桐たんすの木取り  板あぶり(ホットプレス)

今日は、数日来、板を切って貯めておいた、それぞれの板を、熱でプレスして、反りや狂いを直す、板あぶり(ホットプレス)を行いました。実は、2日前にも第一弾として行っているのですが、今日はその2日目。


反りや狂いが取れた板。このまま積んで、一晩寝かせます。

ホットプレスは、電気で熱を上げてプレスするので、結構な電気代がかかりますし、熱が上がるまでかなりの時間を要するので、切った板はまとめておいて、一度に(大体、2日間ですが)ホットプレスにかけます。

本当は、ちょくちょくやりたいのですが、その都度、熱が上がるまでの時間や、電気代のことを考えると、まとめて一度の行うというパターンになっています。

この担当は、いつもは奥様。私も出来るのですが、他にやらなければならない仕事もあり、奥様に頼っております。また、この仕事、どの板を、どこに置いて、どの順番で行った方が、早く終わるのかの段取りを常に考えて行わなければならないため、相当、頭を使います。


引出しの底板。かなり切ったので、タワーになっています。狂いも取れて真っ直ぐです。

「段取り8分に仕事2分」と言いますが、この仕事は、全てが段取りです。


私は、今日は板貼り。長い裏板は、慎重に貼ります。


別注の大きなたんすの木取りです。少しずつ木取りが進んでいますが、これもいずれお伝えします。

150度の熱で、片面ずつ、ひっくり返して両面行うのですが、片面約2分プレスしている間は、次の板の準備やら、終わった板をどこにどう積んでいくやらを、同時進行で、考え、行っていくので頭も使います。

ですので、ホットプレスに入ると、「どっと疲れる」と奥様は言います。私も補助的なことはやりますが、今では、奥様のほうがう上手いです。


段取り8分です。

さて、明日はホットプレスにかけて反りや狂いを取った板を、削り、組んでいく作業です。私、少々、風邪気味ですが、明日も全力で頑張ります。

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