1.会社での出来事

仙台は寒かった。

今夜からは雪とか・・・
今日は、お正月開け初の、桐チェストをお届けに仙台へ。
今日のお供は、仕上げ職人の今井君とだ。
弟の仕事の再生が忙しいため、急遽、今井君と行くことに。
久しぶりに、今井君とじっくり話しながら、仙台へ向かった。
朝、新潟を出発した頃は雨。
気温も思ったほど寒くはない。
高速に乗り、福島県を抜ける途中の峠は、雪。
えっ、、、、、、って感じ。
福島県の郡山ジャンクションを過ぎ、東北自動車道を北上する。
ここから、道路にもうっすらと雪が見える。
どうやら、早朝から雪が降ったらしい。
それを見ながら走ると、いたる所で事故。
降り始めた雪の影響で、スリップしたらしい。
気を付けて行かなければと、緊張感が走る。
強い冬型の天候が、急速に早まっているとは聞いていたが、
新潟は思いのほか暖かかった。
今回は、太平洋側が真冬かな?
で、無事にY様宅に到着。
車を降りてすぐに、「寒い・・・・」
そうだ、新潟よりも仙台の方が今日は寒かった。
吹き付ける風も、気温自体もまっったく違う。
これこそ、冬の寒さって感じだった。
Y様へのお届けも無事に終わり、すぐに新潟へ。
帰りの高速道路に雪はなかったが、
雨は降り続いていた。
日帰りで帰って来た桐チェストのお届け。
仙台のY様。
お正月、早々、ありがとうございました。
新潟は(全国的かな?)、今晩から冬型で大雪とか。
明日は、新潟県の下の方、上越市まで、桐たんすのお届け。
雨や雪に濡れないように、しっかりと梱包はしているのですが、
予報は大雪。
明日、起きたらどれくらい積もっているんだろう?
無事に、お届けできますように。
今日も一日、ありがとうございました。

親方ダウン

週末は3連休。
でも、やっぱり工房に来て仕事をする。
ゆっくりと休んでられない性格は相変わらずです。
23日の晩に、親方の自宅に顔を出したら、「お腹が痛い」と
言って出てきた。
何だか心配だったが、連休中は病院もお休み。
今日になって体の節々が痛く、動けないと言うことでダウン。
朝になって母が、親方(父)は今日大事をとって休むことを伝えにきた。
もう70歳。
普通ならとっくに引退してもおかしくない年である。
でも親方は、今年の忘年会でも「運転が出来なくなるまで工房に来る」と
意気込んでいた。
元気である。(見た感じも70歳には見えないかも・・・)
とかく職人さんはどんな業種でもこんな感じだろう。
ましてや、私に全面的に任せるのは不安なのだろう。
確かに、親方がいないと困るところはまだある。
頼っているところも多々ある。
これだから親方も「引退」なんてとっても出来ない。と思っているのだろう・・・
でも、そうして創業者である祖父から親方に代が移ったのだから、
私にも、自然と代が移ってくるのだろう。
急がなくても、自然とである・・・・
年末モードで、お酒の量も自然と増えてくるのも仕方ないし。
体だけは気をつけて、いい年を迎えたいものです。

板小屋完成!

今月の初めから取り掛かっていた、桐板をしまう
倉庫(板小屋)が、今日、完成した。
当初の予定では、平屋だったが、余りにも天井を高くしたため
途中で、もったいなくて一部、ロフトを付けた。
外見では、あまり大きさは感じないが、入ってみると
天井も高くて、広い!
これだと、桐の板は、たくさん入る。
今までのプレハブの倉庫と合わせると、今干している板が
足りないくらい、入ってしまうと思う。
これで、やっと親方の長年の念願だった板小屋が完成した。
間違いなく一番喜んでいるのは親方。
作っている途中も、ずうーーーーーーーと見ていたから。
何とか、年内に完成してよかった。
ありがとう。Mさん。
プレハブの板小屋の2階から、板を担いでくる70歳の
親方のことを思うと、平屋の新しい板小屋が出来て、本当に良かった。
これで、まだまだ現役が続くだろうか。
クリスマスイブが過ぎたら、もう、年末、お正月モード。
今年もあと、一週間。
もう、振り返ってしまう日が来たみたいだ。

ラストスパート。

気が付けば今年もあと数日ってことになっている。
9月までは、温和でゆったりとした空気が流れていた
工場だったが、あの放送以降、工場内が一変した。
それから早、三ヶ月。
今振り返ると、あっという間だった。(進行形だが)
一時は、「5ヶ月待ち」などと言い、皆様にご迷惑を
お掛けしてしまったこともありました。
でも、ご注文いただいた桐・米びつの製作は、
今、ラストスパートです。
何とか、ご注文していただいたお客様に、
年内に使っていただこうと必死に頑張っています。
なので、ここ数日、正直、ヘロヘロ・・・
でも、残り数十個は年明けになってしまいます。
大変、申し訳ありません。
年々、クリスマスやお正月の感覚が遠のいて行く。
今年のクリスマスは、何と!東京で展示会です。
そんな年だからこそ、今、ラストスパートです。

桐たんすは8棹(さお)

週末の土曜日。
工場はお休みだったが、弟と2人で、桐たんすをお届けしてきた。
実は、このお客様W様は、今回で、桐たんすをお届けするのは
8棹。
正確に言うと、桐たんす8棹と、桐チェスト1本だ。
最初に、ご縁をいただいたのが、数年前。
御嬢様(妹さん)が嫁ぐお嫁入り道具として、桐たんすを3棹
(3本セット)、そして、そのお子様(お孫さん)が生まれたときに
赤ちゃん用に、整理たんすを1棹。
そして、数年後、お姉さんがお婿さんをもらうときに、
桐たんすを2本と、桐チェストが1本。
そして、今回、お姉さんと、妹さんが一緒に、お産。
それぞれ、お生まれになるお子様のために、整理たんすを
1棹ずつ、お求めいただいた。
ホント、お世話になりっぱなしだ。
改めて、お礼を言います。
「本当に、ありがとうございました」
でも、W様は、本当に気さくな方。
今後とも、お付き合い、よろしくお願いいたします。

親方は70歳

今日は、午後から担当の税理士さんが来る日。
3時頃に来ていただき、いつも通りに売上の
報告や、今後の見通しを話し合っていた。
その中で、親方の保険(だったと思う)が、満70歳で
打ち切りになるとの話が出た。
「え、、、、、70歳か・・・」
と、思ったら、明日で70歳!!!!
そう、親方は明日が、70歳の誕生日だった。
私が言うのもなんだが、とっても70歳には見えない。
まだまだ、現役で、職人さんとは負けないくらい働くし、
食欲も旺盛、そして、なんといっても、ガンガン飲む(日本酒、熱燗)
私なんかは、毎日のように怒鳴られる。(すぐに怒る、寺内貫太郎タイプ)
世間一般の70歳って、当に、仕事も引退し、悠悠自適の
隠居生活を思い浮かべるが、桐の蔵の親方は、そんなことは
似合わない。
多分、ずーーーーーーと、現役だと思う。
それ位、仕事が好きなのだろう。
親方の過ごしてきた時代を思うと、激動だったと思う。
昭和11年生まれ、昭和30年代の、桐たんす全盛の時代から、
その後、衰退する辛い時代を経験。
バブルの時代も、それほど華やかだった記憶もなく、
どちらかと言うと、仕事に追われ、辛い時代ばかりだった
記憶しかないのではないかと思う。
そんな親方も、明後日からは、広島まで、友人と一緒に
ツアー旅行。
そう、誕生祝って感じ。
この年まで、がむしゃらに働くって、たいしたもんだ。(と思う)
もうマイペースでやってって言うんだけど・・・
それが嫌いなんだよね。
根っからの職人なんだ。

転送電話の影響。

米びつの注文が多くなってから、工場の電話を転送電話の
契約を付け加えた。
工場がお休みの時は、私の携帯にかかってくるように
したのだが、これが、結構な頻度でかかってくる。
私としては、土曜日はかかってくるのは分かるとしても、
日曜日まで工場に電話がかかってくるのは驚きである。
かけてくるお客様は、工場だと知らない方や、日曜日も
やっていると思われるであろう(推測)とか、いろいろなのだが、
私としては、休日も携帯電話が離せなくなったのは、言うまでもない。
個人的には、休日の携帯電話には出たくない(休ませてよ・・)
っていう感じだが、電話ってかかってくる身としては、
出ざるを得ない。
まあ、それがイヤだったら転送になんてしなければいいのだが・・・
でも、転送電話にして良かったこともあるから、
差し引きゼロかも・・・。
こうやって、直接、お客様に桐たんすをお求めいただくことを
選択したからには、こんなことは言ってられない。
他のサービス業の方にしてみれば、当たり前のことかも
知れない。
昨日は、長男いさみのサッカーの試合会場で、どのくらいの
転送電話を受けたことか。
寒風吹きすさぶ、寒い一日。
何よりも、助かったのは、お客様の暖かな言葉の
お電話だけだったのが、救いだった。

彼は東京、私は新潟。

東京から帰って来たばかりなのに、今週末の木曜日から
東京ドームに隣接する、プリズムホールで新潟県が大々的に行う
「新潟物産展」に桐の蔵も参加するため、明日から、弟が、
再び、東京へ行く。
この物産展は、昨年から始ったのだが、この時期に行う理由が2つかな?
ある。(と、個人的に思う)
一つは、2年前に起こった、中越地震の復興のためのPRとして。
もう一つは、新米の時期、米どころ新潟のPRとしてではないか?と
私自身は、思っている。
この物産展、桐の蔵からのご案内は、遅れてしまい出来なかったが、
もし、このブログをお読みいただいている関東にお住まいの方々。
是非、お出かけください。
期間は、11月2日から、5日まで。
東京・水道橋の東京ドーム・プリズムホールです。
水道橋駅を降りると、すぐに分かると思います。
神戸のH様の御嬢様。
美味しい味覚がいっぱいですので、お待ちしております。
で、私はというと、新潟県の下のほう、上越市で展示会です。
今回は、すでに上越市が決まっていたので、2会場同時という
桐の蔵では考えられない事になってしまいました。
なので、私のほうは、職人今井君と、新人小野塚、そして親方夫婦という
最強のメンバーで臨みます。
上越市の展示会も時間を作って、是非、お出かけください。

東京・日本橋祭り

昨日で、東京・日本橋での展示会が終わった。
今回も、多くのお客様に起こしいただきました。
この場を借りて、御礼申し上げます。
作業日記で、弟も書いているが、以前、購入して頂いた
お客様が来店してくれる。
これって、本当に嬉しいことです。
そして、お気遣いいただき、お土産までいただく。
どうぞ、手ぶらで来て下さい。
今回は、2組のお客様が来店いただいた。
本当にありがとうございました。
開催日、2日半。
その最終日の日曜日は、何と!日本橋祭り。
会場前の大通りは(日本橋三越本店や、日本橋高島屋店の通り)
は、通行止めになり、警察の音楽隊の演奏パレードに始まり、
各団体の踊りや、よさこい。
そして、大学や、高校、中学校のクラブの演奏がずらりと行進する。
その時間は、約3時間。
沿道は、見物の人がわんさか。
展示会って、かんじではない。
だった、その音量のすごさでは、会話なんてままならない。
そのあいだは、開店休業状態だった。
でも、久しぶりに感動したなー。
今週は、弟は、東京ドームプリズムホールで行われる、
新潟県の物産展に、桐の蔵として参加。(少ないですがチェストを
お持ちします)
私は、新潟県の上越市で展示会。
桐の蔵、始って依頼の2会場、同時の展示会です。
東京ドームプリズムホールでの展示会は、新潟県主催なので、
作品は多くは持ち込まれませんが、食品など多くの新潟の
食から、工芸まで、新潟の魅力が満載です。
新米のコシヒカリももらえるイベントです。
お近くの方は、是非、お越しいただければ、楽しく、
美味しいイベントだと思います。
今週の2日(木)から開催です。
是非、東京ドーム、プリズムホールへお出かけください。
(桐の蔵は桐チェストのみ、展示です)

桐とお菓子の関係。

昨日は、富山県高岡市のT様まで、桐たんすと、桐チェストを
お届けしてきたことは、昨日も書いたが、その際の、
おもてなしが、とっても嬉しかった。
桐たんす(和たんす)と、桐チェストをお部屋まで運んで、
一通りの説明を終え、そして、お茶をいただく。
そのお茶と一緒に出された、お茶菓子がとっても、気が利いていた。
その名も、「桐紋」(和菓子・美味かった)というお菓子。
桐たんすをお届けして、いただくお菓子が「桐紋」という。
これって、さすが!(すごい!!)って言う位の、おもてなし。
その場では食べなかったので、帰る時に持たされたのだが、
そのお菓子の名前を見て、ホント、ここまでされると、
うれしいを、通り越すくらい、嬉しかった。
帰り際に、持たせてくれたお土産のお菓子も、ホント、
美味しかった。
嫁さんも、「え〜ーー美味しい」と言い、親方も、富山って
お菓子(和菓子)は美味いな!って言っていた。
一人一人のお客様との、深いお付き合いって、ホント、商売を
抜きにして、そのご縁をいただいただけで、財産だと思う。
ありがたいことに、桐の蔵のお客様は、こういったお客様が多い。
私たちは、幸せモノです。
高岡のT様。
ありがとうございました。