「急性虫垂炎」

  晴れのち曇り。

4月18日(水)
大阪の大切なお客様のもとに、2本セットの桐たんすをお届けする日でした。

起床は午前4時。
起きた時にはすでに、腹部に何とも言えない痛みのような感じがありました。

いつも朝ならセブンでコーヒとサンドイッチなのですが、その日に限ってリポD.
午前5時前に工場で弟と合流し、いつものように関西へ。

しかし、高速に入ってすぐの栄PAで運転を断念。
弟に運転を代わってもらい、助手席で横になるのですが、痛みは収まるどころか
増して来るような感じ。(この時点で、大阪行けるんだろうかと思いました)

その後、増してくる痛みを堪えながら、給油のため福井県の南条SAへ。
トイレを済ませ少し楽になったので、弟から運転を代わります。

でも、運転すること1時間が限界で、再び、弟に運転を変わってもらって
何とか大阪市内のお客様のもとへ、桐たんすをお届けさせていただきました。

お届けの時は必死で、痛みを忘れるのですが、それが終わってホッとしたのか
痛みが一気に襲ってきます。

名神の草津SAで弟は昼食、私は車内で休憩していたのですが、
ここが痛みの我慢の限界でした。

昼食から戻った弟に、「救急車を呼んでほしい」と伝えましたが、ちょっと
聞いてくるとSAのスタッフの元へ。
すぐ近くに「滋賀医大病院があるから」と聞き、すぐに車を走らせました。

草津SAからホント、すぐのところに滋賀医大病院があり、腹痛の急患として
診ていただくことが出来ました。
その後は、診察、血液検査、CTといろいろな検査を受けたのですが、
痛みの原因が分からず、腹痛の痛みと戦うこと約3時間。

最初は「みぞおち」の場所が痛かったのですが、痛みが移ってきたとの
事で、「急性虫垂炎」と診断され、即、手術が決まりました。

もう、その後は、手術へ向け手の準備が慌ただしく進み、午後8時に
人生初めての手術室に入り、全身麻酔を受け、手術が開始されました。

気がついたら、朝方。
体にはいくつもの管が繫がれていましたが、痛みはなくなっていました。

今回の入院に関して、今思えば、いくつもの奇跡が重なって、今があるような
気がしています。

・我慢の限界を超えたときに、すぐ近くに「滋賀医大病院」があった事。
・救急担当の医師が、懸命に痛みの原因を見つけてくれた事。
・すぐに手術を行ってくれた事。
・そして退院後、週末の京都での展示会で、弟と合流できた事。

まさに奇跡の連続としか言いようのない出来事でした。

手術後は、突然来た、訳の分からない新潟県人にも、本当に暖かなケア。
スタッフも心優しい、優秀な方々でした。

本来ならば、月曜日退院の予定だったにもかかわらず、
無理を聞いていただいた、担当医の先生を始め、病院スタッフの皆様。

そして、病院搬送から付き合い、朝方に新潟まで帰り、翌日、京都での
展示会のため、トラックを一人で走らせた弟。

そして、京都での展示会の搬入、搬出を手伝っていただきましたM様。

また、ご心配とお気遣いいただきました、多くの皆様に、この場をお借りして
お礼を言わせていただきます。

「本当にありがとうございました」

さすがに普通の生活にはまだ遠い日常ですが、少しずつ、回復に努めて
いきたいと思います。

当たり前の日常が、当たり前ではないこと。
ホント、身に染みて感じた、日々です。

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