桐たんすの組み立て 栃木県I様の整理たんすを作る

今日からは新しく、栃木県のI様からご注文いただきました整理たんす(小袖たんす)の制作をお伝えしていきます。


まずは木取りを出して台車に乗せて、長さ切でそれぞれのサイズに切り分けます。

その後は、切り分けた部材のカンナ掛けです。それぞれの内側に入る方をカンナ掛けしていきます。


立側の裏側をカンナ掛けしていきます。


ツカ(引出しと引出しの間の板)をカンナ掛けしていきます。ツカなどは特に奥に行くに連れて、引出しが入りやすいように、奥の方を余計にカンナを掛けます。

その後は機械でホゾを取っていきます。


隠し箱の位置を決めて、シラガキで印を付けます。


ホゾを取ったら、ホゾが組んだ時に付きやすいように、木殺しと言って、内側のホゾの部分を玄能で叩いたおきます。


立側に棚板が入るところを毛引きで印をつけていきます。


上板にツカが入る位置をシラガキで付けていきます。


上台の地板が入る部分を昇降盤で欠いて、ノミで取っておきます。


ツカを棚板に付けて、ハタガネでしっかりと締めておきます。

今日は、奥様が昨日の続きでホットプレスで、私はヘギ底が無くなっている事に気づき、昨日ホットプレスしたばかりのヘギ底の板を、自動カンナで荒削りし、あいばを擦って、組むまでにしました。何せ、枚数が90枚を超える数ですので、自動に通すだけでも大変で、やっとこさでした。

ホットプレスを終えた底板。


自動カンナで荒削りしたヘギ底。

明日も全力で頑張ります。

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