1.会社での出来事

いつの間にか・・・。

    晴れ。     めずらしくいい天気。こんな日はもったいない。

見習期間中の新人君が来て早、2ヶ月。
工場に来てからは、ずーーーっと仕上げ部門を
やってもらっているが、ここ数日は、古箪笥の仕上げが
続いた。

最近では、ある程度は出来るようになったが、
最終的な肝心な部分は、まだまだ。(無理もないが・・・)

でも、今日は私が手が離せない仕事があって、
古箪笥の仕上げを「やってみろ」と、言わずとも
一人でやっていた。

いつの間にか・・・。

出来るものです。
今日の、古箪笥の仕上げは全く、問題なく
仕上げていた。

「習うより、慣れろ」です。
まだまだ、言いたい事は山のようにあるが、
余り、怒ってばかりいても・・・。

こうして、少しづつ、出来るようになっていくのですね。
でも、いつも口癖のように言うのは・・・。

「正確に早く」
これが、本当に職人です。

「正確で普通」ならば、それは、ホント、普通なのです。
「正確に早く」がプロなのです。

これが出来ないと、一人前とは認められないのです。
これが、本当の職人の世界。

甘くはないが、頑張ってもらいたいものです。

年末の準備と、年明けの準備・・・。

    雪のち、雨。   今朝は寒い!でもこれがホントかも・・・。

まずは、12月に入ってから毎年恒例になった、
年末、お客様に出すお礼状の準備に入る。

今年はこれがなかなか進まなかった。
原因は天気。
いつも、職人さん全員の写真を撮って、お礼状の写真に
するのだが、今年は、ずーーーーと雨が続き
外で写真が撮れなかった。

数日前、ちょっとした晴れ間が出て、その瞬間に
みんなを呼んで、大急ぎで写真を撮った。
今年は、この写真で行くことに決定!!

今日は、印刷会社の担当と、最終的な打ち合わせ。
写真の画像と、文章の手直しを指示して、
何とか、年末に間に合いそう。

現場の仕事と、同時進行で年末に出さなければと
言うプレッシャーもあり、何とかめどがついた。

で・・・、それと同時進行で、年明けに出す、お手紙の
準備も佳境に入った。

これは失敗が許されないから、準備段階から、
とっても緊張する。
昨日の日曜日は、自宅に居ながら、その準備を
ずーーーーとやっていた。

自宅にパソコンを持ち込み、朝から晩までの作業だった。
でも、家族のお陰もあり、集中でき、山場は越えた。
これは年明けに出すのだが、やっとめどがついた。

ここ数年、12月はいつもこんな調子。
いくつもの事を同時進行で行う。
でも、何とかなるものです。

今週が、同時進行のピーク。
それを過ぎると、来週は、何と!!
最後の駆け込みの桐たんすのお届けのピークが待っている。

今年は、最後の最後に重大な一仕事が待っている。
これが終わらないと、今年は終わらない。

今年一年を象徴するような、年末かもしれない。
今週末はクリスマスなのだが、気分は、そこにあらず。

何とか無事に桐たんすをお届けして、
いいお正月を迎えたい。
そんな気持でいっぱいです・・・。

日本海は大荒れ。

   曇り時々、雨。     山沿いは雪に変わる・・・。

工場がお休みの今日。
でも、午前中は普通に仕事をこなし、午後からは、
別注でお作りさせていただいた、「桐の棚」を
上越市までお届けに。

このお客様、以前に桐チェストをお求めいただき、
その後、上越市で行った展示会に再度、お出かけいただき、
「ちょっと困っているの・・・」とのお話で、その困りごとを
お聞きしたら、「棚が欲しい」との事。

結局、ご主人と奥様と私の三人で話し合い、
そこに合う、棚を桐で作ることになった。

たんすなどの箱物でなくても、私たちの技術で出来ることが
あれば、何でもさせていただきます。

それをお届けに、高速道路を走ること約、1時間。
高速道路の脇は、荒波の日本海。
そう、あの松竹映画の波のような、荒波が今日の日本海だった。

これからの日本海は毎日がこんな感じだろう。
まだ、雪がないだけ良いかもしれない・・・。

で、その桐の棚は、ぴったりとお客様のお部屋に
収まった。
サイズは事前に測っていったので、ぴったりと収まるのは
当然なのだが、あまりにぴったりと収まったので、奥様も
たいそう喜んでくれた。

この喜んでいただく瞬間のために、桐たんす屋をやっている
と言っても過言ではない時でした。

帰りは、雨が雪に変わる。
そう、山下達郎の「クリスマス・イブ」の歌詞ように・・・。

そんなメルヘンチックではなかったが、雨が雪に変わる瞬間は、
いつも、何だか神秘的な瞬間だった。

大荒れの日本海と、雪。
これが、新潟なんだな・・・。

明日からの予報には、雪マークがずらりと並んでいます・・・。

神経が擦り切れるような・・・。

   雨。   夜は雷が・・・。

先日の日記「今年一番の・・・」で書いた
今年一番の桐たんすが、ついに完成した。

本当に、仕上げに入る前の晩は寝れなかったし、
仕上げ塗りに入る前は、とっても緊張した。

偶然にも、仕上げ塗りに入る直前には、
そのお客様から「今はどんな感じですか?」と
電話が入った。

だから余計、失敗できない緊張感にかられ、
ホント、神経が擦り切れるくらい慎重に、慎重を
重ね、何とか今日、完成した。

ご注文を頂き、桐材を選び、段取をして、製作に入る。
そして、木地が完成し、塗りに入って、仕上げをし、完成した。

その間、約3ヶ月。
長いようで、短かったが、本当に緊張した月日だった。

まだ、お届けの日程は決まっていないが、
最後の緊張がまだ、待っている。

当然ながら、それはお届け。
私と、弟の2人で、大丈夫か?と真剣に思う。
だって、本当に重いのですから・・・。

この桐たんすがお部屋に納まるまでは、安心できません。
今年中に、お届けできるのでしょうか・・・。

今年一番の・・・。

   晴れ。    久しぶりの天気です。

以前、この日記で書かせていただいた、展示会にお出かけいただき、
某家具店様との相見積りとなったお客様の桐たんすが、
完成間近となってきた。

このお客様のお届けは、年内、何とかクリスマス前にはお届け
したいと思ってはいるが、今日、木地が出来上がった。
明日からは、塗装に入る最終段階だ。

でも、この桐たんす、桐の蔵が今まで製作してきた中でも
数本に数えられる、そりゃ、すごいものだ。

特に、材料は、吟味に吟味を重ね、そのほとんどは、極上の
柾目を使い、それも、厚い。

サイズも、「ゆったりときものを収納したい」との希望で、
幅、奥行きともに、ゆったりサイズ。

そして、きものをしまう衣装盆には、桐と共に、ウォールナット
が貼られ、豪華さもひときわ。

そのせいか、軽さが売りの桐たんすだが、結構、重い。
当然ながら、お届けは、私と弟の二人。

また、それも、重なりがない、一本ものの桐たんすだから、
慎重にならざるを得ない。

明日は、下塗りと、上塗り。
その後、金具付けという段取り。

今から、お届けの際の心配もそうだが、明日からの
仕上げの工程も無事に行くように、祈るしかない。

こんな桐たんす、そうそうない。
お届けの後、いつか、ここでも報告しよと思っています。

今年もご苦労様でした。

   曇り時々、雨。    でも、まだ、暖かいです。

さて、今年も残すところあと、わずかになってしまいましたが、
昨晩は、桐の蔵の忘年会が行われた。

一年間のお疲れ様の気持と、これからもがんばっていただきたいとの
思いを込めて、全職人さんと、我々の家族、そして弟家族も
揃っての忘年会だ。

詳しくは、弟がまた、写真で報告してくれると思うが、
今年は新人君を交えての有意義な会だった。

この新人君、お酒は大好きだとか・・・。
何でも、毎週末は飲みに出かける、根っからの職人気質らしい。

まあ、その辺はすでに新人らしからぬ、ベテラン職人の
域に達している。

でも、なにせ、座った場所が親方と、親方婦人の間。
それが、もう、物語っていた。
酔った親方にはいじめられ、何だか可哀想に・・・。

これも、新人としての試練かも・・・。

でも、最近の頑張りは目に見えて良くなっているような・・・。
この忘年会で、英気を養って、また、週明けから
頑張ってもらいたいものです。

年内のお届けのピークです。

   雨。   一日、雨。  雪のピークは越えたみたい。

今年も、あと、数十日で一年が終わってしまう。
先日まで、まだ暑かった日々が思い出されるが、
毎年のことなのだが、一年はあっという間に過ぎ去ってしまう。

この12月の今は、年内には届けてね!というお客様の
ご注文の製作がピークを迎えている。

クリスマスケーキではないが、桐たんすって今でも、
大安吉日や、季節の節目、そして一年の節目には、
お部屋に入れたいと言った事が多い。

だから、年を越す前には新しい桐たんすが欲しいという
お客様のご希望を叶えるべく、工場は一年のラストスパートを
迎えているといった感じだ。

今年のお届けは、大阪と、東京、そして出来れば群馬県に
お届けする。
これが今年のラストスパートだ。

それと平行して、来年のお届けも視野に入れながら
段取りをしなけらばならない。

ゆっくり出来るのは、まだまだ先というか、ゆっくりしよう!
なんて、思うのは、まだまだ先。甘いと言われるかもしれない。

今年のクリスマスは桐たんすのお届けかもしれない。
本当にゆっくり出来るのは、年が明けてからかも
知れません。

ダウンベストと、Tシャツと・・・。

    曇り時々、雨。

今朝の起床は、午前5時。
まだまだ、真っ暗な時間だが、幸いなことに雪は降っていなかったし、
積もってもいなかった。

今日は、三浦半島の逗子市まで、桐たんすのお届け。
朝、5時半に出発し、高速道路を走り、一路、逗子市まで・・・。

しかし、関東へ行くには、雪国のメインである、あの湯沢町と
関越トンネルを抜けなければならない。
そこに近づくに連れて、雪が多くなってくる。
そして、深々と、雪は降り続く。

まるで、真冬のような景色だった。

当然ながら、スピードは慎重にならざるを得ない。
雪道の運転は、余裕を持ってだ。

慎重に雪国の舞台を過ぎ、トンネルを抜けるとそこは、
快晴だった。
もう、あの鉛色の空がウソのように。

順調に、逗子市に着き、T様の御嬢様のお宅に
桐たんすをお届けし、美味しいお茶を頂いた。
お部屋には、眩しいくらいの日差しが降り注ぎ、
TシャツでもOKな位の天気。
暑かったほど・・・。

T様の御嬢様、お母様の言うとおり、本当に可愛くて
モデルのようでした。
T様。ありがとうございました。

当然ながら、帰り道も順調。
でも、関越トンネルに近づくにつれ、空の色が・・・。

で、トンネルを抜けたら、また、「雪国」だった。
これが、12月の新潟です。

確かにハンデがあるといえば、そうだが、
それをハンデと思わないところが、新潟県人。
雪は、毎年、降るものですから・・・。

さすがに、加茂市まで来ると雪はなかったが、
まだまだ、雪は降る予報。

一日で、ダウンベストとTシャツを体験した日でした。
でも、あの快晴の青空は、何ともいえない憧れでした。

これからが本番です。

    雪。   ついに降ってきました。一日中、雪でした。

今朝、起きたら、車の上に雪が積もっていた。
週間天気予報では、確かに今日から「雪」の予報だったが、
これほどまでに、当たるとは・・・。

その後、ずーーーーと雪は降りつづけ、
一日中、降っていた。

今年の雪は早かったが、この時期に、これ程降ってしまうと
先行きは不安だ。

そんな時に限って、明日は神奈川県の「逗子市」まで
桐たんすのお届け。

高速道路は大丈夫なのだろうか?
湯沢なんて、降ってるんだろうな〜。

なぜか、いつも遠方の配達というときには、雪が降る。
または、大雪になる。

これって、いつもの行いが出るのだろうか?
まあ、でも、明日は慎重に行って来ます。
雪のない、逗子市まで・・・。

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スパム対策をいたしましたので、
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長い間、ご迷惑をおかけいたしました。
皆様からのコメントお待ちしています。
今後とも宜しくお願いします。

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