桐たんすの組み立て 神奈川県T様の和たんすを作る3

今日の新潟は天気予報の通りに、夕方から久しぶりの雨が降ってきました。連休前に干した板ですが、雨が少なかったのでこの雨は嬉しいです。

夕方から久しぶりの雨です。

今日も下三の和箪笥の制作のですが、昨日までは観音開きの中の部分、中棚、タイコ、ツカを立てるところまでをお伝えしましたが、今日はその続きです。

観音開きの中の部分の、中棚、タイコ、ツカを立てたら次に、上板、地板、立側の中に入れ込んでいき、上台を立てていきます。

上台の立側の中に、中棚、タイコ、ツカを入れ込んでいきます。

上台の作り方として、中の部分を立側本体の中に入れ込んでいくのです。入れ込むときは、長ハタガネと3寸の木釘mそしてシャコ万でしっかりと締めて、のりが乾くまで少しの間置いておきます。

立側をシャコ万でしっかりと締めていきます。

のりが乾いたら、上台の裏板を木釘で打っていきます。裏板を打つ前に、中棚、地板の位置に予め印をつけ、中棚、地板の場所に木釘が打てるようにします。

裏板を打つ準備をしています。


長ハタガネでしっかりと止めながら、裏板を木釘で打っていきます。

裏板を打ったら、下台の立側を組み立てます。下台は引出しが三杯入ります。下台の立側を固めたら、地板の部分を取り付けるため、シャコ万でしっかりと締めて付けていきます。

下台の地板の部分をシャコ万で締めて取り付けます。

その後は、上台の上板と地板を長ハタガネとシャコマンで締めて、のりが乾くまで少しの間、置いておきます。

上台の上板と地板を長ハタガネとシャコ万でしっかりと締めて取り付けます。

のりが乾くまでの間は、台輪の制作に入ります。胴丸の台輪は柾が縦目ですので、縦の目に沿ってカンナ掛けを行います。

胴丸の台輪は柾が縦目ですので、目に沿ってカンナで仕上げます。


胴丸の台輪を組みた立てていきます。

今日の私は、引出しの「ホテ板」がないことに気づき、急遽、ホテ板作りをしていました。1年間天日で干してアクを抜き、乾燥して山のように積んであるホテ板を台車に載せ、手押しで均して自動に掛けて厚みを決め、あいばを擦って組む段階まで持っていきます。

ホテ板を台車に積んで、これから手押しで均していきます。

その後は、カガミの芯を貼ったり地板を削ったりでホテ板を組むことは出来なかったので、明日に回します。

明日も全力で頑張ります。

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