先日、読売新聞新潟支社さんから桐の蔵を取材したいとの
お電話をいただいた。
取材の日は、先週の金曜日。
何と!、新潟での展示会の前日。
この記事が、展示会当日の土曜日に出れば・・・。と
思ったが、そう簡単にいかないのが現実で、
展示会中の日曜日の朝刊にも記事は載らなかった。
で、展示会も終わりすっかり忘れていた火曜日の
読売新聞の朝刊に記事は出た。
それを知ったのは、取引先の機械屋さんからの一言。
「今日、でっかく出ていましたねー」と・・・
えっ・・・・・?
何せ、読売新聞は取っていないもので。
休憩時間に急いで近くのコンビニへ読売新聞を買いに走る。
で、買って帰って読む。
ほんと!、大きな記事だ。
記者の方の文章も結構いい!
欲を言えば、これが展示会前か、展示会中に出ていれば・・・
なんて言っても始らないのだが。
写真で見せられないのが残念ですが。
今度、「桐の蔵・作業日記」にアップしてくれるように頼んでみます。
でも、嬉しいことも。
この記事を読んで、昨日は、桐チェストが欲しいという問い合わせと、
今日は、遠い街からの来店もあった。
さすが新聞の影響はすごい!
でも、来週の水曜日(9月13日)は、テレビ(大阪・毎日放送)だ。
この影響は、どれくらいなのだろう。
想像がつかない。
この番組(ちちんぷいぷい)って、関西では、相当な人気だと聞く。
徳島に住む(N様もそう言っていた・四国でも放送されているらしい)
その報告は、もう少しお待ち下さい。
1.会社での出来事
新たなデザインの試行錯誤
昨年から、新しいデザインの桐たんすの開発(っていうか)創造に
取り組んでいる。
桐の蔵が、業界で初めて桐チェストを発表してからもう、4年程が経過
した。
この間、本当に、多くの方々にお求め頂いて、お使いいただいているわけですが、
この基本のデザインを元に、今は、その発展系とも言うべき、形と、
色(仕上げ方法)を模索している最中だ。
これ以上は、工場秘密なので、具体的なことはここでは言えないが、
この先の展示会からは、何とか、お客様に、ご意見をいただけるような
試作品が出来上がると思う。
「すぐには完成させない」
新作と呼ばれる新しい作品は、あえて、こうした気持ちで作る。
誰もが、新しい作品は、すぐに出したい。
評価が知りたいなどと、思うものだが、それを、あえて、
完成させないほうが、自分自身の中で、悶々とした、思いが、
出ては消え、出ては消える。
その繰り返しが、新たな作品を完成させるのだと思う。
焦っては、いけないのだ。
桐たんすは、日本の伝統文化だ。
経済産業省管轄の、素晴らしい、日本の伝統である。
それを基本におきながら、新たな領域にも挑戦したいと
桐の蔵は思う。
伝統は、伝統のままに。
そして、伝統も、時代に合わせながら。
この二つを組み合わせながら、伝統と言われる業界を
創造していきたいと思う。
新たなる作品はもう少し。
京都の展示会で、ご覧いただけるかも・・・。
もしかすると・・・・、でした。
今日は、大阪毎日放送の「ちちんぷいぷい」という番組で、
桐の蔵が紹介(放送)されるはずだった。(過去形です)
でも、イヤな予感(実はおめでたいのですが)は昨日の電話で
知らされていた。
毎日放送の担当者さんは、「明日は、秋篠宮紀子様のご出産」で、
特別番組が入りそうなんですよ・・・と。
えっ・・・・・・・。
でも、放送される確立は80%はありますから・・・・との事だった。
で、今日、午後になってもダメでしたの電話がなかったので、「大丈夫なんだな」
と思っていた矢先に、電話が入った。
急遽、5時から特番を組むことになってしまって・・・・。
すみませんでした。
関西に住む、桐の蔵にご縁をいただいた多くの皆様。
ある方は、ビデオを用意していただき、ある方は、「楽しみにしています」と
メールをいただき。
どうか、「親王様のご誕生」というおめでたい出来事ゆえ、お許し下さい。
この放送は、来週の水曜日、9月13日(水)に延期されることになりました。
放送時間も午後5時前後だと思います。
あと、一週間先になりますが、この日は大丈夫だと思いますので、
ビデオの予約をお願い致します。
また、詳細は、このブログでお伝えさせていただきます。
せっかく、楽しみにしていたと言う皆様。
すみませんでした。
あと一週間、お待ち下さい。
桐の蔵と関西のご縁。
私が高校を終え関西(和歌山県)に修行にいってからなのか、どうなのか?
分かりませんが、桐の蔵は以外と、関西とのご縁が多い。
今年の春は、毎月、関西に桐たんすをお届けに上がっていたし、
関西に住む多くの方々から、桐たんすをお求め頂いた。
私自身も、親しみやすい関西人独特のノリも好きだ。
で、そんな時、HPを見た関西のテレビ局から取材依頼の電話があった。
詳細は、「桐の蔵・作業日記」で詳しく説明しているで、
ご覧頂きたい。
これほどまでの取材は、ホント、久しぶり。
桐の蔵がNHKに取材された以来かもしれない。
何と、15分間もテレビで放送されるそうだから、その取材時間は
相当なものだのだが・・・。
その取材を、1日で行うところが、関西の人らしい。
これが、NHKだったら、多分、2日はかかると思う・・・・(?)
放送局は、大阪毎日放送。
番組名は、「ちちんぷいぷい」です。
放送日は9月6日(水)。
時間帯は、午後、5時くらいからの「ぷいぷい物産」のコーナーで。
放送時間の変更も考えられますので、
録画のご用意は、余裕を持ってお願いします。
私たちは、地域の関係で見ることができませんので、
ご覧頂いた方は、何なりと、コメントください。
でも、秋の風かな・・・・。
処暑も過ぎたというから、気持ちはやっと秋に向かっているのかな?
と言う感じだ。
でも、相変わらず夜は寝苦しい。
昨日は、そうでもなかったが、一昨日までは、夜はクーラーが
活躍していた。
今日の工房は、2階に行くと、熱風ではなく、心地よい風が
吹いていた。
今日は、1階よりも、2階の方が気持ちよかったみたい。
暑い暑いと言っている期間は、新潟県は、実は、そんなものかも知れない。
気が早いかもしれないが、今日の風を感じて、「もう秋かな」って、少し
感じたのは私だけではないような気がする。
来週からは、後半戦の展示会が新潟市から始る。
8月の一ヶ月間は展示会はお休みしていたので、展示会を待つ気持ちで
ワクワクしている。
田んぼの稲も所々、色づいてきた。
新潟の秋も、もう、そこまで来ている。
お客様からの便り。
先日、群馬県に桐たんすをお届けしたお客様から、
嬉しいお便りが届いた。
このお客様(K様)は、まだお若い20歳代。
お便りからは、着物が少しずつ増え、その管理と収納にと、
桐たんすを探していた所、弊社にたどり着いたと言う。
今だに、お届けしたときの事は忘れられない。
とても広い敷地に建つ大きな家。
えっ、ここかな?とためらった程でした。
今日、届いたお手紙には、お部屋に入った桐たんすを見て、
感動したことや、ご友人にも見てもらったことなど、
最大級のお褒めの言葉を頂きました。
改めて、K様、ありがとうございました。
恥ずかしながら、こうしたお客様からの励ましの
お便りが、桐の蔵には届きます。
これって、ホント、嬉しいことです。
職人冥利に尽きる。この一言です。
この励ましの言葉を忘れず、更に、努力を忘れずに
いきたいと思います。
ありがとうございました。
癒される香り。
先日、桐たんすと桐チェストをお求め頂いたお客様のT様から
工房に贈り物が届いた。
事前に、お電話でお話しを伺っていたので、届いてすぐに
包みを開けてみた。
そこには、手作りのラベンダー細工と、一人一人に宛てた
手作りの小物の数々。
とっても嬉しかった。
中でも、T様の趣味だと言うラベンダー細工は、素晴らしかった。
母が早速、工房のショールームに飾る。
これが、何気にいい香りがする。
今日、仕事を終えショールームの飾り付けを改めてやっていると、
ふーーーっと、いい香がしてくる。
これが、自然の香りなのだろう。
ラベンダーってこんな香りなのか!って、初めて知る。(すみません)
でも、この香り。
嗅げば嗅ぐほど、さりげない香りで、すごくいい!
アロマテラピーて言う言葉もあるくらいだから、香りって
癒されるんだろう。
久しぶりに、いい香りを体験させて頂きました。
T様。
ありがとうございました。
売上よりも、お礼の手紙。
昨日、地元でも有名な会社(企業)の社長であり、先輩で、
いつも私の面倒を見てくれる、友人(大先輩)が、ふらりと、工場に
寄ってくれた。
何でも、出張だったが体調が思わしくなく、休養をとり、
その時間で、桐の蔵の工房に寄ってくれたという。
会社の規模は、月とすっぽん。
方や、数十億円の企業。そして、納税も数億円単位の社長だ。
そんな会社の社長が、ふらりと寄るというものおかしなもの
だが、私たち夫婦の結婚式の司会をしていただいたという、
ご縁もあってもう、十数年お付き合いをさせていただいている。
この社長の言葉、一つ一つが勉強になる。
さすが、社員、百数十人をまとめるだけのことはある。
とても印象に残った言葉の中に、「今年は売上よりも、お客様
からの、お礼状の数を増やしたい」と言う私自身の目標があります、
との事だった。
えっ・・・・・。
桐の蔵みたいな小さな工場の社長が言うのなら分かるが、
そこの会社は、言ったように、百数十人の社員と、売上、数十億である。
それが、売上よりもお礼状とは。
それだけ、一人一人のお客様とより深くお付き合いをしたいと言う
事なのだろう。
お陰様で、桐の蔵も、お客様からのお礼のお手紙や、お客様の感想は、
玄関の壁から、ショールームの壁一面にびっしりと貼ってある。
確かに、これだけのお客様からのお手紙を頂くのに、結構な年月が
かかったが、今では、送っていただいたお一人、お一人のお客様からの
お手紙は、弊社の宝物と、言ってもいい。
お客様から頂いた感想は、決して、良い事ばかりが書かれている
ばかりではないが、それはそれで、勉強になり、この工場をまた一歩、
発展させられるヒントが、お客様からのお言葉には、見え隠れする。
お客様からの感想には、私たちのモノ作りに対する姿勢が、如実に
表される。だから、決して、手は抜けない。
それは、一本の電話での対応から、展示会でのお話、そして、
お届けに上がった時の対応まで、それはそれは、全てチェックされている
と言っても過言ではないくらいだ。
大先輩の社長が言うのも分かるような気がする。
お客様の声は、全てにおいて最優先される。
私たちも、売上よりも、お客様のお礼状が多く届けられる工場に
なれるように努力しなければならない。
結婚と桐たんす、そして両親の思い。
以前から、桐の蔵のお出かけいただいているお客様、H様が、
桐の蔵のショールームにご家族でお越しになられた。
御嬢様の結婚に際して、桐たんすを持たせてあげたいという
ご両親。
そして、大阪で暮らし、出来れば今風のおしゃれな家具を使いたいとい
御嬢様の思い。
両方の思いを尊重しつつ、提案しなければならない。
担当としての難しい思いでした・・・
今までに、数え切れないくらいのお客様とお話させていただき、
いろいろなご家族の状況を見させていただいているので、
両方の思いは痛いほど分かる。
そんな大切な時に、私たちの桐たんすを選んでいただけたこと、
そして、桐たんすでご協力できることは、とても光栄であるし、
何を置いても、ありがたい。
御嬢様は、そんなに高価なものは必要ない。と・・・、
でも、ご両親は、この機会ってニ度とないから、お金なんて気にしないで。
という。
結局は、使う立場の御嬢様のご意見を優先しつつ、桐チェストシリーズに
決まった。でも、その後、心なしかお父様の雰囲気が暗くなった。
お父様は、ホントは伝統的な桐たんすを1本でも持っていってもらいたいと
以前から、なんども言っていたのだ。
その変化に気づき、私は御嬢様に提案する。
お父さんの思いも叶えてあげれませんか。(そんな言い方ではなかったと思うが)
結局は、お父様の強い思い(桐の洋服たんす)をチェスト風のデザインで、
特注することになった。
これでお父様のご機嫌も直り、全てが上手くいった。
一生に一度の、結婚。
そして、その際に用意する身の回りの品々。
H様は、何度も工房のショールムに足を運んで頂いていたので、
ご両親のお気持ちは痛いほど私には、伝わっていた。
桐たんすって、モノの良さもさることながら、持たせてあげる
ご両親の思い我一番大切だと思う。
御嬢様には、今日のこの時を忘れないで欲しい。
こんなにも、思いを込めていることを。
私たちも、この時は、ほんと、いい仕事だと思う瞬間だ。
H様、ありがとうございました。
緑のじゅうたんを抜けて・・・。
週末は、埼玉県所沢市での展示会。
金曜日の夕方に所沢に到着。
トラックを降りて、えっ!、、、すごい!湿気。そして暑い。
新潟は、梅雨だけれど梅雨寒って感じの日が続いていた。
それが、一山超えたら、ホント、梅雨って感じの天気だった。
でも、そんな天気に反して初日から、多くのご縁をいただいた。
前にもお求めいただいたO様。
そして日本橋の展示会にもお出かけいただいたH様。
そして小物の収納をお探しだった、S様。
最後は、来春結婚を控えているO様と、本当に、多くのご縁を
頂きました。この場を借りて御礼申し上げます。
で、今回の展示会。
あまりにも許しがたいお客様がいた。(こんな言葉ですみません)
二日目の午前中にご夫婦でお越しいただいたお客様だった。
来店するなり、片手で乱暴に引出しを引き、「これは一枚板か?」
と言わんばかりに、チェストの上板を叩く。
見るに見かねた弟が、「引出しは両手で引いていただけませんか」と、
さりげなく言うが・・・。
今度はそのご主人が、チェストの上に肘をつき、チェストの上に
書いてあった説明を読み始めた。
「そのチェストは65万円」
そのご夫婦はもう50歳を過ぎたであろう、ご夫婦。
当然ながら、常識もある方だと思う。
でも、さすがに次から次へと繰り返される、展示品への
乱暴な扱いに私は言った。
「申し訳ありません、展示品に肘をつくのは止めていただけませんか」と。
それを聞き、奥様の言葉はこうだった。
「そんなに、桐たんすって、神経を使わないといけないの・・・」
そうではないだろう。(と私は思った・・)
あまりにも、無神経な態度と、職人を馬鹿にした言葉だった。
いかに展示品といえども、手作りで時間を掛けて作った作品に
肘を付き、乱暴に扱う。
それが許せなくて、そういう扱いをさると、とても不快だと伝えた。
生意気な言い方で、申し訳ないが、そんなお客様には
高価な桐たんすを使う資格なんてない。(ホント生意気で申し訳ない)
乱暴に扱われる桐たんすが可哀想だ。
今までにも展示会にお出かけいただいたお客様にもホント、
いろいろな方がいたが、作り手として、職人として今回は耐えがたかった。
この場で書いて良いのか、迷ったが、職人としての私の
真剣な気持ちを素直に言いたかったので、あえて批判を覚悟で
書くことにした。
桐たんすは、ちょっとしたことでも傷が付いてしまう、敏感なものだ。
いつも神経を尖らせて使ってなんて言わないが、やさしい
気持ちで使ってもらいたい、のは正直な気持ちだ。
展示会で「この引出しすごい!入れると出てくるよ!!」と言って
バタバタ引出しを開け閉めするお客様にはもう慣れたが、本当は、
作り手としては、「・・・」という「気持ちだ。
一言、「引いてもいいですか?」と言われると、ほっとする。
その言葉はあってもいい。(と思う・・・)
展示品と言えども、その桐たんすが出来上がるまでに、どれほどの
手が掛かり、その作品を職人がどんな気持ちで作っているのかを、
分かって欲しい。
人が作り出すものには、数々の職人の気持ちが入っているのだ。
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