1.会社での出来事

確実に、少しずつ・・・。

    雨。    夜から雪。

三連休明けの今日の朝礼前の雑談で、職人・横山さんは、
いつものように、「休みすぎだな・・・・」とつぶやく。

今でこそ、三連休なんてお休みが多くなったが、
昔は、三連休なんて、それこそお盆休みか、お正月くらいしか
なかった時代に、彼らは必死になって、一人前の職人を
目指して、修行していたのだ。

確かに、私も、三連休は休みすぎだと思うが、
時代が、こうなってしまっては・・・。

今は発表されないが、長者番付で、何年間も一位だった
「斉藤一人」さんが言った言葉を、私は、今でも忘れない。

「働き者は、働いていないと具合が悪くなる」と・・・。

私は、とってもその境地には行けないが、本当の働きもの
とは、そんな人なのだろう。
私も、少しでもそんな境地に近づきたいと思うのだが・・・。

そして、連休明けの今日から、桐の蔵の新人、石山君にある程度、
仕上げの工程を任せた。

でも、やれるかな?と思って、任せたほうが心配になる。
自分の仕事をしつつも、なぜか、気になってしまう。
ちょくちょく、目配せをするのだが、そこは、確実に、少しずつ
進歩していた。

今日の仕上げの工程は、ほとんど一人で仕上げてくれた。
まだ、4ヶ月にしては上出来だと思う。

でも、あまり褒めると失敗もするからこれくらいにするが、
彼が、こうしてやってくれるお陰で、私は、かなり助かっている。

今年に入ってから、多くのお客様のお陰で、いいご縁を頂き、
いいご注文をいただける。

現場は、私一人では、当然回らない。
職人さん、一人一人の力で、この工房が生きているのだ。
だから、新人の石山君の歯車も、今では、少しずつ、確実に
一つの歯車になってきている。

仕事でも、家庭でも、人生でも、一人で出来ることには限界がある。
みんなが、助け合ってこそ、その力は、数倍にも膨れ上がる。

一歩一歩、少しずつ、そして確実に。
人間の成長は、スパイラルに成長していくものらしい・・・。

嫁さんのプライド。

    晴れ。    久しぶりの天気。でも、これからが・・・。

今週は、ずっと言ってきた別注の洋服たんすに付きっきりで
いつもの木取りの工程に集中出来なかった。

でも、それをカバーしてくれたのは嫁さんだった。
今週は、ずーーーーーとやってくれたし、
金曜日は、都合で来れないと言いつつも、ふたを開ければ
来てくれた。

その時の一言がすごい!!

えっ、どうしたの?という私に対して、
「お父さんに負けたくないからね!!」と・・・・・・。

私は、別に、そんなつもりはないのに、嫁さんは、
知らないうちに、私に対抗意識を燃やしている・・・。

で、「人生は、勝つか負けるか!」
「勝ち組みにならないと!!」、と、マーケティングのプロみたいな
言葉を言う。

思った。
さすがに、女性は強い!!!!

確かに、男よりも女性が強いのは百も承知。
でも、職人のプライドと共に、嫁さんのプライドも
感じてしまった。

自営業者にとっては、ありがたい嫁さんです。
でも、さすがに疲れているみたい・・・・。

週末は、ゆっくり休んでもらいたいものです。

職人としてのプライド。

    雪。   ボサボサと降っています。明日は積もるかな?

親方であり、組み立て職人・小池さんや、横山さんであり、
桐たんす職人と呼ばれるからには、必ず、誰しもプライドがある。

桐の蔵で一番プライドを感じるのは、なんてったって、親方である。
もう70歳を越えたというのに、さすがの現役である。

今日、先日からここで書いている、別注の洋服たんすの金具付けの
作業を始めていた。

でも、ちょっとした行き違いがあり、進行が止まった。

そこに、さすが職人・横山さんと小池さんの二人の職人の
アイデアとプライドが覗いた。

多分、どの業界の職人さんもそうだと思うのだが、不測の事態の
時にこそ、その人間性は現れるという。

私などは、すぐに冷静さを忘れ、パニックに陥ってしまうが、
そこは、百戦錬磨の職人さん達。

まずは、冷静に現状を把握し、それからの事を前向きに
考える。
そこには、パニックの文字さえない。

さすが、本物の職人である。

今日は、遅くまで別注の洋服たんすと向き合った。
明日は、やっと完成を向かえる。

お客様に喜んでもらえる、モノづくりを支えているのは、
職人としてのプライドかも知れない。

そう、プライドがなくなったら、職人としても終わりなのだと思う。

ご苦労様と言いたい・・・。

    曇りのち、晴れ。   久しぶりに暖かかった。

実は、今日、29年間使ってきた機械と別れを告げた。
木工機械で29年間という年月は、結構、早い。

それ程、木工機械は長持ちする。
でも、数年前、工場に落雷が落ち、その影響で、
この機械の調子が悪くなったのだ。

その後、だましだまし使ってきたのだが、板の送りが
スムーズではなくなった。
機械屋さんに見てもらったのだが、「新しいのに・・・」との
事もあり、中古ですが、今日、新たな機械がやって来た。

桐たんす工場にある機械は、基本的には最低限の機械ばかりだ。
ほとんどは、手作業だから、機械に頼る部分は、大まかに切る、
大まかに削るなどの、大まか系の機械がほとんだ。
でも、その機械がなくては、効率という面では大変に劣ってしまう。

今日、新たに来た中古の機械は、早くも存在感を放っていた。
機械屋さんの説明を聞いたが、使いこなしていけば、かなり便利な
機械だと思う。

ある部分は、デジタル表示だったりして、桐の蔵はじめての
デジタル機械だったりする。

今日は、正直言って、別注の洋服たんすの仕上げで、新たな機械
どころではなかったのだが、それでも、機械屋さんの説明を聞かねば
と、あっちに行ったり、こっちに来たりで、ホント、忙しかった。

今日は、ほとんど使っていないが、これから、徐々に使っていくことに
嫌でも、なるのだから・・・。

木工機械の寿命にしては、短かった機械には、ご苦労様と言いたい。
今まで、ありがとうございました。

そして、仕上げの工程へ・・・。

   雪。   今日は寒かった、ホントに・・・!

先日、ここで書かせていただいた別注の洋服たんすが
完成した。
早速、昨日、仕上げ工程の前の段取りを済ませ、今日からの
仕上げ工程に入った。

でも、何せ、大きい!!!
だから、ホント、慎重にだ。

大げさではなく、仕上げ工程の一つひとつに緊張が走る。
だから、緊張で、腕が吊るくらいだ。

そう例えると、アスリートが本番を前にして緊張するのに似ている。
そして、実際に本番の試合が始り、全力投球する。といった
感じかもしれない。

お客様からのご注文の桐たんすは、どれもそうだが、
無事に納まって当たり前だ。

製作から、仕上げを得て、トラックでのお届け。
そして、無事にお客様のご自宅に納まって、めでたし目でたしなのだ。

だから、そうなるまでは息が抜けない。
明日は、仕上げ工程の山場だ。

どうか無事に、完成しますように。
今から、気合を入れて頑張ります。

別注の洋服たんす製作中・・・。

   晴れ。     今日は穏やかな天気でした。

今、工房では、関西地方のお客様のご注文である、
洋服たんすの製作の真っ最中。

このお客様とのご縁は、京都での展示会でした。
その後、いろいろとやり取りさせていただき、洋服たんすの
ご注文を昨年頂いた。

この洋服たんす。別注というだけあって、ホント、すごい!!
ご注文を頂いたお客様は、この洋服たんすに
何十着とある、毛皮のコートをしまうという。

昨年には、ご自宅まで伺わせて頂き、毛皮の重さや、
たんすの大きさを確認させていただいたのだが、
その毛皮には、正直、参った。

だって、○○○○ですから・・・。

この洋服たんすは、幅1800mm、高さ1920mmとう大きさ。
それも、横幅は900mmたんすが2つ並ぶという作り。

木取りという、段取りがまずは大変だった。
価格が価格なので、材料選びから厳選して、最高の
板を選び出す。

そして、各パーツになる部材を作り、今は、職人「横山松雄」が
汗だくで、一生懸命製作中だ。

多分、手作りでは、ここまでの大きさは限界かもしれない。
必死にカンナをかけ、すき間もなく仕上げる技術は、ホント、
見ていて惚れ惚れする。

だから、桐たんす職人の技術は、世界に誇れる技術だと思う。
それ位、高度な技を持ち、お客様の声に応えているのだ。

これから、仕上げの工程に入る段階だ。
またまた、これも緊張の連続です。

そう、でも、お客様のご自宅に納まるまでは、
緊張の連続ですから。

一年の計は・・・。

   曇りなのか、晴れなのか?雪も・・・。

今週末、今年初めての展示会が始った。
最初は、毎年の事ながら、地元、新潟市から。

でも・・・・。

正直に言う。
昨日までは、結果が出なかった。

展示会前には、新人、石山君の記事が地元の新聞に紹介され、
またまた、それが他の新聞でも取り上げられたお蔭もあり、
初日から、多くのお客様にお出かけいただいた。

それは、本当にありがたいことだ。
そして、多くのお客様にお出かけいただく事は、
最終日の今日まで続いた。

今回の地元、新潟市での展示会は、ひっきりなしに
お客様が来ていただいた。そんなことって今までには
あまりない、出来事だった。

でも、昨日までは・・・。

そして、最終日の今日、それは弾けた。

朝一番から、多くのお客様。
そして、フル回転での接客。
どう、もがいても、私と弟、二人だけの接客には限界があります。

それでも、一組、一組のお客様には、精一杯の接客を
させていただいたつもりでした・・・。

混雑の中、お帰りになられたお客様には、本当に申し訳なく
思っています。
申し訳ありませんでした。

ありがたいことに、ふっと、一息つけたのは、午後3時でした。
やっと、遅い昼食を食べ、暖かいコーヒーを頂きました。

でも、私たちは、こうしたお客様に支えられているのです。
今回は、お求め頂いたお客様、又は、お求めいただけなかった
お客様に限らず、本当に、素晴らしいご縁を頂きました。

私も、弟も、かなりの数のお客様と接し、いろいろなお話を
させていただきました。
それが、今後、どう生きてくるのか?
どう展開するのかは、分かりませんが、とっても、充実した
三日間であったことは、確かでした。

今年最初の展示会。
一年の計は?ともいえる展示会でした。

今回、お話させて頂きました多くのお客様には、本当に、
感謝しています。
ありがとうございました。

この展示会が今年の始まりです。
来月は、名古屋、そして東京へと伺わせて頂きます。

どうか、今年も良きご縁がありますように。
小雪舞う、新潟の地より・・・。

追伸
   本日、めでたく、私、40歳の誕生日を迎えました。
   これで、やっと、おじ様の仲間入りでしょうか?
   40歳という響きは、なぜか、特別なものがあります。
   
   当然ながら、社会では、責任を求められる年代ですし、
   仕事が、一番脂に乗ってくる年頃かもしれない。
   でも、そんな自覚さえ、まだ、ない!というか・・・。
   
   ありがたいことに、嫁さんはケーキでお祝いしてくれました。
   40歳ですけど・・・。
   嫁さんにも、感謝です。

新潟日報朝刊、そして・・・。

  大荒れ。 雪と突風と・・・。

昨日、ここで書かせていただいた通り、今朝の新潟日報に
桐の蔵の新人・石山君の記事が載った。

天気の良くない今朝は、日が昇るのが遅い。
普段は目覚ましも掛けないので、何とか、6時半過ぎに起きた。
そして、すぐに新聞。
思わず、その記事を探した。

すぐに、分かった。
記事はカラーで、そのボリュームも結構あった。
そして、読み進むに連れて、「いい記事だ!!!」と感じた。

そのお陰もあり、午前中は、問い合わせの電話追われた。
ホント、ありがたいものです。

そして、この記事を見てなのか?
日本経済新聞の記者さんから、電話があった。

電話での取材だったが、明日の日経に少しですが載るみたいです。
多分、イベントの紹介みたいな載り方だと思うのですが・・・。

でも、これで、明日からの展示会は、全力投球です。
何とか、大荒れの天気が良くなりますように。

いよいよ、始ります・・・。

   曇り、時々、晴れ。  どうやら週末は雪みたい・・・。

昨年の11月で終了していた、桐の蔵の展示会が、
いよいよ、今週末から始ります。

まずは、地元、新潟市からと言う事で、今週末は
25日金曜日の午後から、27日日曜日までの2日半です。

約2ヶ月の間、展示会とはご無沙汰だったので、何だか、
体が、展示会の現場を欲している。
年間を通して、毎月、約2回もの展示会を行ってきたので、
体が、展示会モードになっているのかも。

でも、展示会って、ホントに楽しみであり、苦しみであり
そして、ドキドキもする。

もう、何年間とやってきたのだが、いつになっても
この気持は変わらない。
とかく、県外に行けば尚のことだ。

一年の最初の展示会は、どんなご縁があるのだろうか?
そう、思うだけでも、ワクワクするし、ドキドキする。
でも、私、根っからの現場主義だと思う。

とっても、デスク向きではない。
なんてったって、現場です。

金曜日からの新潟での展示会。
どうぞ、HPトップの次回の展示会をご参考いただき、
会場である、新潟テルサにお出かけ下さい。

追伸
明日(24日)の新潟日報朝刊に、昨日、書かせていただいた
新人、石山君の記事が載るそうです。
私は出ませんが、県内の方限定ですが、ご覧いただければ
幸いです。

公式デビュー、か・・・。

    晴れ。    きょうも暖かかった。

昨日、地元の新聞「新潟日報」さんから、桐の蔵の新人
「石山君」を取材したいとの電話が入った。

そして、今日、その取材で記者さんと、カメラさんの
2人の女性(美しい)が工房にやって来た。

私との取材は数分で終了。
当然、今回のメインは新人「石山君」である。
うーーーん、しっかり受け答えできるんだろうか?などと、
大卒の彼を捕まえて、余計な心配だったと思う。

彼が取材されているとき、私は、午後から出かけるので、何とか、
それまでに仕事を終わらせたいと、必死だった。

石山君との取材は、以外と長い。
その後は、仕事中の写真に移る。
さすが、新聞社。
しっかりしている。

約1時間の取材が終わり、最後は、私も少し話せる時間も
あったが、何せ、メインは石山君だったから、会話も
そこそこに、終わってしまった。

その後、私は、出かけてしまったので、石山君との
話も出来なかった。
何、聞かれたんだろう・・・。

記者さんに、「いつ、掲載ですか?」と聞いたのだが、
はっきりとした返事は聞けなかった。

新人、石山君の公式デビューはいつか?
明日から、新聞を気にしながら見るしかない・・・。

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