「暑い」と、「疲れた」・・・。

   大暑どおり、暑かった。

三連休開けの今日は、大暑の暦どおりの天気。
工場の二階は、毎年のように、35度を越えて
猛暑の日が続く。

今日の朝礼では、横山さんが「暑い」の連続。
思わず、「暑い」は、禁止にしようと口走った。

実は、桑原家では、「暑い」と、「疲れた」は禁句。
それは、以前にも書かせていただいたかもしれないが
その二言だけは、言語道断である。

確かにそれは、私自身に言い聞かせている
事でもあるし、子供達に言って聞かせていることでもある。

「疲れた」は、私の父が、私に、「俺は言ったことが無い」と
言ってくれた言葉だったし、「暑い」は、長男いさみが、
地元の大学のサッカー部のコーチから絶対言わない。
と教えらえた言葉だった。

そのふたつの言葉の共通する意味は、多分、「言っても仕方ない」
だと思う。
確かに言いたい。「疲れた」、と「暑い」も。
でも・・・、言ったところで、どうにもならない・・・。

だから禁止です。桑原家は。
そして、桐の蔵でも。

これからが夏本番です。
暑いと言わずに、どこまで過ごせるのか。
今年の夏は、それに挑戦したいと思っています。

夏と、汗と、コーラ。

   曇り、時々雨。    まだ、梅雨明けしないみたいです。

今日は、職人さん全員で、桐の柾板の板入れ作業を
行った。(柾板とは、桐たんすの扉や引出しの前に使う大切な板)
数日前から、親方の号令で、柾板を入れるぞ!!と
命令が下されていた。

昨日までは、真夏を思わせる天気だったが、今日は一転、
曇りから雨の予報。
案の定、板入れに出発したら、雲行きが怪しい。
でも、やらねばならぬ・・・。

何とか午前10時くらいまでは騙し、騙し出来た。
しかし、午前10時過ぎに、降ってきた。雨が・・・。

こんな時って、蒸し暑さと、雨で、もう、どうしようもない
位、体からは汗が噴出してくる。
そんな時に欲するのは、なんと言っても、「コーラ」だ。

ペプシだろうが、コカコーラだろうが関係ない。
外仕事、それも肉体労働の後に、なぜか欲するのは
炭酸飲料のコーラなのだ。

今日は、Tシャツ3枚を着替えた。
午前中は、雨のため、午後からは汗で。
そして、その後、仕事をして。
久しぶりだ、一日で着替え3枚なんて。

そして、外仕事の柾板を入れる作業の休憩中には
なんってったて、炭酸のコーラを飲んだ。

昔、子供の頃は、コーラなんて絶対飲んではいけない
飲み物だった。
でも、大人になった今だから、何となく飲んでみたいし
夏の声を聞くと、あの炭酸と、あの味が麻薬のように
私を呼んでいる。

でも、外仕事は、ホント、相当な汗をかく。
今日、一日で、相当な汗をかいたはずだ。

それが夏の過ごし方だと思う。
新人の石山君は、初めてのことだったにもかかわらず
本当に、汗だくになって、頑張ってくれた。

それは、他の職人さんも同じだ。
一つのことを、みんなでやる。
それって、会社やチームが一丸となる証です。

今日は、本当にお疲れ様でした。
明日からは、3連休です。
ゆっくり、夏の暑さを癒してください。

関西とのご縁。

   雨。  特に、関西は午前中は大雨でした。

先週も関西に桐たんすのお届けに伺わせていただいたが
今日も、関西まで桐たんすのお届けに行って来た。

しかし、今日は全国的に雨。
行きは、新潟は曇っていたが、西に近づくに連れて
雨足が激しくなる。
一時は、車のワイパーも効かないほどだった。

雨の中、何とかH様のマンションに到着。
この時の雨は、もう、すごい!を通り越して
激しかった。

今回のH様の桐たんすは、別注の洋服たんすと、
これも別注の整理たんす。

特に、洋服たんすは大雨の中、どうして降ろしたらよいのか
迷った。
でも、その中、意を決して決行。何とかなるものです。
その後は、次第に晴れ、最後には晴れ間が広がった。

そして今日のH様
本当に、お心遣いを頂きましてありがとうございました。
はるばる、和歌山からお越しいただきましたお母様にも
お褒めの言葉を頂き、嬉しかったです。

どうぞ、今後とも、お付き合い宜しくお願いいたします。
帰ってから、某青年団体の会議があり、
この時間に書いてしまいました。

H様。
ありがとうございました。

震災後の杜の都は・・・。

    曇り。   蒸し暑さ、最高です。

今日は、杜の都仙台まで、弟と二人で別注の桐チェストを
お届けに行って来た。

実は、先日の「岩手・宮城内陸地震」の当日、実は
弟と職人・横山さんの二人で仙台市内まで、桐たんすの
お届けに行っていた最中に、この地震に出くわしたのだった。

私は、ある用事で行けなかったのだが、親方からの携帯電話で
その地震を知った。
しかし、そんな時の携帯は、当然ながら繋がらない。

そんな時に限って運悪く、携帯の電波が入らない場所にいるし、
なかなか、電話が使へない状況に置かれている。

でも、そんな時は、公衆電話。
ずっと前の中越地震の時も、京都で展示会中だったが、
その時も同じだった。
携帯は使えず、公衆電話は、問題なく通じたかた、
今回も、公衆電話を探し、電話を掛けた。

お陰様で、その時は無事に桐たんすをお届けし、
帰って来てくれた。
今日は、そんな思いもあったが、久しぶりに入った
仙台市内は、何事もなかったように、平穏を
取り戻していた。

でも、そこに住む方々は、相当な揺れを感じていて
その体験は、そうそう、忘れないだろうと感じた。

今日、チェストをお届けさせていただいたK様の
お住まいは、素敵なマンション。
引っ越されたばかりだというお部屋は、おしゃれで、
桐チェストの3本セット(素晴らしい出来です)は、
畳の敷かれた和室に、ピッタリと納まった。

こう言う時、本当にカッコイイ!と思う。
本物の桐を使って、デザインされた桐チェストは、
和と洋のコラボレーションだ。
多分、桐チェストの御客様のページに紹介されると
思いますので、是非、ご覧下さい。

でも、この季節は、蒸し暑さ最高です。
新潟は、梅雨入りから、雨が少なく、桐たんす業界は
どうやら明日も、雨は降らないような・・・。

K様。
本当に、ありがとうございました。

琵琶湖を見ながら・・・。

    雨。   やっと降ってくれました。

昨日は、関西地方のO様のご自宅まで桐たんすの
お届けに行って来た。

琵琶湖沿いの初めて訪れた町。
走っていた道路沿いからは、琵琶湖が見えた。
琵琶湖って大きいんだな〜と、思わず感じた。

で、目的地のO様のご自宅は閑静なマンション。
わざわざ、ホールまで降りてきていただき、エレベーターで
お部屋まで。

玄関を入り、通された和室はきれいに整っていて
別注の桐たんすが計ったようにピッタリと納まった。

そして説明をして、お茶を頂いた。
O様は、とってもお上品で、美しい奥様。

帰りには、弟(作業日記)のブログを読んで頂いており
そこで書かれていた、老舗のお菓子屋さんの限定のお菓子
まで、お土産に頂いた。

O様。
本当に、ありがとうございました。

帰りも順調に、無事に帰ってこれました。
今後とも、お付き合い、宜しくお願いいたします。

明日は、関西です。

    晴れ。   本当に梅雨なのか? 

明日は、今年の4月、京都での展示会で桐たんすを
お求め頂いた、O様宅へ、桐たんすをお届けに行く。

お蔭様で、本当に関西地方とのご縁が多くなった。
関西向けの出発は、午前5時頃だが、明日は、少し
遅めか・・・。

でも、お届けさせていただく桐たんすは、別注だし
金具も漆金具で、高価なもの。

納まるまでは、緊張です。
事故もなく、怪我もなく、無事にお届けできますように。

で、帰ってきたら翌日の日曜日も、新潟市まで
桐たんすのお届け。

今月から、来月にかけては、桐たんすのお届けが集中する。
桐たんすのお届けは、雨が降らないに越したことは無いが、
製材し、干してある桐には、この時期の雨は、とっても
大切な雨だ。

降りすぎも問題だが、ざーーーと降ってくれないと
外に干してある桐の渋が抜けない。

日本独特の四季。
やはり、冬は寒く、夏は暑く、梅雨は雨が降らないと・・・。

とりあえず、明日は行って来ます。

野球の神様と、桐たんすの神様。

    曇り。   梅雨なのに雨が・・・。降って欲しい・・・。

先週(今週)の日曜日。
自宅で、パソコンに向かいながら仕事をしていた。

10時になったので、ちょっとの休憩でテレビを付けたら
興味深い番組で、仕事そっちのけで最後まで見てしまった。

日テレの「いつもても波瀾万丈」だった。
今回のゲストは、元読売巨人軍の投手「桑田真澄」選手。
これが、本当に、すごかった。

私と桑田選手は、同い年。
だから、高校生の時からホント、興味を抱いていた一人だった。

もう説明が要らないくらいの人だ。
番組では、小学校時代の頃から、野球好きの父に鍛えられ
小学生で毎日、5kmのランニングと、キャッチボールを一年、
365日続けていたと言う。

中学生でも、そのセンスで大阪府大会を優勝。
全国大会に行ったかどうかは?忘れてしまったが、
その後、高校野球の名門、「PL学園」にスカウトされる。

小さい頃から、桑田選手は、「PL、早稲田、巨人」という
夢を描いていたらしい。

そして、PL学園に入学して、あの「清原」に出会う。
彼は、1年生からレギュラー・・・。
でも、桑田選手は、レギュラーどころか、外野で玉拾いの毎日。
PLを辞めることまで考えていたと言う。

実は、この番組。
今週の日曜日も後編がある。

PL学園、3年生のプロ野球ドラフト会議で、まさかの巨人指名。
その反面、清原は涙で西武に行く。

その後、二人の仲は音信不通の状態が続いたと言う。
桑田選手は言った。

ドラフトの数ヶ月前から、神様にお祈りしていたと・・・。
もし、ドラフトで指名されたら、プロに行けますようにと。

その時、桑田選手は言ったのだ。
私は、「野球の神様がいると信じているんです」と。

多分、今週、日曜の後半を見れば、この辺も
詳しく語ってくれるのだろう。

何となくだが、私にもわかる。
多分、商売をしている人は、多かれ少なかれ、
商売の神様の存在を経験しているのではないだろうか?

私も、今まで、随分と「桐たんすの神様」に助けられて来た。
本当に、こんな事があってもいいのか?と言う事を
何度も経験してきたし、その度に、ありがたいと思った。

一生懸命な人には、必ず、この神様が応援しているのだろう。
今週の、「波瀾万丈」が楽しみなのだが、うーーーん、
見れないかもしれない。

私と、同い年の桑田選手。
どう見ても、考え方、身なり、その落ち着き。
私と同じ年には、見えないのです・・・。

何だか落ち着かない・・・。

   曇り。   涼しかったかも・・・。

先週のセミナーから帰ってから、私自身の仕事が
バタバタしている。

いなかった3日間の溜まった仕事は何とか終えたのだが、
その後、桐たんすのお届けが連続で続き、
落ち着いて工場で仕事が出来ていない感じがする。

それ以前に、いつも食べる朝食をゆっくり、落ち着いて
食べた記憶が最近はない。
何だか、バタバタとしている。

明日は、弟が栃木県まで。
また、週末の土曜日は、二人で滋賀県までと言う
桐たんすのお届けが続く。

でも、それも裏を返せば、お陰様という気持で一杯です。
小さい会社は小さいなりに、その規模で精一杯
出来ればいいと思っています。

落ち着かない位が、私たちの工場はちょうど言いと思う。
仕事は落ち着かないかもしれませんが、
気持だけは、しっかりと落ち着いて、前を見据えて
頑張っていきたいと思います。

落ち着いてなんかいられません。

お土産まで頂きながら・・・。

   雨のち、曇り。    東京は晴れていました。

今日は、東京へ桐たんすのお届けに。
2人のお客様のお宅に伺わせて頂いたのだが、
2人とも午後のお届けだったので、午前中、数十分仕事をして
その後、高速道路をひた走り、東京へ向かった。

いつも事ながら、国境の長いトンネルを抜けると、
眩しいばかりの太陽の光が差してくる。

そして、渋滞にも合わず、一軒目の御客様のマンションに
到着した。
幹線道路に立つマンションは、交通量も多い。
これだけとっても、東京だな〜。と思ってしまう。

何とか、お納めして、次は神奈川県伊勢崎市に向かう。
この町、以外と遠い。
東名高速をひた走り、着いたのは午後2時を過ぎていた。
でも、事前には午後3時くらいには・・・。って話しをしていたので
予定時間よりも早く着いたのだが・・・。

今回、久しぶりに東京までのお届けだった。
私は、基本的には、最後のお届けまでしたい。と思っているが、
どうしても、そこまでは手が回らなかったり、日程が合わなかったりで、
運送会社さんを使うことがある。

でも、やっぱり、作った方が、売り場で担当した方が、
御客様のご自宅まで伺って、桐たんすをお届けしてくる事が
基本だと考えている。

そこには、ビジネスを越えた、繋がりがあるような気が
してならないから。

何だか、くさい言い方になってしまうが、こんな時代だからこそ、
ここに力を入れたいと、私は思う。
でも、全てはできないのだが・・・。

気持は、そう思っているから、
全てではないにせよ、そうなるように近づけたいと思う。

なんってったって、お届けの時に、御客様の声が
じかに聞ける事は、我々、作り手にとっては、この上ない
幸せであるから。

今回は、お二人の御客様に、お土産まで頂き、
本当に、ありがとうございました。

これからも、どうぞ、宜しくお願いいたします。

コミットメント。

     帰ってきたら小雨。  今日からとうとう、梅雨入りです。

長野県で行われた2泊3日のセミナーから帰宅した。
私自身、6年ぶりの本格的なセミナーだった。

初日から予想していた通り、頭に汗をかくプログラムが
続く。
何度も、何度も考えては、ダメ出しされ、徹底的に
絞られる。
でも、一緒に受講していた友人達に、かなり助けられた。

もう、私は40歳。
初日にセミナー会場に行って驚いた。

かなり、受講者の年齢層は若い。
私の後ろにいたM君は、なんと!!、23歳で起業した
素晴らしい若者だった。

これからの日本はこう言う若者が、ビジネスの世界でも
業会を引っぱっていくのだろう。

我々、おじさんは何とか、こういった若者たちと
お付き合いをしつつ、情報を交換したいものです。

で、肝心な成果は・・・?

今は、まだ、頭の整理がついていませんが、
少しずつ、少しずつ、新たな方向性もやっていく
決心が出来ました。

桐の蔵の使命である「伝統にあぐらをかかない」を
心におきながら、大きな物語を作っていきたいと思っています。

一緒に受講した多くの友人達に、お礼を言わせて頂き、
私も、明日からも、気持も新たに突き進んでいきます。

3日間留守にしていて、工場を仕切っていてくれた弟や
職人さん達にありがとうを言いつつ、この借りは、
業績アップで、必ず返したいと思っています。

3日間でコミットメントしたこと。
明日からは、試行錯誤の日々が、私の中で続いて
行くのでしょう。