今年は11月に、父であり、親方であり、桐の蔵会長でもある父が亡くなりました。
創業者「桑原松太郎」の後を継いだ二代目として、昭和、平成と激動の時代を支え、私が跡を継ぐ時には新しい工場を建ててくれた父でした。
桐たんす職人として固くなで頑固な性格でしたが、決して弱音は吐かず、父から「疲れた」と言う言葉を聞いたことがない程の昭和の職人でした。
今年9月、京都に展示会に出かけている時に救急車で運ばれて入院。その後、コロナの影響もあり、父との会話もないまま亡くなりました。父と話したのはいつだったのかと思うと、後悔だけが残ります。
今でも、まだ、いなくなった実感が湧きませんが、今まで本当にありがとうございました。

今年から少しずつ各地で展示会を再開し、会場にお越しいただいたお客様、HPで桐たんすをお求め頂いたお客様、そして新潟の工場ショールームに遠方からお出かけ下さったお客様、今年も私達・桐の蔵をご支持頂きました事、本当にありがとうございました。

桐の蔵は今日から新年4日までお休みをいただきます。今年一年、本当にありがとうございました。
2023年も皆様にとりまして良い一年でありますよう、心からお祈り申し上げます。
良いお年をお迎えください。
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