山口県→徳島県→兵庫県までお届けでした。

  全国的に晴れ。  気持ちいい一日でした。

新潟の桜は散り始め、葉桜が見え隠れしている今日、この頃です。

昨日の金曜日から今日にかけて、中国、四国、近畿地方に桐たんすの
お届けに行ってきました。

金曜日の起床は午前3時半。
工場出発は、午前4時半過ぎで、北陸高速を一路、まずは山口県に向けて
走ります。

数年前に、福岡県にお届けに行ったことがあるので、その時の
タイムスケジュールを思い出し、出来る限り、無駄を省いて、走りに徹します。

兵庫県までは、結構、行っているので問題なく進むのですが、
そこから先の、岡山県、広島県が走り慣れていないので、ずいぶんと長く
感じます。

途中、広島県の福山SAで昼食を取り、そこからまた、ひと頑張りして
今回の目的地、山口県小野田市に向けて、走ります。

行ってみて分かったのですが、小野田市って、もう下関に近いんですね。
山口県って、まだ、本州なので、九州よりは近いって感じだったのですが
そうでもなかったです。

お客様には、午後4時頃の到着ってお伝えしていたのですが、着いたのは
午後3時でした。運転していたのは10時間。以外と、早く着いた感じです。

その後、素敵な和室にお届けし、お茶をいただき、小野田市を後にしました。
I様、本当にありがとうございました。

その後は、予定では岡山県の倉敷まで戻り、そこに宿泊する予定だったのですが、
行く途中に、意外と速く着くかもしれないとの感じで、急遽、倉敷のホテルを
キャンセルし、瀬戸内海を渡った、高松のホテルを予約したのです。
(これが後になって、後悔でした)

小野田市を後にしたのが、午後3時半。
そこから今日の宿、香川県高松市まで、一路、山陽道をひた走ります。

一軒目のお届けが終わった安堵感もあって、リラックスムードのまま、
走るのですが、ナビに表示される距離と時間は、まったく予想を反して
縮まらないまま、走り続けます。

結局、倉敷に泊まれば楽だったのですが、そこは予約してしまった事。
そこからもう一時間、瀬戸大橋を渡り、四国に上陸して、高松に着いたのは
午後7時半でした。

その後は、行き当たりばったりの居酒屋で食事し、今回も東横イン(定宿)
に宿泊でした。
先週の京都も、東横イン、今回も東横インで、2週連続で東横イン。
で、今回の高松の東横インも、思い起こせば前にも宿泊して2回目の東横インでした。

そして、一夜明けて今日。
高松市から、隣の徳島市まで向かいます。
徳島市内の、アパートに婚礼の桐たんすとしてご購入いただきました
和たんすをお届けさせていただきました。
納品後には、お母様もお越しいただきまして、お話しさせていただきました。
I様、本当にありがとうございました。

その後は、鳴門大橋、明石海峡大橋を渡り、兵庫県へ。
もう、何度も鳴門大橋や、明石海峡大橋を走っていますが、この海の上にかかる
大きな橋は、何度走っても手に汗握るというか、あんまり良い心地はしませんね。
特に今日は、風が結構強かったので、余計にドキドキでした。

そして、今回の最後のお届け先であります、兵庫県宝塚市まで。
箕面、有馬抜けて結構な山道を、宝塚まで走ります。

ホント、兵庫県には結構行くのですが、いつ行っても、閑静な住宅地が
並び、宝塚、西宮などは大好きな街並みです。

そんな閑静な住宅地の一角の素敵なマンションに整理たんすをお届けでした。
Y様、本当にありがとうございました。

実は、今回の3組のお客様は、全て弊社のホームページでお求めいただいた
お客様でした。
お電話で、何度かお話しはしていましたが、全ての方が、実際に
桐たんすを見ずに、私達ともお話もせずに、ご購入を決めていただいたお客様でした。

本当にこの会社を信用していいのか? こんな高価な桐たんすを実際に見ずに、
購入していいのか?など、今回のお客様も思っていたことでしょう。
(実際に、信用して大丈夫?というお言葉もいただきました)

それは、本当に当然のことだと思います。
私だったら、こんなに高価なものを、ホームページだけで買うかと言ったら
買わないかもしれません。

それを、リスクを冒して、買ってくれるお客様がいるのですから、
そこは作り手としても、誠意感じて、自分たちで届けよう!、
高価な桐たんすは、運送会社さんには任せられないという気持ちがあり、
今回は、遠いとは思うのですが、私たちがお届けさせていただきました。

十数年前、親方の時代の「問屋卸」から、自らが作った桐たんすは
自分たちで販売しようと、切り替えた瞬間から、もう決めていたのです。

出来るだけ自分たちが作った桐たんすは、自分たちでお届けしようと・・・。

今回のお届けでも、待っていてくれるのです、私達の桐たんすを。
そして、お土産やお心遣いまで用意して下さって、本当にありがたい気持ちで
いっぱいです。

この納品の時にこそ、私は、私が桐たんす屋をやっている意味が見いだせるのです。
これが、私の使命感というか、私のやりがいなのです。

出来れば、全てのお客様にこうしてやっていきたいのですが、それも限界が
あるので、出来る限りということにさせていただきたいと思います。

今回の3組のお客様は、私が無理を言って、日程を合わせていただきましたので
ありがたいことに、こうしてお届けさせていただくことが出来ました。
本当にありがとうございました。

長くなりましたが、インターネットの時代でも、最終的には、人と人が
顔と顔を合わせていく。

遠い、近いではなく、そんな関係の商でありたいと思っています。

今回のお客様には、感謝致します、
本当にありがとうございました。

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