている運送会社さんは、事故等は少ないので安心ですが、それでも今だに、届くまでは心配でなりません。
桐の蔵に集荷に来る運送会社さんには必ず、私はひと声かけます。高価なので丁寧にお願いしますね、と。