埼玉県K様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、昨日は、先板のホゾを取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。
引出しのホテ板(側板)のホゾを取り、取ったところをシラガキできれいにしていきます。
先板のホゾをケヒキで取っていきます。
蟻組を取ったカガミ板の内側を、カガミ板とホテ板が良く付くように、内側をノミで取っていきます。
今回の引出は「先留め」という高度な加工技術を用います。先板とホテ板の継ぎ目を「留め」(45度)で止める技術です。その留めをノミで作っています。
カガミ板の蟻組みとホテ板の蟻組みを入れ込んでいきます。まずは玄翁で叩いて入れて行きます。
その後に、打ち当てを当てて叩いて入れて行きます。
ホテ板と先板の「留め」。45度と45度のきれいな仕事です。
引出しの枠を固めていきます。
今日も板を組みます。8分板のホテ板、先板です。明日も全力で頑張ります。