桐たんすの組み立て 神奈川県U様の整理たんすを作る


今日も親方が工場にやってきました。数日前に来た時の「柾割り」の仕事が残っており、それを行いにやってきました。だいぶ年とったなぁ~と言う感じですが、まだまだやれるんですね。すごいです!

今日からは、神奈川県のU様からご注文いただきました整理たんす(小袖)の制作をお伝えさせていただきます。今回のU様は弊社HPからご請求いただき、お求めいただきました。U様、ありがとうございます。


まずは図面を出して、それに沿った木取り(材料)を出します。


その後、長さ切りでそれぞれの部材を各々の長さ、幅、奥行きに切りそろえます。


その後、各部材の内側になる部分をカンナで仕上げていきます。そして機械でホゾを取ります。


上台の地板の部分、立側に入る部分を作ります。型に当て胴突きで切り、ノミできれいに仕上げます。


その次に、留めの部分を作るため、留め型にノミを当てきれいに留めを作っていきます。


棚板の立側に入る部分を作るため、毛引きで印を付けたところを胴突きで切ります。


棚板の仕口。ここから面を取って、立側の溝に入れ込みます。


棚板の立側の溝に入る部分を作っています。昇降盤で欠いて、ノミで取ります。


そして各板の面を面取りカンナで取っていきます。


その後、立側の内側に棚板の溝を掘るため、引出しの幅を測り、棚板の型を当てシラガキで印をつけます。


引出しの寸法と棚板の寸法の印をシラガキで付けました。


今日の私は、午前中は裏板を組みました。


午後からは引出しの底板の準備に入りました。ここ数日は、引出しが多い桐たんすの制作が多かったので、引出しの底板があっという間に無くなってしまいました。今日は底板を自動カンナで荒削りし、あいばを擦って組むところまで行きました。

明日は土曜日で工場はお休みですが、引出しの底板を組んできます。

明日も全力で頑張ります。

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