新潟市W様の桐チェストを作る3

新潟市W様からご注文いただきました桐チェストの制作ですが、立側の引出が乗る棚板が入る溝を溝堀カッターで掘り、ノミできれいに取っていきます。

棚板にツカを立てていきます。

立側に掘った溝に、棚板を入れ込んでいきます。

そしてもう片方の立側をはめ込んで木釘で打って止めていきます。

立側に棚板と上板、地板を組み込んで木釘を打って固め、長ハタガネで締めて固めていきます。

地元新聞の新潟日報の企画「未来のチカラin県央」と題して、県央地域のものづくりに携わる提言者を集めて、来月フォーラムが開催されるのですが、その提言する方々を紹介する記事が本日、出ました。

10年後の加茂市は?などいろいろ聞かれましたが、聞かれれば聞かれるほど心配になる事ばかりですが、未来を見据えて前向きに行きたいものです。

新潟市W様の桐チェストを作る2

新潟市w様からご注文頂きました桐チェストですが、進んでいます。立側の内側のカンナ掛けをしています。定規を当てながら、平らに仕上がっているかを確認しながら仕上げていきます。

ホゾを取った上板。無垢板の木目が美しいです。

立側の内側に引出が入る部分(棚板)の場所を定規を当て、シラガキで線を引いていきます。

棚板とツカが入る溝が掘られた立側と上板。西日が当たった木目も美しいです

今日は、柾割を行います。この機械に通して柾を細く割り、一本一本木目を伸ばしていきます

今日は雨が降り、肌寒い一日でした!

新潟県W様の桐チェストを作る

今日からは新潟市W様からご注文いただきました桐チェストの制作です。

まずは図面を出して、これ1枚で桐チェストを制作していきます。

木取り(部材)を出して長さ切りで各々のサイズに切り分けていきます。無垢板の立側の木目が美しいです。

立側を上台と下台に切り分け、カンナを掛けて仕上げて行きます。上台と下台の木目が繋がっています。

上板の幅から棚板の幅を出していきます。物差しで入りの部分を測っています。

棚板の前部分を縦引きノコで切りこんでいきます。

今日は側板を組みます。5尺7寸の長さの板を1尺6寸幅に組んでいきます。

明日も全力で頑張ります。

静岡県T様の桐チェストを作る5

静岡県T様からご注文いただきました桐チェストの制作ですが、今回が最後です。引出しの枠を固め、これから底板を木釘で打っていきます。

三ツ割の小引き出しの底板を木釘で打っていきます。

引出しの底板を打ち終え、これからカンナで仕上げに入る目にカンナを研いで、裏金を合わせています。桐たんす職人は、必ず一つ一つの作業を終え、次の段取りに入る前には、カンナを研ぎ裏金を合わせていきます。部屋の暗いところでは、カンナの裏金が見にくいので、外の明るい方を見ながら、裏金を合わせて行きます。

大引き出しの底板をカンナで仕上げていきます。

引出しを仕上げ終え、本体を寝せながら軽く面をペーパー(紙やすり)で落としています。

そして引出しを入れて完成です。この後は、塗装、金具付け、調整、最終点検、梱包してお届けになります。

明日も全力で頑張ります。

富山まで桐たんすのお届けでした。

今日は、富山市まで桐たんすのお届けに行って来ました。今回のY様には、昨年にも2本セットの桐たんす(長女様)をお求めいただき、本日は次女様の婚礼に際しまして、和たんすをお届けさせていただきました。

帰りにはお土産におせんべいと日本酒をたくさんいただきました。Y様、本当にありがとうございました。

今後共、お付き合いを宜しくお願い致します。

静岡県T様の桐チェストを作る4

静岡県T様からご注文いただきました桐チェストですが、本体が完成し、引出しに入っていきます。

引出しのホテ板(側板)の内側、外側を決めて鉛筆で印を付けています。

引出しのカガミ板(前板)を仕込んでいます。仕込むとは、引出が入る場所にカガミ板を当てて、ピッタリと隙間がないように合わせて行くことを「仕込む」と言います。

大引き出しを、入る場所にぴったりと当てながら、引出しを仕込んでいきます。今回の引出しの前板は、お客様の好みにより「板目」を使っています。

引出しを仕込んだら、引出しの枠を固めていきます。ハタガネを締めながら木釘を打って止めていきます。

大引き出しの先板とホテ板をホゾで組んで、木釘打って止めていきます。

今日は、村上市まで再生した桐たんすをお届けしてきました。新潟県は縦に長いので、村上市までは途中、高速を使っても約1時間半。との粉仕上げで仕上げた桐たんすは、新品同様に仕上がり、喜んでいただけました。S様、ありがとうございました。

静岡県T様の桐チェストを作る3

静岡県T様からご注文いただきました桐チェストの制作ですが、進んでいます。桐チェストの裏板を打つ前に、棚板が真っ直ぐになっているかを確認し、棚板につっかえ棒を入れて棚板を真っ直ぐにしていきます。

裏板をドリルで揉んで木釘を打って止めていきます。

本体を組んだら、足をシャコ万と長ハタガネで止めていきます。

桐チェスト本体を寝かせ、立側をカンナで一気に仕上げていきます。

引き出し周りに入っていきます。引出しの底板をカンナで仕上げていきます。

今日は夕方から雨がポツポツと。明日からは寒くなるとか・・・。明日も全力で頑張ります。

静岡県T様の桐チェストを作る2

静岡県T様からご注文いただきました桐チェストの制作ですが、順調に進んでいます。立側の内側に、引出が入る間隔を物差しで測っています。

上板に入るツカの位置を定規で計り、位置を決めています。

地板が入る立側の部分に溝堀カッターで溝を掘っていきます。

溝堀カッターで、地板が入る溝を掘った立側

立側に棚板、地板、ツカを組み入れ、立側を固めていきます。

今日は、切った板の反りや狂いを熱をかけて真っ直ぐにしていくホットプレス。奥様が担当してくれます。

真っ直ぐにした板を、順番にきれいに積んでいく事も、頭を使う作業です。

明日も全力で頑張ります。

屋根塗ってもらっています。

桐の蔵の工場が加茂市から今の田上町に移ってきて早、35年程。その間に、1回、屋根など塗ってもらいましたが、さすがに錆びや雨漏りなどが起こってきたので、友人の中勇塗装店にお願いして、工場の全体を塗ってもらっています。

先日は焼却炉の煙突、今日は集塵のダクトを塗ってもらっていますが、焼却炉の煙突なんかは月曜日に来てビックリ!、錆び錆がピカピカでした。

今日の集塵のダクトも、クネクネ曲がっているのに、マスキングもせず、ピカピカに塗っていく様は見事!ほんと職人仕事です。

刷毛(ブラシ?)1本で仕上げていく、素晴らしい仕事でした。中ちゃん、ありがたとう!

いやー、ホント素晴らしい技術です。

静岡県T様の桐チェストを作る

今日からは、静岡県T様からご注文いただきました桐チェストの制作をお伝えしていきます。まずは、図面を出して、この図面で桐チェストを作っていきます。

木取り(部材)を出して、その木取りを長さ切りでそれぞれのサイズに切り分けていきます。

各部材をカンナで仕上げていきます。

桐チェストの立側、無垢板の木目が美しいです。

立側、上板のホゾを取り、立側の留めを胴付きノコで切っていきます。

ホゾを取った、無垢板の立側。木目が美しいです。

明日も全力で頑張ります。