昨晩から暴風が吹き荒れ、凄い風と音で、干してある板が心配になって寝付けませんでした。今朝、雪は降っていないことを確認し、少し早めに工場へ行くと、案の定、干してある板は飛ばされ、そのメザラまでもが「かしがって」しまい、板が全て外れていました。
雨の中、板を一枚一枚直したのですが、今でも吹く強風に板がなびいています。
三重県I様からご注文頂きました三味線を入れる2段の桐たんすの制作の続きです。立側に地板と棚板の溝を溝堀カッターで掘りこんだ後、ノミできれいに溝を掘っていきます。

立側に棚板と地板を組み入れます。

組み入れた後、玄翁で叩きながら面を(面と面)を合わせていきます。

上板を乗せ、ホゾを組み入れて長ハタガネを締めながら木釘を打って止めていきます。

横山さんは、間たんすをばらし、各部材の幅を足したりしながら立側、上板、地板を作り、4段引出しを固めていきます。立側から木釘を打って棚板を止めていきます。

そしてカンナを研いだ後は、カンナの刃と裏金を台に入れ調整していきます。古い桐たんすの修理は、金釘が入っていたり、石があったりでカンナの刃が傷つきます。なのでカンナがすぐに傷んでしまいます。

明日は大雪の予報。今日は風は強かったのですが、雪は降らなかったのですが、明日はいかに・・・。