神経が擦り切れるような・・・。

   雨。   夜は雷が・・・。

先日の日記「今年一番の・・・」で書いた
今年一番の桐たんすが、ついに完成した。

本当に、仕上げに入る前の晩は寝れなかったし、
仕上げ塗りに入る前は、とっても緊張した。

偶然にも、仕上げ塗りに入る直前には、
そのお客様から「今はどんな感じですか?」と
電話が入った。

だから余計、失敗できない緊張感にかられ、
ホント、神経が擦り切れるくらい慎重に、慎重を
重ね、何とか今日、完成した。

ご注文を頂き、桐材を選び、段取をして、製作に入る。
そして、木地が完成し、塗りに入って、仕上げをし、完成した。

その間、約3ヶ月。
長いようで、短かったが、本当に緊張した月日だった。

まだ、お届けの日程は決まっていないが、
最後の緊張がまだ、待っている。

当然ながら、それはお届け。
私と、弟の2人で、大丈夫か?と真剣に思う。
だって、本当に重いのですから・・・。

この桐たんすがお部屋に納まるまでは、安心できません。
今年中に、お届けできるのでしょうか・・・。

今年一番の・・・。

   晴れ。    久しぶりの天気です。

以前、この日記で書かせていただいた、展示会にお出かけいただき、
某家具店様との相見積りとなったお客様の桐たんすが、
完成間近となってきた。

このお客様のお届けは、年内、何とかクリスマス前にはお届け
したいと思ってはいるが、今日、木地が出来上がった。
明日からは、塗装に入る最終段階だ。

でも、この桐たんす、桐の蔵が今まで製作してきた中でも
数本に数えられる、そりゃ、すごいものだ。

特に、材料は、吟味に吟味を重ね、そのほとんどは、極上の
柾目を使い、それも、厚い。

サイズも、「ゆったりときものを収納したい」との希望で、
幅、奥行きともに、ゆったりサイズ。

そして、きものをしまう衣装盆には、桐と共に、ウォールナット
が貼られ、豪華さもひときわ。

そのせいか、軽さが売りの桐たんすだが、結構、重い。
当然ながら、お届けは、私と弟の二人。

また、それも、重なりがない、一本ものの桐たんすだから、
慎重にならざるを得ない。

明日は、下塗りと、上塗り。
その後、金具付けという段取り。

今から、お届けの際の心配もそうだが、明日からの
仕上げの工程も無事に行くように、祈るしかない。

こんな桐たんす、そうそうない。
お届けの後、いつか、ここでも報告しよと思っています。

今年もご苦労様でした。

   曇り時々、雨。    でも、まだ、暖かいです。

さて、今年も残すところあと、わずかになってしまいましたが、
昨晩は、桐の蔵の忘年会が行われた。

一年間のお疲れ様の気持と、これからもがんばっていただきたいとの
思いを込めて、全職人さんと、我々の家族、そして弟家族も
揃っての忘年会だ。

詳しくは、弟がまた、写真で報告してくれると思うが、
今年は新人君を交えての有意義な会だった。

この新人君、お酒は大好きだとか・・・。
何でも、毎週末は飲みに出かける、根っからの職人気質らしい。

まあ、その辺はすでに新人らしからぬ、ベテラン職人の
域に達している。

でも、なにせ、座った場所が親方と、親方婦人の間。
それが、もう、物語っていた。
酔った親方にはいじめられ、何だか可哀想に・・・。

これも、新人としての試練かも・・・。

でも、最近の頑張りは目に見えて良くなっているような・・・。
この忘年会で、英気を養って、また、週明けから
頑張ってもらいたいものです。

年内のお届けのピークです。

   雨。   一日、雨。  雪のピークは越えたみたい。

今年も、あと、数十日で一年が終わってしまう。
先日まで、まだ暑かった日々が思い出されるが、
毎年のことなのだが、一年はあっという間に過ぎ去ってしまう。

この12月の今は、年内には届けてね!というお客様の
ご注文の製作がピークを迎えている。

クリスマスケーキではないが、桐たんすって今でも、
大安吉日や、季節の節目、そして一年の節目には、
お部屋に入れたいと言った事が多い。

だから、年を越す前には新しい桐たんすが欲しいという
お客様のご希望を叶えるべく、工場は一年のラストスパートを
迎えているといった感じだ。

今年のお届けは、大阪と、東京、そして出来れば群馬県に
お届けする。
これが今年のラストスパートだ。

それと平行して、来年のお届けも視野に入れながら
段取りをしなけらばならない。

ゆっくり出来るのは、まだまだ先というか、ゆっくりしよう!
なんて、思うのは、まだまだ先。甘いと言われるかもしれない。

今年のクリスマスは桐たんすのお届けかもしれない。
本当にゆっくり出来るのは、年が明けてからかも
知れません。

ダウンベストと、Tシャツと・・・。

    曇り時々、雨。

今朝の起床は、午前5時。
まだまだ、真っ暗な時間だが、幸いなことに雪は降っていなかったし、
積もってもいなかった。

今日は、三浦半島の逗子市まで、桐たんすのお届け。
朝、5時半に出発し、高速道路を走り、一路、逗子市まで・・・。

しかし、関東へ行くには、雪国のメインである、あの湯沢町と
関越トンネルを抜けなければならない。
そこに近づくに連れて、雪が多くなってくる。
そして、深々と、雪は降り続く。

まるで、真冬のような景色だった。

当然ながら、スピードは慎重にならざるを得ない。
雪道の運転は、余裕を持ってだ。

慎重に雪国の舞台を過ぎ、トンネルを抜けるとそこは、
快晴だった。
もう、あの鉛色の空がウソのように。

順調に、逗子市に着き、T様の御嬢様のお宅に
桐たんすをお届けし、美味しいお茶を頂いた。
お部屋には、眩しいくらいの日差しが降り注ぎ、
TシャツでもOKな位の天気。
暑かったほど・・・。

T様の御嬢様、お母様の言うとおり、本当に可愛くて
モデルのようでした。
T様。ありがとうございました。

当然ながら、帰り道も順調。
でも、関越トンネルに近づくにつれ、空の色が・・・。

で、トンネルを抜けたら、また、「雪国」だった。
これが、12月の新潟です。

確かにハンデがあるといえば、そうだが、
それをハンデと思わないところが、新潟県人。
雪は、毎年、降るものですから・・・。

さすがに、加茂市まで来ると雪はなかったが、
まだまだ、雪は降る予報。

一日で、ダウンベストとTシャツを体験した日でした。
でも、あの快晴の青空は、何ともいえない憧れでした。

これからが本番です。

    雪。   ついに降ってきました。一日中、雪でした。

今朝、起きたら、車の上に雪が積もっていた。
週間天気予報では、確かに今日から「雪」の予報だったが、
これほどまでに、当たるとは・・・。

その後、ずーーーーと雪は降りつづけ、
一日中、降っていた。

今年の雪は早かったが、この時期に、これ程降ってしまうと
先行きは不安だ。

そんな時に限って、明日は神奈川県の「逗子市」まで
桐たんすのお届け。

高速道路は大丈夫なのだろうか?
湯沢なんて、降ってるんだろうな〜。

なぜか、いつも遠方の配達というときには、雪が降る。
または、大雪になる。

これって、いつもの行いが出るのだろうか?
まあ、でも、明日は慎重に行って来ます。
雪のない、逗子市まで・・・。

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茶畑と、みかん畑を抜けて・・・。

   晴れ。    静岡は暖かかった・・・。

今日は、9月に初めて展示会を行った静岡市で、
桐たんすをお求め頂いたY様へ、桐たんすをお届けに伺った。

事前に、到着時間が読めなかったので、午後のお届けと言う事で
こちらの出発を午前7時過ぎに。
でも、朝のラシュと重なり、高速に乗るまでにかなりの時間を
費やしてしまった。

やはり、朝のこの時間帯は避けたほうが良かった。
そのお陰で、高速は全開での走行。
バックミラーを常に意識し、警察のお世話にならないように
注意して走った。

静岡県内に入ると、高速道路の脇の山々が、何だか、
オレンジ色に染まっている。
私は、助手席だったので、よく見て見ると、急な傾斜の山に
みかんの木が植わっている。

へーーーーえ、(10へえ)、みかんの木ってこんな急傾斜の
所に植わっていっるのだ!!!と、初めて知った。
それも、高速道路のすぐそばの急傾斜の山にだ。

そして、結構な数のみかんの木が連なっていた。
さすが、みかんの産地「静岡」だけある。
感心しつつ、お客様のご自宅まで急いだ。

無事に、午後1時過ぎに、Y様宅に到着。
敷地は本当に、広い!!!
玄関までは、かなりの距離がある。
この辺の地主さんといった感じでした。

桐たんすをお部屋に据え付け、お茶を頂き、
失礼させていただいた。
Y様。本当にありがとうございました。

その後、高速を走り、遠路、新潟まで戻る。
来るときには気づかなかったが、高速から見える場所に、
かなりの数の茶畑が見える。
これも、さすが、静岡だ。

私、静岡でお茶って採れるのか疑問だったが、
ホント、ビックリするくらいの広い茶畑が広がっていた。
静岡茶って、ホントなのですね。

でも、茶畑はきれいな形を整えて、美しい緑色をしていた。
そして、みかん畑もまた、緑とオレンジ色のコンストラクトが
新鮮でした。

ただ、唯一、残念だったのが、今回も「富士山」が
見れなかったこと。

展示会で伺ったときも、重い雲にかかって全く見えなかったが、
今回も、それと同じでした。
多分ここが、富士山なんだな・・・?という感じ。

それだけが、ちょっと心残り。
でも、何よりも、無事に桐たんすをお届けできたこと。
そして、何事もなく帰って来れました。

Y様。本当に、ありがとうございました。

応援している。

晴れ。   ここ数日は暖かく、いい天気です。

人間は誰でも、失敗はある。
当然ながら、私も今だに、失敗するし、
ベテラン職人の小池さんや、横山さんでさえも
失敗する事だってある。

だから、入社一ヶ月の新人君に「失敗するな!」と
言っても、無理なのだと思う。

人って、失敗によって経験し、それを糧に成長していくもの
だと思うから。

でも、失敗したときは、当然ながら怒る。
私の性格からして短気だから、思わず、言ってしまうのだが・・・。

でも、短期的には、失敗し、怒られても
長期的にみれば、失敗も経験の一つだし、
失敗しないで成長するなんて考えられない。

だから、失敗するしないに関わらず、「応援している」
本心は、そこにある。

だから、怒られようが、実は「応援している」・・・。
私も、そうして怒られながら今に至っているから。

まあ、修行の時って、怒られるのが仕事みたいなものですから。

追伸
    
長男、いさみのサッカーも、そろそろ小学校6年間の
集大成の頃を迎えている。
この季節、外でのサッカーは出来ないので、室内での
フットサルの大会が、来週末に予定されている。
それも「応援している」

特に、嫁さんは・・・・・。
頑張ってねと・・・・。

四本目、五本目のお客様です。

   晴れ。  今日も暖かかった・・・。

先週末の仙台での展示会から帰って、一息つく間もなく
今日は、桐チェストと特注の、桐とガラスのショーケースの
お届け。

午前中は、新人君の段取りと、嫁さんの段取りを大急ぎで
済ませ、お届けの準備をして、終えた。

一軒目は、隣町のY様
今までに御嬢様のお嫁入りに際して「桐チェスト」を3本
買っていただいたお客様だ。

今回は、奥様のたってのご注文で、前面がガラスで
帯などを飾れる、桐とガラスのショーケースをお作りさせえて
頂いた。

ご自宅の床の間には、「利休」の書が飾られ、いい雰囲気。
そこに、このショーケースを飾る。
どんな感じになるのか、楽しみです。

その後、高速道路を走り、新潟県の下のほう、上越市まで。
2軒目のお客様も、なんと!!、桐の蔵のチェストと桐たんす
を計、4本もお求め頂いている、大切なお客様です。

今回は、五本目となる、桐チェスト。
本当に、ありがたいものです。

今週の予定をカレンダーで見ると、明後日は静岡、
翌週は、神奈川県の逗子市までの、配達が続く。

裏を返せば、買っていただいたお客様のもとへ、
桐たんすをお届けしにいくので、反面、楽しみでもある。

展示会以降、お会いしていないお客様。
どんなご自宅なのか?
桐たんすを喜んでくれるのか・・・・?

不安と、期待をもって、大事に桐たんすをお届けさせていただきます。