静岡県T様の着物たんすを制作する

今日からは静岡県にある着物屋さんから御注文を頂きました。お店で使う、反物を入れる用の桐たんすを設計事務所さんの設計でご注文を頂きました。

設計事務所さんからの図面を、改めて私仕様(桐の蔵仕様)に書き直します。それを使って制作を進めます。

今回はミリ単位の指定。外寸の大きさはある程度守ればいいのですが、内寸はミリ単位での指定です。

側板、上板、底板、裏板はムク板。材料は厳選されています。

長さ切りで部材を切り分けていきますが、ここでも切る前に、一応、メジャーを使って図ります。

何せ、ミリ単位の指定ですから・・・。

本体、上板をカンナで仕上げていきます。

本体、立側をカンナで仕上げていきます。

予報では、今日から気温が30度を超えて行く予報。でも、それに反して曇り。意外と過ごしやすい感じでした。

柾板を入れました。

昨年の夏に干した「柾板」を今日は取り入れました。

いつもの様に、数日前から天気予報を何度も見て、晴れの日を予想し、梅雨の晴れ間を狙って、今日、柾入れでした。

約一年干した柾板は、しっかりと渋も抜け、良い色に変わっていました。

職人全員で行い、一枚一枚職人の手によって取り入れられます。この手間がかかる作業が良い桐箪笥づくりの過程の一つなのです。

午後までかかると思っていましたが、さすがに慣れたもの。午前中で終了でした。

これで約一年分の柾板。

後は再来年分の柾板を仕入れに行って来ます。

今日の午前中はそんなに暑くもなく、外仕事をするにはまずまずの天気でした。

有難いですね。感謝です。

北海道I様の和たんすの制作する26

北海道I様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、大引き出しを本体に入れていきます。

上台の小さな観音開きの上の両端の丸をカンナで削って作り、ペーパー(紙やすり)で丸めていきます。

上台が観音開きなので、脚立に上がって扉を仕込みます。

最後に観音開きの扉をカンナで仕上げて完成になります。

この後は、塗装、金具付け、調整、点検、梱包してお届けになります。

梅雨真っただ中ですから、毎日がジメジメとしています。今年は梅雨らしくていいですね。外に干してある桐板の渋も良く抜けてとってもいいです。桐箪笥屋にとって、梅雨は重要ですから。

埼玉県、東京、神奈川県へ桐たんすのお届けでした。

昨日は桐箪笥のお届けに行って来ました。今回は軒数が多いので、4時起床、5時半出発です。

一軒目は、東京練馬区へ。修理させていただきました再生たんすをお届けさせて頂きました。

「素敵な色~!」とのお褒めお言葉を頂きました。M様ありがとうございました。

その後は国立市へ。

修理させていただきました再生たんすをお届けさせていただきました。

国立市に行く機会が多いのですが、最初に行かないとこの地域は意外と時間がかかる地域なんですよね。K様、ありがとうございました。

そして、国立市から戻る形になるのですが、三軒目は埼玉県越谷市まで。お客様のMさまは、弊社のショールームまでお越しいただき、別注の胴丸の整理たんすをお求め頂きました。

お届けさせていただきましたご自宅も新築で、本当に素敵なご自宅でした。M様、ありがとうございました。

そして最後の四軒目は、神奈川県横浜市まで。

以前、東京での展示会にお出かけいただき、その際にご自宅にある大切なお雛様を入れるたんすが欲しい。との事で、色々と悩みましたが、写真のような雛人形たんすをご提案させていただきました。

観音扉を開ければお披露目でき、扉を締めれば仕舞える本当に便利なたんすです。

3月になるとひな人形の箱などのお問い合わせをたくさん頂きますが、こんなたんすも良いものです。ご参考下さい。

代々、受け継がれてきた素敵なお内裏様とお雛様を入れて頂きました。

別注でサイズも図ってお作りさせて頂きましたので、ぴったりサイズ。

I様、ありがとうございました。

一日で四軒お届けさせていただきましたので、帰りは夜になりましたが、本当に有難いですね。

感謝です。

北海道I様の和たんすの制作する25

北海道I様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、大引き出しのホテ板をカンナで削りながら、本体に入れていくための調整をしています。

引出しを本体に入れて、引出しの上口をカンナで削ります。

引出しをカンナで削っては本体に入れて確認し、どこが当たっているかを見ながら、また出して削る。

それを何度も繰り返します。

何度も何度も繰り返して、密閉度のある桐箪笥の引出が完成します。

引出しを入れては確認し、出して削る。職人が何度もこれを繰り返すことで、一つ引出しを入れると、他の引出が、すーーーっと出てくるような密閉度の高い引出が完成します。

今日は午前中、いつもお世話になている長岡市のお客様に呼ばれて訪問。奥様からご相談され、ご依頼を頂きました。こうしてお客様と繋がれている事、有難いです。感謝ですね。

 北海道I様の和たんすを制作する24

北海道I様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、衣装盆をまとめてハタガネで締めて角をカンナで削って丸くしていきます。

そのまま角をペーパー(紙やすり)で角を落としていきます。

小引き出しの先板をカンナで仕上げていきます。

大引き出しのホテ板をカンナで仕上げていきます。

大引き出しの底板をカンナで仕上げます。底板の木目が美しいです。

今日は昨年干した「柾板」を取り入れようと、何日も前から天気予報をにらめっこしながら決めていた日。しかし、昨日から予報が雨に。午前中の数時間の雨で柾板の取入れはキャンセル。

予報は明日(今日)からずっと雨。今日しかなかったのですが・・・。残念です。

ここまで来ると、梅雨が明けたらですね。

北海道I様の和たんすの制作する23

北海道I様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、小引き出しの上口をカンナで削っています。

小引き出しのホテ板をカンナで削りながら、本体へ入れていきます。

大引き出しのホテ板をカンナで削りながら、本体へ入れていきます。

大引き出しのカガミ板をカンナで仕上げます。

大引き出しを本体へ入れています。

週末は東京代官山での展示会を終え、昨日の夜、帰宅しました。ご来場いただきましたお客様、ありがとうございました。

東京も暑かったですが、帰って来たら事務所も暑かったですね。明日からはずっと雨の予報。梅雨が戻ってくるみたいです。

東京・代官山で展示会です。

今日から、東京・代官山ヒルサイドテラスを会場に、展示会を行っております。

今日の東京は、梅雨の中休みで、曇りの天気。新緑が美しいです。

会場の代官山ヒルサイドテラスは、私の若かりし頃の青春の街。ホットドックプレスやポパイを愛読し、憧れて何度も遊びに来ていた街。そのころから、このヒルサイドテラスはありました。

ここで展示会を始めてから、もう10数年が経ちました。すっかりお馴染みになりましたが、いつ来ても古さなど感じず、新鮮な気持ちで行えますね。

時代は流れますが、いつも新鮮なところ。この辺も流石ですね。

明日からは天気も良さそうです。日曜日まで開催しております。是非、お時間お作り頂き、お出かけいただければ幸いです、

 北海道I様の和たんすの制作する21

北海道I様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、小引き出しの底板を木釘を打って止めていきます。

本体を固めた引出しを重ねていきます。

大引き出しの底板をハタガネで締めながら木釘を打って止めていきます。底板の木目が美しいです。

大引き出しの底板を打つ前に、玄翁で木殺しをしてから底板を打ちます。

衣装盆をひっくり返して台の上に乗せ、底板をカンナで仕上げていきます。

今朝は小雨が降っていました。おかげで涼しい一日でした。

北海道I様の和たんすの制作する20

北海道I様から御注文頂きました和たんすの制作ですが、小引き出しのホテ板とカガミ板の蟻組を入れ込み、枠を固めていきます。

大引き出しの枠を固め、先板から木釘を打って引出しを止めていきます。

ホテ板のホゾに接着剤を付けていきます。

先板とホテ板のホゾを入れ、大引き出しの枠を固めていきます。

ホゾを入れ、打ち当てで叩いて引出しの枠を固めていきます。

今日は夏至ですね。一年で一番太陽の出ている時間が長い時です。私はカーテンの隙間から入って来る朝陽で起きますから、結構早いです。でも気持ちが良いですね、早起きは。