桐たんすの組み立て 神奈川県T様の和たんすを作る4

昨日は胴丸の和たんすの上台と下台の立側を固め、台輪を作るところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。固めた上台の重ねの部分(上台と下台の重なる部分)を平になっているかを定規で確認しながら削っていきます。

平らになっているかを定規で確認しながら削っていきます。


上台を上下逆にして、重なりを四方削っていきます。

上台の下の部分、重なる四方を全て定規を当てて確認しながら削っていきます。その後は、上台と下台を重ねて上下逆にして重なりの部分を見ながら、ズレていないかを確認しながら、重なったときのズレを削っていきます。

重なりのズレを見るため、上台と下台を上下逆にして重ねます。


重ねた時に少しでもズレがないか確認し、ズレをカンナで取っていきます。


そして裏板をカンナで仕上げていきます。

そして重なりを合わせて、立側をカンナで仕上げたら下台の上板に「重ねのサン」を打ちます。これは、下台の上板に打つサンの事で、このサンによって上台と下台のズレを防ぎ、地震などの時も、上台が落ちてこないように上台をしっかりと支える役目もしています。

重ねのサンを打ちます。これは上台と下台がズレないように、上台が落ちないように止める意味もあります。

その後、台輪を下台に取り付けて、やっと立側が完成しました。この後は、引出し周りに入っていきます。

台輪を取り付けて、立側の完成です。

今日の私は、昨日削って準備していましたホテ板を組む仕事でした。枚数にして80枚近いホテ板を組みました。しかしこれもあっという間に無くなってしまうので大変です。

今日はホテ板を組んでいました。


かなりの枚数のホテ板になりました。

その後は、地板を組み、その板を貼ったり、扉やカガミ板を作ったりで次々と仕事が出てきます。
明日も全力で頑張ります。

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