桐たんすの組み立て 神奈川県M様の整理たんすを作る7

神奈川県M様からご注文いただきました整理たんすの制作ですが、今日が最後です。

昨日は、大引き出しの底板を木釘で打ち終えたところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

引き出し(小引き出し)のホテ板(側板)をカンナで削りながら、引き出しを入れていきます。

引き出しを入れてみて、どこが当たっているのかを確認して、当たっている場所を再び、カンナで削っていきます。   

入れた引き出しを出すときは、金具が付いていないので、大きな吸盤で引っぱって引き出します。

引き出しの当たっている場所に鉛筆で印を付けています。

当たっている場所は目で確認しずらいので、ここだなと思ったら、鉛筆で印を付けます。

カガミ板(前板)の上口をカンナで削っていきます。

これも、どこが当たっているのかを確認したうえで、この場所を削っています。

大引き出しを入れて、当てっている場所を見ています。

最初からたくさん削るのではなく、少しずつ入れてみて当たっている場所を確認し、出し手は少し削ってを何度も繰り返します。

そうすることで、引き出しを一つ入れると、他の引き出しがすーーっと出てくる密閉度の高い引き出しになります。

最後にカガミ板の前をカンナで仕上げて完成になります。

この後は、塗装、金具付け、検品、梱包を経て、お客様へお届けになります。

今日は、昨日以前からずっと切りためてきた板を、熱で粗利や狂いを取る「ホットプレス」の日です。

早めに出社して機械にスイッチを入れ温め、150度の高温になるまでしばし待ちます。

そこから奥様が、一枚一枚、桐板を機械の上に置き、板を熱で真っ直ぐにしていきます。

私も、まだ板を切りつつ、まっすぐに伸ばす板を補充していきます。

明日も全力で頑張ります。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

オリジナル無料カタログ・プレゼント

桐の蔵の商品をいつでもどこでもゆっくりとご覧になりませんか?
桐たんすの違いや仕様まで、わかりやすく細かく説明しています。

・桐たんす・桐チェスト 全74竿掲載
・A4版 全95ページのボリューム
・豊富な写真と細かな説明でわかりやすい

お申し込み後、1週間ほどでお届けいたします。
ぜひ、あなた様の桐たんす選びにご活用して下さい。


無料カタログ請求