神奈川県M様からご注文いただいております整理たんすの制作ですが、昨日は、先板のホゾを取るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。
引き出しの枠を固め、木口にブラシで水を塗っていきます。
木口に水を付けてカンナで仕上げると、木口がバサバサにならずにきれいに仕上がるのです。
大きな引き出しの枠を固めたら、定規で直角になってるかを確認しています。
直角が出ていないと、きちんとした引き出しになりません。
大きな引き出しの枠を先に固めていきます。
小引き出しの枠も固めました。
のりを乾かすために、ストーブの近くに置いておきます。
小引き出しの枠を固めたら、底板を木釘で打っていきます。
底板は、ハタガネで締めて固定してから、ドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。
次に大引き出しも底板を木釘で打っていきます。
これも、ハタガネで底板を締めて(寄せて)、ドリルで穴を開け、木釘を打っていきます。
引き出しの枠に底板を打ったら、木釘を切ったところに、ブラシで水を付けていきます。
水を付けると、のこぎりで切った傷や木釘自体も水を吸い、膨張して、傷も膨らみ、その後、カンナを掛ければきれいに仕上がるし、木釘も膨張してより効いてきます。
大引き出しも底板を打ち終え、順番に並べていきます。
今日の私は、3分板を切ります。
ヘギ底、タイコ、地板と一日中、板を切る作業です。
明日は、この板を熱でまっすぐに平らにする作業、ホットプレスのため、出来るだけ多くの板を切りたいです。
明日も全力で頑張ります。