桐たんすの組み立て 神奈川県T様の和たんすを作る

今日からは神奈川県のT様からご注文いただきました和たんすの制作をお伝えしていきます。

今回は和たんすの基本の形「下三」と呼ぶたんすのご注文でした。下三とは、本体が2つに分かれる桐たんすで、上台と下台に分けれます。その下台に引出しが三段付いているので「下三」と呼びます。上台は観音開きで中は衣装盆のたんすです。

まずは図面を渡して、この図面を元に桐たんすを作っていきます。木取りを出してもらい、その全てを台車に乗せて長さ切りで、各々の材料を切っていきます。

図面をもとに、和たんすを作っていきます。


和たんすの木取り一式です。


胴丸は、定規棒がありその定規棒の寸法で上台と下台を切っていきます。

木取りの長さ、幅、奥行き、それぞれの長さに切ったら、次はカンナ掛けです。それぞれの部材の、たんすの内側になる部分をこの段階でカンナ掛けしていきます。

裏板の内側になる部分をカンナ掛けしていきます。


裏板、地板、棚板、上板、タイコなど、それぞれの部材をカンナ掛けしていきます。


棚板を立側に入れ込むために、棚板を欠く部分を毛引きで線を付けていきます。


立側に入る部分をノコで切っていきます。

今日の私は、午前中は棚板の貼り付けを貼り、その後、裏柾の足りない部分を切り、午後からは柾を組んでいました。

観音開きの扉の柾をくんでいました。

明日は午前中、電気屋さんの点検で工場の電気が止まるため、私は電気を使わない仕事を今日中に段取りしてきました。
明日も全力で頑張ります。

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